ものづくりとことだまの国

縄文・弥生・古墳時代の謎。古神社、遺跡、古地名を辿り忘れられた記憶、隠された暗号を発掘する。脱線も多くご容赦ください

時の地層

【真田山陸軍墓地】日本近代史 墓碑が整然と並ぶ 心静かにお参りする所

先日紹介した 三光神社 の真田幸村像と抜け穴跡がある所から石段を上がって行くと、真田山陸軍墓地がある。 三光神社そばの石段を上がって行くと真田山陸軍墓地 真田山陸軍墓地 説明板 真田山陸軍墓地 説明板(文字起こし) 本墓地は1869年(明治2年)…

【幸村公の真田丸そば】グサッと悪縁断ちの寺 鎌八幡 円珠庵【かつての仁徳天皇社跡?】

玉造稲荷神社の南、1キロほど下ったあたりに真田山(さなだやま)がある。 その名の通り、真田幸村が、大坂冬の陣で大阪城南側の弱点を補うために構築した『真田丸』跡があるところだ。 真田丸顕彰碑 後ろが大阪明星学園グラウンド その真田丸跡がグラウン…

【幻の元四天王寺】古代の海と河が接する所 信仰の中心地 森の宮あたり【鵲森宮 古地図 】

鵲森宮(かささぎもりのみや、森の宮神社)の社務所で、宮司さんに話をお聞きしている時、平安後期、鵲森宮が描かれたという古地図を見せていただき、了解の上、撮影させていただいた(上が東、左が北、右が南の地図) 参詣者からよく話を聞かれるので、説明…

【河内あるいは難波王朝?】幻の難波宮を再び地上に導いた考古学者・山根徳太郎の執念

難波宮全景 大阪歴史博物館から 1960年代に関西の著名な考古学者・歴史学者が提唱し、1980年代以降、否定的な見解となった『河内王朝』(Wikiより)をご存じだろうか(現在は河内政権というほどのニュアンスでとらえられているのだろうか) 古墳時代…

【天の岩屋、神々が集まる所】京都市 神楽岡とよばれた吉田山【吉田神社 摂社 神楽岡社】

吉田神社 境内摂社 神楽岡社 神饌にフルーツ 女神アマテラスが岩屋に籠り、日本中が暗闇に包まれた「天の岩屋(岩戸)」の神話。 主なところでは宮崎県(天の岩戸神社)、三重県(二見興玉神社)に伝承地が残っているが、あまり知られていないが、実は京都市…

【玉造稲荷神社】弥生・古墳時代の玉作、丁未の乱の戦場、豊臣・徳川期は大坂城の鎮守 【時の地層】

玉造稲荷神社 鳥居と本殿 向こうが北で大阪城方面 玉造稲荷神社の長い歴史をご由緒にあわせて解説。 玉造稲荷神社・ご由緒(文字起こし。色文字部分) 古代勾玉作りの難波玉作部(なにわたまつくりべ)が居住していた地で、現在の(大阪)玉造の地名もこれに…

【時の地層】遥か古代のイワクラから広島駅(新幹線)を臨む 金光稲荷神社 奥宮【広島東照宮の奥、双葉山中腹】

新幹線・広島駅から北の方向。山頂に仏舎利塔が見えるのが二葉山(ふたばやま)(2020年元旦記事) www.zero-position.com 二葉山の麓には神社仏閣が多いが、広島東照宮(創建1648年、主祭神は東照大権現・徳川家康公)もそのひとつ。 広島東照宮の境内社と…