百舌鳥・古市古墳群
中之太子 野中寺(真言宗、大阪府羽曳野市野々上五丁目9番24号) 近鉄南大阪線・藤井寺駅から徒歩で約30分。駅前からバスも出ていますが、途中の仲哀天皇陵(岡ミサンザイ古墳)をじっくり見たくて歩きました。 野中寺は、藤井寺市から羽曳野市(はびきの…
世界遺産・古市古墳群の中心エリア 黄円が道明寺天満宮を中心とした古代土師氏の拠点 道明寺天満宮 境内 復元された修羅 1978年(昭和53年)4月に、道明寺天満宮の近くの三ツ塚古墳(※)の溝から出土した、大小2つの修羅(しゅら)が復元して展示さ…
誉田八幡宮 神社と前方後円墳の関係を考えるのに、 誉田八幡宮と応神天皇陵古墳(別名;恵我藻伏崗陵、えがのもふしのおかのみささぎ)にお詣りしました。 誉田八幡宮 鳥居の向こうのこんもりした所が応神天皇陵 ご覧の通り、鳥居-本殿は東向き、本殿脇の参…
世界遺産・古市古墳群のエリア内、埴輪の土師氏の拠点であった道明寺天満宮の大きな境内。 その中に、元宮・土師神社(もとみや・はじじんじゃ)がこじんまりとあります。 が、道明寺天満宮と世界遺産・古市古墳群と言われてもピンとこないかと思い、地図で…
道明寺天満宮(大阪府藤井寺市道明寺1-16-40) 御祭神 菅原道真公(学問の神様)、天穂日命(あめのほひのみこと、日本神話:アマテラスの御子とされる)、覚寿尼公(道真公のおば) 神社の御由緒や歴史について詳しくは、ホームページをご覧いただくとして…
大阪に住んでいるおかげで、古代を考えるときは古地図を確認するクセがついている。 現在の日本の沿岸部平野は、例外なく、縄文晩期~弥生時代に海抜が下がる「海退」と、河川が運ぶ土砂の堆積(沖積)でできた「新しい国土」で、ここを押さえておかないと、…
はじめに 住吉大社の参拝で偶然に出会ったお爺さんにいただいた #摂州住吉宮地全図。江戸後期の #住吉大社の観光ガイド地図。南北に一直線に通るラインを意識して描かれていることに気が付きました。そしてそのラインを南の方にたどって行くと、堺の #方違神…
年末、住吉さんにお参りした時、たまたま出会ったお爺さんにいただいた江戸後期の「摂州住吉宮地全図(1827年)」。 境内と摂末社のガイド(観光案内図)と考えられるが、今の住吉さんとは少し違うところもあり、正月に調べていた。 前回記事 www.zero-p…
前回(住吉・大海神社お参りの時、たまたま出会ったお爺さんから摂州住吉宮地全図(1827年作)をいただいた) www.zero-position.com いただいた地図は明治の神仏分離(1868年)直前の住吉大社の姿で、境内の神宮寺(じんぐうじ)が描かれている貴重なものだ…
日本の古代史を考える時、いくつかのポイントがあるが、そのひとつが「水の祭祀」と「治水」だ。 為政者(王権)は水をコントロールできる者でなければならない。 古代には「祭祀・祈り」であったが、歴史が進むとともに「治水」に変わって行く。 日本で、そ…
古墳の周囲には水鳥も泳いでいた。和の五王時代(古墳時代)、水鳥が国のシンボルであった可能性もある 大阪府立近つ飛鳥博物館の目玉、仁徳天皇陵ジオラマ。実物の150分の1、使用しているミニチュア人形約3000体 世界遺産登録記念の「百舌鳥・古市古墳群と…
長い休みに入ったので妄想年表を作ってみた。 とはいっても、縄文~弥生~古墳~飛鳥と続く年代区分に逆らうつもりはない。 イワクラや神社がどの時代に造られるようになったのか、時代区分に合わせてみた。 古代史 時代区分 イワクラ 神社 近年、弥生時代の…
失われた古代遺跡(百舌鳥古墳群) 世界遺産登録を機に、堺市博物館・特別展の見学に訪れたが、あらためて驚いたのが、百舌鳥古墳群でも相当な数の古墳が「土地開発」によって失われていることだった。 少し見づらいかも知れないが、写真の白ヌキになってい…
世界遺産決定!記念 特別展示 堺市博物館・特別展「百舌鳥古墳群ー巨大墓の時代ー」 令和元年7月6日(土曜)~9月23日(月曜・祝) www.city.sakai.lg.jp 仁徳天皇陵近くの堺市博物館(大仙公園)では、7月6日(土曜)から特別展が始まりました。 百舌鳥古墳…
古代妄想レベル:★★★=MAX ★★=MEDIUM ★=MIN or A LITTLE 前回(7)の終わりに「物部氏が滅んだ瞬間に古墳時代が終わる」と書いたが、正確にいうと「前方後円墳」のことだ。 丁未の乱(587)で物部氏が消滅して以降、前方後円墳が新たに造られることはな…
縄文の話もあり、今朝はニュースを見るのに忙しかった。 世界遺産のニュース冒頭(産経、5月14日夕刊) 政府は14日、国連教育科学機関(ユネスコ)諮問機関のイコモスが、世界文化遺産に「百舌鳥・古市古墳群」(大阪府)を登録するように勧告したと明…