ものづくりとことだまの国

縄文・弥生・古墳時代の謎。古神社、遺跡、古地名を辿り忘れられた記憶、隠された暗号を発掘する。脱線も多くご容赦ください

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あおによし奈良

【明日香・立部】若き厩戸皇子 愛馬にまたがり恋の道 神社に残された愛の唄【定林寺跡・春日神社】

まとめ 明日香村 大字・立部。#聖徳太子(#厩戸皇子)建立の #定林寺跡(国史跡)があります。遺構だけの緑に囲まれた境域にぽつんとたたずむ立石の太子伝承。隣の #春日神社 拝殿にはユーモアたっぷり #石鎚突唄 が掲げられています 目次 明日香村 大字 立…

【国石ヒスイの古代史(15)】玉作の物部氏と忌部氏 古代王朝に仕えた祭祀の一族★★【三種の神器・雑考(5)】

まとめ 物部氏、忌部氏は古代王朝で祭祀を行う一族で、それぞれ玉作の職業集団を有していました。物部系の玉祖連は400年代の難波と河内、忌部系の玉作集団は500年前後のヤマトで、活動のピーク期とエリアは異なります 目次 難波玉作部は物部★★ ヤマト曽我の…

【天太玉命神社】曽我遺跡に近く高取川との合流点に鎮座する意味【曽我川 流域(2)】

まとめ 橿原市 #忌部町 #天太玉命神社。南約1キロ #玉作工房 #曽我遺跡 とともに #出雲の忌部氏 の拠点であったようです。#高取城 跡 に源を発する #高取川 と #曽我川 の合流点に鎮座しており、高取城主 #越智氏 の説話も伝えられています 目次 天太玉命神…

【ヤマト創世記の舞台】出雲の神を祀る河俣神社と木葉神社【曽我川 流域(1)】

まとめ 大和葛城山 が源の #曽我川 #葛城川 は大和盆地を北上し合流、大和川に注ぎます。二川流域には #弥生遺跡、古墳時代の #曽我遺跡(玉作)など。初回は #ヤマトの首渠神(ひとごのかみ)#事代主 の #河俣神社、#コノハナサクヤヒメ の #木葉神社 #雲梯…

【畝火山口神社】有史以前「火」の山の謎 神様とともに遷座の歴史【橿原・畝傍山】

まとめ 山口と名のつく神社は、山の口(麓)で #大山祇 #オオヤマツミ の神を祀ることが多いのですが、#畝火山口神社 は異例。#橿原 #畝傍山 という特別な所に鎮座したがゆえの事情で、遷座を繰り返した由緒があるようです 目次 畝火山の謎 畝火山口神社、遷…

大和三山・畝傍山のふもと 畝火山口神社にて 眠り猫?注にゃ縄(しめにゃわ)?

今日の奈良はとにかく青空。金剛葛城山系に雲がもくもく。お盆を過ぎてからの盛夏の景色。 奈良・橿原あたりから。西側の葛城金剛山系。右は忌部川 大和三山のひとつ、畝傍山のふもとの畝火山口神社(うねびやまぐちじんじゃ)にお詣りしました。 大和三山の…

【大和・下居神社】崇峻天皇の子・蜂子皇子が結んだ歴史の絆【庄内・出羽三山神社】

まとめ 崇峻天皇の暗殺直後、#蜂子皇子 は #聖徳太子(#厩戸皇子) の助けで大和を脱出。後に #出羽三山神社 を開山するなど #庄内平野 で偉大な足跡を残したことが桜井市 #下居神社 境内碑に書かれています #月山 #湯殿 #羽黒山 目次 下居神社(おりいじん…

【崇峻天皇】混乱の飛鳥 タタリ名が付けられた大王【倉梯岡陵、赤坂天王山古墳】

まとめ 最高位でありながら暗殺された #崇峻大王。#日本書紀 では犯人は悪名高き #蘇我馬子 と書かれています。宮内庁は #倉梯岡陵(円墳)としていますが、#赤坂天王山古墳(方墳)を墳墓とする説が根強くあります 目次 倉梯岡陵(くらはしのおかのみささぎ…

【橘寺】聖徳太子作? 誕生伝承地に残る愛馬・黒の駒のレリーフ【仏頭山】

まとめ 聖徳太子(#厩戸皇子 #上宮太子)の誕生地と伝承される #橘寺。「仏頭山 上宮皇院 菩提寺」と称されます。山号の #仏頭山 。麓に #黒の駒 のお地蔵さま。足元に彫られた太子の愛馬・黒駒の姿がみえるでしょうか 目次 橘寺(明日香村橘) 黒の駒(くろ…

【メスリ山古墳】日本最大の特殊円筒埴輪 大王級の大型前方後円墳【墳丘が御神体 八坂神社】

奈良盆地南東部 前期 巨大古墳 6基 まとめ 前期・前方後円墳 #メスリ山古墳 の石室には #日本最大の特殊円筒埴輪 #玉杖、武力のシンボル・銅矢じり多数が納められていました。#桜井茶臼山 とともに #ヤマト創世記 大王級の古墳。墳丘が御神体 の #八坂神社 …

【哀しみの呼応(2)】大和二上山より 磐余の池の鴨と雲★★★【鳥谷口古墳】

まとめ 幼い頃に自分たちを守るべき母を亡くした幼い姉弟。大伯皇女と大津皇子はお互いに大切な家族。運命は二人をあの世とこの世に引き裂きます。姉は約束どおり、自分が居るところが見える二上山の麓に弟を葬った。。。のでしょうか 目次 ももづたふ 磐余…

【哀しみの呼応(1)】磐余の吉備池より 大和二上山をみて詠める【桜井市吉備 春日神社】

まとめ 現世の姉 #大伯皇女 は、#吉備池 から 遠く #大和二上山 をのぞみ、あの世の弟 #大津皇子 を想います。 過酷な運命に翻弄された姉弟の哀しい物語。#万葉集 #磐余 目次 うつそみの 人なるわれや 明日よりは 二上山を いろせとわが見む 吉備池の名の由…

【ヤマト創世記】事代主・首渠神(ひとごのかみ)として神々を連れ飛鳥に鎮座【飛鳥坐神社】

目次 飛鳥坐(あすかにいます)神社 御祭神(式内社) 子孫繁栄・五穀豊穣の陰陽石、おんだ祭 奥の社、元伊勢伝承 創建地についての明日香伝承 御由緒 関連記事 明日香村栢森(かやのもり)、加夜奈留美神社 倭笠縫邑・檜原神社(大神神社末社) 大阪・今宮…

【船形石とマラ石】五穀豊穣、無病息災、子孫繁栄【明日香村の男女一対信仰】【0810追記】

目次 明日香村祝戸(いわいと)のマラ石 フグリ山・東展望台の金比羅大神碑(船形石) マラ石と船形石・明日香伝承 明日香村の男女一対信仰 柏森の女綱と稲渕の男綱 【追記】益田の岩舟(飛鳥で採れない花崗岩製) まとめ 明日香村の古い #男女一対の信仰 #…

都塚古墳の主はあの女帝?【石舞台古墳は用明天皇の墓だった!?(2)】★★★

目次 本居宣長「管笠日記」の記述 石舞台との双墳説もある都塚古墳 都塚古墳の埋葬者は? 豊御食炊屋姫(とよみけかしきやひめ、推古女帝) 記紀・改葬の記述 用明大王(日本書記) 推古女帝(古事記) 欽明系図 石舞台古墳は用明天皇の墓だった!?(1) ま…

石舞台古墳は用明天皇(聖徳太子の父上)の墓だった!?(1)★★★

目次 上宮寺(上居)~石舞台古墳(島庄)のラインの先の島庄遺跡 縄文以来の一等地だった島庄遺跡 用明大王の池辺大宮(いけのべのおおみや) 石舞台古墳は用明大王の墓だった!? まとめ 明日香村の #上宮寺 から石舞台古墳を眺望する先に #用明天皇 の #…

【くつな石】女神の化身 ヘビが宿る巨石の伝承 水源の高龗神【べんてんさん】

目次 巨石イワクラ信仰と高龗神(たかおかみのかみ) くつな石 言い伝え*1 神奈備(かむなび)のたたずまい まとめ 明日香村で #べんてんさん と呼ばれる #くつな石。水源の #高龗神 を祀る #イワクラ だったのでしょうか。昔々、石にノミを打ち込んだ男、割…

【雨降れタンモレ】ふるい水の神・恵みの神への信仰のカタチ【葛神社(明日香村)】

目次 葛は国栖(くず)であり九頭(くず) 明日香村の葛神社(明日香村大字阪田736) 絵馬の起源(あるいは神馬の起源?) 明日香の雨乞い神事、南無天(なもで)踊り まとめ 国栖人(くずびと)の文化が色濃い奥明日香~宇陀~吉野には、葛、九頭など「くず…

【明日香の謎のトライアングル】用明大王・池辺宮(嶋宮)があったところ?★★【島庄遺跡】

目次 島庄遺跡・謎のトライアングル*1 嶋宮(池辺宮)跡の可能性 島庄(しましょう)と上居(じょうご) 完璧な舞台配置★★ まとめ 石舞台古墳 の近く #明日香村島庄(しましょう)に謎のトライアングル。昭和47年(1972年)の発掘調査の結果、一辺42…

【石舞台古墳を見下ろす丘】少年太子の上宮? 上居の上宮寺【明日香伝承】

目次 上宮太子(聖徳太子)の明日香村伝承 上宮伝承 上宮寺 遠望・石舞台古墳 まえがき 聖徳太子は、お父さん(用明大王)の住まい(宮殿)より高い丘(上宮)に住んでいたという、実にシンプルな理由で「上宮太子(皇子)」と呼ばれました。 上宮太子は聖徳…

【トウキ・当帰】當麻寺・中将姫がモデルになった婦人生薬【シャクヤク・芍薬】

目次 中将湯(ちゅうじょうとう) 女性生薬の代表格、トウキとシャクヤク 旦那、当(まさ)に帰る 立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花 大和当帰(ヤマトトウキ) まとめ 葛城市 #當麻寺 の #中将姫 をモデルにしたのが #生薬 #中将湯。ツムラ創業者は奈…

【葛木倭文座天羽雷命神社】二上山の麓 機織物、産育、文武教育の神々が集まる理由【加守神社・葛木二上神社】

はじめに 衣服など身の回りの世話をする #倭文(しとり)、#加守(かもり、かんもり、蟹守、掃守とも)は助産に始まる産育。それに #葛木二上 の文武(両道)を加えた未来の大王を含む王族の養育スタイル。そんな「養育」の神々を集めた神社でしょうか。 #葛…

【近鉄電車】「あすか万葉」トレイン【里中満智子さん・天上の虹デコレーション】

目次 中大兄皇子、巻1-13 額田王、巻1-18 持統天皇、巻1-28 志貴皇子、巻1-51 作者不詳、巻1-78 大津皇子、巻2-107 まとめ 万葉集は古代妄想から眺めると面白いですね。脚注(記事末)に書きましたが、有名な #持統天皇 の歌は、えっ!?と思うところ…

【大和 二上山あたり】近鉄南大阪線 二上神社口~当麻寺【近畿自然歩道】

目次 奈良県葛城市・近畿自然歩道マップ 近畿自然歩道の景色(奈良県葛城市) 当麻寺(たいまでら) 奥院 浄土庭園 当麻寺参道~当麻寺駅 本文 大和二上山の麓の近畿自然歩道を歩きました。 奈良県葛城市・近畿自然歩道マップ 二上神社口~当麻寺に並行して…

【桜井茶臼山古墳】水銀朱で真っ赤に彩られた巨大石室【桜井市・鳥見山あたり】

まとめ メスリ山古墳(前方後円墳)の石室には日本最大の特殊円筒埴輪、玉杖、武力のシンボル・多数の銅矢じりが納められていました。桜井茶臼山とともに、ヤマト創世記の大王級古墳だったと考えられます。墳丘を御神体とした八坂神社にもお参り 目次 三輪山…

【鹿嶋神社】大和二上山のふもとに海人信仰「鹿島の神」が鎮座する理由★★★

常陸国一之宮(現茨城県の第一番の神社)鹿島神宮の御神祭・タケミカヅチを鎌倉の1172年に勧請(お呼び)した神社が、本日紹介する鹿嶋神社(奈良県香芝市下田西1丁目9−3)。 近鉄・大阪線、下田駅前の国道165線(旧伊勢街道)に面して鎮座してい…

【近鉄電車】ヤマトと難波をつなぐ古代の道・考

ゴールデンウィークに引っ越して2ケ月。 上本町駅(青の大阪線の始発)には歩き、アベノ(緑の南大阪線の始発)にはバスで行きやすく、近鉄電車をよく利用するようになりました。 最近のブログ記事、近鉄沿線が多いのはそういうワケです。 近鉄沿線図(路線…

【桜井市・鳥見山あたり】重なる『とみ・とび』の語感とイメージ【外山・等彌・鵄】★★

二つの鳥見山。ひとつは「とりみやま」、ひとつは「とみさん」 二つの鳥見山(桜井市、宇陀市) 神武大王の 祀りの庭『鳥見の霊畤、とみのれいじ』があったと伝えられている鳥見山。 日本書記で伝えられるその所在について、二説があります。 ● 現在の墨坂神…

【古代ヤマトの国見・考】東の三輪山 西の二上山【クニを護る 御神体の山】

古代、大王(おおきみ)が高い所にあがって『国見、くにみ』できる範囲がクニと考えられていました。 『ヤマトのクニ』の主要な舞台は、おおよそ、周囲を山に囲まれた大和盆地(大和平野)。 大王の『ヤマトのクニ』のイメージ 飛鳥時代、甘樫丘(あまかしの…

【墨坂神社】始まりの六神、あわせて墨坂大神【日本最古の健康を祀る社】

墨坂神社から北の鳥見山(とりみやま)(2019年9月) 日本書記の崇神紀(第10代)に『疫病を鎮めるため、赤盾八枚、赤矛八竿を墨坂の神に祀り、黒盾八枚、黒矛八竿を大坂の神に祀る』とあり、これが由緒になって、墨坂は「日本最古の健康の神を祀る神社」と…