ものづくりとことだまの国

縄文・弥生・古墳時代の謎。古神社、遺跡、古地名を辿り忘れられた記憶、隠された暗号を発掘する。脱線も多くご容赦ください

2020初日の出 広島市 二葉山 山頂の仏舎利塔(平和塔)は原爆犠牲者の慰霊塔

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令和二年 初日の出 広島市 二葉山より

正月は、奥さんの実家のある広島市に来ている。

新幹線・広島駅から見える山の方、頂上にUFOのような建物を目にした方もおられるだろう。

山は二葉山(ふたばやま)、建物は義母や奥さん姉妹など地元の人は「仏舎利塔(ぶっしゃりとう)」と云う。正式には平和塔だろうか。

実家は二葉山の麓にある。

中世、毛利輝元広島城築城の検分のため登山した時には麓の寺の名から「明星院山」と呼ばれていたそうだ。

実家に帰った際は、時間を見つけて、ハイキングコースにもなっている二葉山に登っている。

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二葉山 山頂の仏舎利塔を見上げる

広島駅から至近のところ、山道の景色にビックリする人も多いだろう。

写真右の樹はシリブカガシ。ドングリの仲間で、二葉山は日本最大のシリブカガシの群生が見られるという。しぶみがなく、炒っておいしく食べることができるらしい。このあたりは国有林

食料になる山がある。ということは、このあたりと実家のある山の麓には、縄文の里があったんじゃないかと古代妄想。

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二葉山山頂への道

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右写真)仏舎利塔安芸の宮島方面

いつもは一人で登るのだが、令和二年の元旦は、三男も初日の出を見るというので付いてきた。

塔の正面に立つと、向こう側が爆心地(原爆ドーム)の方向。

山頂の仏舎利塔は、原爆投下で亡くなられた二十数万人の慰霊のために建立され、インドのネール首相から送られた他、仏舎利(お釈迦様の骨)が計三粒、舎利容器に入れられ納められている。

ここは爆心地から二キロメートル圏内だ。

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初日の出の光を浴びる仏舎利塔(ぶっしゃりとう)

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仏舎利塔 説明

コース案内の左下(外)、大田川方面に原爆ドームがある。

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二葉山 登山コース案内 仏舎利塔の位置

山頂の展望台から。眼下に広島駅、やや左方向にマツダスタジアム。右端には安芸の宮島を見ることができる。

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二葉山 展望案内

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右端、瀬戸内海に浮かぶ安芸の宮島