ものづくりとことだまの国

縄文・弥生・古墳時代の謎。古神社、遺跡、古地名を辿り忘れられた記憶、隠された暗号を発掘する。脱線も多くご容赦ください

古代妄想ウォーキング

【安芸の宮島】大鳥居の足許から拝む日の出【厳島神社(伊都岐島神社)】

この正月も奥さんの実家の広島。二日の早朝 #安芸の宮島 #厳島神社 に初詣。干潮で #大鳥居 の足許から #日の出 を遥拝。見上げた鳥居には「厳島神社」と「伊都岐島神社(古名)」二枚の扁額が掲げられていました。 目次 安芸の宮島 厳島神社 大鳥居 大鳥居…

大和川まで早朝【熊野詣】20キロウォーキング【四天王寺~住吉大社~大和川】

ダイエットで始めたウォーキング。先々週から週末は大和川コースに。往復で20キロ超、まだ暗い早朝に出発して昼前に家に帰るロングコース。朝の景色を紹介します。 目次 四天王寺さん(家から2キロ) 天王寺駅 あべのハルカス(家から3キロ) 阪堺(はん…

【生國魂神社元宮(お旅所跡)】生駒の大鳥を眺めながらアラハバキ信仰を考える

大阪城公園南西入口そば #生國魂神社 元宮跡(お旅所跡)。ここから大阪城外堀の向こうに #生駒の大鳥 を眺めることができます。弥生の人々は日本最古級の祭祀場から、#クニウミ #子孫繁栄 を祈ったと考えています #アラハバキ 目次 大阪最古の祭祀場 生國魂…

【伊雑登美命】志摩半島一帯を拠点とした【トミ】一族のこん跡

はじめに 伝 #伊雑登美命 の小祠。伊雑宮、安楽島(あらしま)の伊射波神社ともに「イザワ」の名の付く社が #志摩国一ノ宮 とされることから、志摩半島一帯に「トミ」が深く根付いていた歴史が窺えます 目次 伊雑登美命(いざわとみのみこと)を祀る小祠 持…

【宝来山古墳(垂仁天皇治定墓)】三羽の大鳥を眺める不老不死の常世国に通じるシマ

はじめに 第11代 #垂仁天皇 治定墓 #宝来山古墳 に三羽の大鳥。その壮大で緻密な景観づくりには、被葬者の不老不死と復活再生への強い祈りが込められているように思います #蓬莱山 #常世国 目次 春日の大鳥、生駒の大鳥 宝来山古墳で鳥見(垂仁天皇陵治定墓…

富雄丸山古墳と宝来山古墳(垂仁天皇陵)そして【鳥見(とみ)】

はじめに 富雄丸山古墳でニュースになった #富雄(とみお)の地名。#鳥見(とみ) にも由来すると聞いたことがあり…さて #大きな鳥 は見えるかと富雄川一帯を散策。#ヤタガラス #飛鳥 目次 翔び立つ大鳥の姿 富雄丸山古墳の発見のニュースに触れて 富雄丸山…

笠縫と鏡作【3】三角縁神獣鏡の笠松形(笠紋様)について(文字多いです<(_ _)>)

はじめに 既に四五百枚以上報告されている #三角縁神獣鏡(銅鏡の縁が三角山形)は中国では発見されていません。また笠松形の紋様も中国には皆無(#王仲殊)であることから国産鏡と考えられます。笠松形の考察 #深江郷土資料館 #ヒミコの鏡 目次 三角縁神獣…

【鏡作坐天照御魂神社①】古代史の点と線 笠縫と鏡作【1】

はじめに 古代 #笠縫 を追いかけるにおいて #鏡作(#銅鏡)との関係性は深いと考えており、その流れで #鏡作坐天照御魂神社(奈良県磯城郡田原本町)を参拝。一回目は神社と境内の紹介 #倭笠縫邑 #八咫鏡 目次 鏡作坐天照御魂神社(かがみつくりにますあまて…

【九曜紋・考(3)】法輪と九曜と剣の御神紋が繋ぐ平安京と遠野と瀬織津姫(前半)

はじめに 遠野 大出の #早池峰神社 で見かけた剣の切っ先を並べて立てた輪宝(#転法輪)の中に #九曜紋 が納められたデザイン。御祭神の #瀬織津姫 とともに #遠野 と #平安京 を繋ぐ「点」でしょうか。#風琳堂主人 #鈴鹿御前 #坂上田村麻呂 #遠野三女神 目…

【畚部(フゴッペ)】岬の洞窟とストーンサークル、アラハバキ神社

はじめに 小樽港から西へ車で約30分。#畚部岬(#フゴッペ岬)に行きました。北に向かって龍のように伸びるカタチをしています。周辺には北海道 #続縄文時代 の #フゴッペ洞窟(#岩面刻画 で有名)#西崎山環状列石 #アラハバキ神社 などがあります #ストー…

葛城(大鴨)~畝傍山~藤原京~三輪山(三諸山)を繋ぐ太陽のヤタガラスのライン

はじめに ヤマトの国の #葛城(大鴨)と #三輪(三諸山)は #畝傍山 を通じて #太陽のヤタガラス のラインで繋がっていた話。古くは #畝火山 と呼ばれ #藤原京 が置かれた理由でしょうか。#白山 #ダンノダイラ 目次 原始三輪山から藤原京のヤタガラスへの目…

【機物神社(1)】七夕 織姫のモデル 機織りの姫 二柱

はじめに 山頂に巨岩(観音岩)の #交野山 を遥拝する #機物神社。#交野ケ原 #天の川 伝承の #織姫 が御祭神。モデルは機織りの女神二柱。複雑な歴史を経て #七夕 のお祭りになったよう。今夏初めて #茅の輪 をくぐりました #おりひめちゃん 目次 七夕(おり…

生駒山麓 森林浴と古代妄想ウォーキング(枚岡神社~神津獄(出雲井町)~らくらく登山道)

はじめに 近鉄奈良線 #枚岡駅 から生駒の #神津獄 に登り #らくらく登山道 へ。ウグイス、野鳥の声に包まれながら #森林浴 を兼ねた古代妄想ウォーキング。#ハバキ #出雲井町 #赤トンネル 目次 枚岡駅(近鉄奈良線) ハケ・ブラシ顕彰碑 枚岡山展望台・枚岡…

【生駒の大鳥探検(5)】謎のお滝場 火と水と土の像容

はじめに 生駒山の大鳥探険5回目。看板も何もない水垢離場の滝口に火(太陽)と水(川)と土(大地)が合体したような珍しい石像。この場所にその意味を考えてみました #大日如来 #玄武 #竈の信仰 目次 水垢離場(お滝場)、火と土と水の像容 飛行機雲の指…

【融通念佛宗総本山 大念佛寺】大阪・秦氏のこん跡を探して【クマタのハタさん】

はじめに 日本古代史 #秦氏。北九州~瀬戸内沿岸に足跡を残し、物部氏を滅ぼしてから(#秦河勝)次に登場するのが伏見や京都。なぜか大阪で足跡が途絶えます #良忍 #融通念佛宗 #大念佛寺 #藤原秦氏 #百万遍念仏 目次 杭全(クマタ)の(秦)ハタさん 大阪(…

【生駒の大鳥探検(3)】かつての修験道場?お滝場周り 厳しい像容の石像群【稲荷社】

はじめに 生駒の大鳥探検の3回目。ふるくは四条村といわれた所。#鳴川 ハイキングの登山道。道の脇から奥に #稲荷社。修験道場だったよう。ほぼ廃神社。石像たちが印象的。#役行者像 #不動明王像 #旧春日神社本殿 #五里山古墳 目次 旧春日神社本殿 五里山古…

【生駒の大鳥探検(2)】太陽のヤタカラスとナワテの地【縄手遺跡、鳴川分水路、二本松古墳】

はじめに 生駒の鳴川峠を源流に東大阪市を下る #鳴川 沿いに大鳥の頭を目指す。麓に縄文の #縄手遺跡。「#ヤタガラス は太陽、#ナワテ とは細い長いヤタカラスの神様へお参りする長い参道を意味する」という京都下鴨神社の説明どおり。一帯は弥生・古墳時代…

生駒の大鳥を探険。瓢箪山稲荷のウシマツ猫。謎の廃神社

はじめに 引っ越してから気になっていた生駒山系で羽根を広げた大鳥に見えるあたりを探険してきました。#瓢箪山稲荷 #双円墳(前円後円墳)#ヒョウタン #楠木正行(小楠公) 目次 生駒の飛鳥大鳥? 近鉄奈良線 瓢箪山駅 駅前からヒョウタンだらけ 瓢箪稲荷 …

【出雲路幸神社】出雲文化の色濃い下鴨に残された新・旧サルタヒコ信仰 習合の姿

はじめに 出雲の地名が残る京都 #下鴨デルタ。#幸神社では 平安時代を挟んで新旧の #サルタヒコ信仰(#サイノカミ信仰)をまとめて見ることができます。#道祖神 の立石と #神猿(#三番叟)となった #猿田彦 の姿 目次 出雲路幸神社(京都市上京区幸神町303寺…

【石上神社】ヤマト期・物部氏の聖なる布留川の上流、大国見山の麓に鎮座

はじめに 天理市から大和川に合流する #布留川 の源流域。#大国見山 の麓に鎮座する石上神社。#桃尾の滝 の近く。ヤマト期 #物部氏 の氏神 #石上神宮 祭祀場 #布留遺跡 の上流に鎮座しており場所的に物部氏以前の歴史のこん跡ではないかと考えています 目次 …

伏見稲荷 お山めぐり(3)稲荷山山頂 一ノ峰(上社神蹟)末廣大神とは ★★★

はじめに お山巡り三回目。二の峰から千本鳥居を上って、稲荷山山頂(標高233m)の一ノ峰(上社神蹟)#末廣大神に。さてどんな神様なんでしょうか。麓にもうひとつ同名の社。通称 #かえる神社。京都の #かわいいスポット だそうです #スクナヒコナ #コト…

伏見稲荷 お山めぐり(1)重いか軽いか。近くか遠くか。キツネかタヌキか。

はじめに 稲荷山のお山めぐり(#神蹟七ケ所 含む)。1回目は俗に奥の院といわれる #命婦社(みょうぶしゃ)のある奥社奉拝所から #四ツ辻 まで。#おもかる石 #谺の池 目次 重いか軽いか。おもかる石 近くか遠くか。谺(こだま)の池 キツネかタヌキか。 四…

【十面沢 貴船神社】長い石段の上に鎮座する御神体 とても古い信仰のこん跡【龍神信仰と鬼伝説】

はじめに 津軽 #岩木山 の麓を移動していて目に入った #十面沢 の赤鳥居。#貴船神社 の名をみて境内奥の長い石段をのぼって行きます。本殿の扉を開けると御神体。西日に照らし出された姿は神々しく。とても古い #龍神信仰 のカタチが残されていました #鬼伝…

【哀しみの呼応(2)】大和二上山より 磐余の池の鴨と雲★★★【鳥谷口古墳】

まとめ 幼い頃に自分たちを守るべき母を亡くした幼い姉弟。大伯皇女と大津皇子はお互いに大切な家族。運命は二人をあの世とこの世に引き裂きます。姉は約束どおり、自分が居るところが見える二上山の麓に弟を葬った。。。のでしょうか 目次 ももづたふ 磐余…

【葛木倭文座天羽雷命神社】二上山の麓 機織物、産育、文武教育の神々が集まる理由【加守神社・葛木二上神社】

はじめに 衣服など身の回りの世話をする #倭文(しとり)、#加守(かもり、かんもり、蟹守、掃守とも)は助産に始まる産育。それに #葛木二上 の文武(両道)を加えた未来の大王を含む王族の養育スタイル。そんな「養育」の神々を集めた神社でしょうか。 #葛…

摂州住吉宮地全図の謎を追う(1)【反正天皇陵の北に鎮座する方違神社】住𠮷さんあたり(10)

年末、住吉さんにお参りした時、たまたま出会ったお爺さんにいただいた江戸後期の「摂州住吉宮地全図(1827年)」。 境内と摂末社のガイド(観光案内図)と考えられるが、今の住吉さんとは少し違うところもあり、正月に調べていた。 前回記事 www.zero-p…