ものづくりとことだまの国

縄文・弥生・古墳時代の謎。古神社、遺跡、古地名を辿り忘れられた記憶、隠された暗号を発掘する。脱線も多くご容赦ください

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大阪夕陽丘

【民のかまど】仁徳天皇が国見した方向は? 西か東か【東高津宮で考える】

先日紹介した産湯稲荷神社の西北の方角(徒歩で約5分)に東高津宮(大阪市天王寺区東高津町4−8)が鎮座しています。 東高津宮 もともと、現在の近鉄上本町駅のところに鎮座していたのですが、駅の拡張工事のため、昭和七年(1932年)、真北に約330メー…

【古代の謎を繋ぐワンピース】眞名井の清水-産湯の玉之井-藤原氏の源流【産湯稲荷神社(2)】

先日の続き www.zero-position.com 産湯稲荷神社 産湯玉之井 産湯稲荷神社の境内北側、小さな鳥居をくぐって下ったところに、産湯(うぶゆ)の名の由来となった、産湯玉之井という井戸があります。 産湯稲荷神社 産湯玉之井 ご由緒には、神代の昔、大国主命…

【大阪・上町台地の龍穴】みず湧き、みどり濃い、街中の異空間【産湯稲荷神社(1)】

目次 産湯稲荷神社(うぶゆいなりじんじゃ) 鎮座地の地形図(国土地理院・標高地図) 桃が池公園のネコ弁天様 御由緒と御祭神 宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ) 下照比売命(したてるひめのみこと) 大小橋命(おおおばせのみこと) アラハバキ解・汎日…

海に浮かぶドラゴン【古代上町半島 てっぺんは龍神の頭】

縄文以来の日本列島の古代を考えるのに、大阪ほどわかりやすいところはないと思います。 私が全国どこでも遺跡や史跡をめぐる時、大阪で培った知識、やり方をベースに考察します。 何より一番に、その場所の当時の地形(海抜)を想像します。 例えば、古い時…

【三面大黒堂 四天王寺】火と水と竈 『三方よし!』で安全第一・無病息災 キッチンと家族の健康を守る三面の神様

はじめに 四天王寺さんの #三面大黒堂。もとは南大門の西、万灯院の後ろ、梅園の中にあったのを現在の東門のところに遷したそうです。御本尊は #大黒天 右に #弁財天 左に #毘沙門天 の顔を持つ #トリムールティ。交差するダイコンが御神紋。江戸期らしいシ…

【日羅公の埋葬地(4)】古代の行政区・難波の小郡とはどこか?★★【0608訂正バージョンUP】

前回の続きです。 www.zero-position.com 『西畔丘前(西のほとりの丘の先っちょ)』は茶臼山古墳と書きましたが、では『難波小郡』とはどこなのでしょうか。 もちろん、古代に上町半島だった現在の大阪市内に小郡という地名は見当たりませんから、考察する…

【日羅公の埋葬地(3)】難波小郡・西のほとりの丘はどこか?★【荒墓・荒陵 茶臼山古墳】

古代妄想レベル:★★★=MAX ★★=MEDIUM ★=MIN or A LITTLE 1400年前の古墳時代末頃、現在の大阪市内主要エリア(キタ・梅田、ミナミ・難波)は上町半島西側の「海底」。 飛鳥時代まで大阪の古代史は、瀬戸内海と(旧)河内湖に挟まれた、南北に長い柄の…

【六文銭・真田幸村の美学(2)】武士があこがれた武士 つつじの如き真田の赤備え【茶臼山(古墳)古戦場跡】

昨日の続きです。 www.zero-position.com 真田幸村公 ACより(ヨッシーさんの作品) 茶臼山に赤き旗を立て、鎧も赤一色にて、つつじの咲きたるが如し 茶臼山に赤き旗を立て、鎧も赤一色にて、つつじの咲きたるが如し 「真田は日本一の兵(つわもの)。真田の…

【六文銭・真田幸村の言葉(1)】大坂夏の陣・最終決戦地【茶臼山(古墳)古戦場跡】

通天閣 川底池 茶臼山古墳(茶臼山古戦場跡) 茶臼山古戦場跡 恩義を忘れ、私利を貪(むさぼ)り人と呼べるか。 「受けた恩義よりも、金や身分などの欲に溺れる者は果たして人と呼べるだろうか」という有名な名言です。 恩義を忘れ、私利を貪(むさぼ)り人…

【日羅公の埋葬地(2)】天満・日羅公の碑 四天王寺・古代文字の碑

前回・将軍地蔵尊、日羅像(碑は昭和28年、像は制作年不明) www.zero-position.com 先日、ご紹介した肥後熊本生まれの日羅(にちら)公。 半島の百済(くだら)にわたって、王に次ぐ位・二位達率(だちそち)という大変高い位に出世した人で、 敏達大王(…

【日羅公の埋葬地(1)】石碑に書かれた驚きの史実【将軍地蔵尊(大阪市天王寺区上本町)】

長らく大阪に住んでいて、地元の史跡には慣れ親しんでいるものの、それでも見落としていること、見落としていたことがあります。 あまりにも小さな『点』、それは『(歴史として)隠されているから』なのかも知れません。 日羅(にちら)という人物をご存知…

【ビルの谷間の小社】大阪 サムハラ神社 平野町護符所

『無傷無病』『延命長寿』災難除けの御利益で有名なサムハラ神社さん。 岡山県の美作加茂(みまさかかも)百百(どうどう)出身の実業家、田中富三郎氏が1935年(昭和10年)に、故郷の日詰山で荒廃していた小社を再興するため、大阪市西区立売堀(いた…

ルンバ君 在宅ワークで充電中

大阪城 豊国神社 鳥居前のバラ 大阪城 豊国神社 鳥居前のバラ 4月の緊急事態宣言下、こまごまとしたものを新居に放り込みつつ、ゴールデンウィーク最終日に引っ越しが済みました。 最後はエイヤッ!で詰め込んだ段ボールが、廊下と各部屋に積みあがって行く…

令和二年 五月五日 深夜の住吉大社 大阪背くらべ クマンバチ

夜の住吉さん 参詣道と太鼓橋(境内は閉門中) 住吉大社は現在昼間も閉門中ですが、太鼓橋のある参詣道には行くことができます。 夜ランが習慣になった息子ら提供の写真より。 iPhone11の暗視モード、スゴいですねぇ。真っ暗な中の撮影です。 住吉大社 太鼓…

【令和二年目】大阪城ブルーライトアップ/護摩行/巫女舞【願いはひとつ】

2020年4月30日、大阪城ブルーライトアップ 長男と三男の夜中ランニングより。 大阪城ブルーライトアップ 大阪市広報HP(医療従事者に感謝の気持ちを表すブルーライトアップを行います!)よりコピペ 自らをリスクにさらしながら最前線でコロナウイルス感染症…

季節の移ろい お寺のことば(5月1日追記あります)

(追記)まるで短編小説を読むような 5月に入りお隣どうし。それぞれに足が止まります。歩き始める時の読後感。 心は不思議なものですね。 幸念寺さん(大阪市天王寺区下寺町二丁目) 西念寺さん(大阪市天王寺区下寺町二丁目) ついに、あのアマビエさんが…

夕陽の生國魂神社 生玉の杜 かつての蓮池の名残 えびす・べんてん 精鎮社

織田作之助の像 生國魂神社(大阪市天王寺区生玉町)の北鳥居から入ると、複数の境内社が並ぶ「生玉の杜」には、織田作之助、井原西鶴の像、芭蕉句碑(菊に出て奈良と難波は宵月夜)があります。 生玉の杜(もり) www.zero-position.com 織田作之助像(生國…

寺町の朝景色 いろどり鮮やかな絵画の季節

朝の通勤路は寺町の山門が並ぶ。 朝陽を背にした山門は額縁のよう。今頃の季節、彩が鮮やかな境内を切り出してくれる。 お気に入りの『絵画』をいくつか。 萬福寺 新選組 大坂旅宿跡 幕末、孝明天皇の強い要請で、一橋慶喜(後の十五代将軍徳川慶喜)、会津…

【聖徳太子の創建以来初】四天王寺さん しばしの別れ【4月10日から期間未定で閉堂】

先日、住吉さんが4月8日から『閉門』するのを聞き、大阪にも非常事態宣言が出たこともあり、何かあるのかなと思っていたが、 www.sumiyoshitaisha.net 四天王寺さんも4月10日(金曜日)から期間未定で『閉堂』する 四天王寺さん 4月10日から閉堂のお…

夕陽と桜(3)朝な夕な

大江神社(おおえじんじゃ、大阪市天王寺区下寺町2丁目) 子ども時代から上り下りした百一の石段。 朝の太陽(左)と夕方の月(右)が、石段の正面に来るのは、一年でも今ごろと、秋分の時期だけ。 次の満月は4月8日。いつもより大きく見えるスーパームー…

夕陽と桜(2)君住む街角

私事(わたくしごと)のブログで変な書き方だが、 私事ながら、干支(えと)五回り分、住んでいた街を離れることになった。 車で十分ほどのところだが、神社や寺の多い町から、寺や神社の多い町に引っ越しする。笑 住み慣れた街は夕陽がきれいな所で、桜の季…

夕陽と桜(1)こぼれる光

大阪市内も久しぶりの青空で桜も満開。夕方から近所を花見散歩。 まずは四天王寺さんから。左に五重塔、右にあべのハルカス。 四天王寺さん丸池(鏡の池) 四天王寺さん 丸池(鏡の池) 四天王寺さん 五重塔 四天王寺 丸池(鏡の池) 四天王寺さん境内の亀遊…

【もし家族が発熱したら】できることは限られているけれど。【念のための新型コロナ感染症対策】

家族がコロナ陽性で入院そして退院(7月28日) www.zero-position.com ***** 週末、今のタイミングで、もし家族の誰かが発熱したらどうするか?、を家族で話し合った。 家族の誰かが発熱したら (4月25日)4日間の自宅隔離の目安が修正される方向です。…

【このはなさくや姫】姫の名は 梅か桜か 咲くやこの花【高津宮 高津神社 広場の桜と梅園】

このはなさくや姫(木花咲耶姫,、木花之佐久夜毘売) 富士山を御神体とする全国の浅間神社(せんげんじんじや)の御祭神であるほどに、息をのむほどに優美、たいへん美しく、そして、偉大な姫さまだった。 姫さまを木花(このはな)というが、木に咲く花とは…

春のお彼岸 人静か・色鮮やかな四天王寺さん【ブログに書いて断捨離中】

春のお彼岸、四天王寺さん 春分の日。いつもの四天王寺さんはお彼岸の露店で賑わうが、今年は例の件で、出店もなく、人出も少ない。 創健者の聖徳太子の命日は2月22日、弘法大師(空海)は3月21日で、春のお彼岸は聖徳太子さんの月命日、お大師さんの祥月命…

近世・江戸期に盛んだった古代大阪のイメージ『浪華古図』の世界

以前紹介した鵲森宮(かささぎもりのみや、森之宮神社)の宮司さんに見せていただいた古地図。 いろいろ調べていて、浪速(浪華、難波)古地図についてわかったことを、整理がてらに書いておこうと思う。 www.zero-position.com 先日、見せていただいたもの…

【浄春寺】木蓮 モクレン の花【天王寺七坂・口縄坂 織田作之助 文学碑】

今週のお題「卒業」 口縄坂と織田作之助の文学碑 大阪・夕陽丘、天王寺七坂といわれる名所のひとつ、口縄坂(くちなわざか) 左の写真は昨年 初夏 撮影 口縄坂 織田作之助 文学碑 口縄坂は寒々と木が枯れて白い風が走っていた。私は石段を降りて行きながらも…

【桃花祭 おひな様 御朱印】大阪道修町 江戸期から薬の街に鎮座する少彦名神社【神虎】

少彦名神社(大阪市中央区道修町) 少彦名神社 御祭神、ご由緒(文字起こし) 御祭神:少彦名命(すくなひこなのみこと)日本医薬の祖神、神農炎帝(しんのうえんてい)中国医薬の祖神 大阪道修町(どしょうまち)は、豊臣時代頃から薬種取引の場として、薬…

【少彦名命 スクナヒコナの神・考】農業、温泉、酒造、裁縫、そして医薬(和方)の神様 ★★

和歌山市加太の淡嶋神社は、人形供養と境内にズラリと並べられた人形が有名だが、 実は、古代の謎を解くカギが数々残されていると考えている。 古代妄想(私)の一番の興味は、御祭神の少彦名命(すくなひこなのみこと) 淡嶋神社ご由緒(少彦名命の部分。文…

洪庵先生(3)ゼネラリスト教育の原点 明治の人材を育成した『メルティングポット』スタイル

緒方洪庵 木像 適塾 玄関 一階 洪庵先生が適塾を開いた1838年(天保9年)から閉鎖される1868年(明治元年)の30年間に、636名(門人帳・姓名録記載)の塾生が適塾で生活した(門人帳に記載のない塾生も多く、実際は3千名程だったという) 適…