ストーンサークルは有名だが、ウッドサークルはあまり知られていない。
考古学では環状木柱列(かんじょうもくちゅうれつ)という。
石川県、金沢市のチカモリ遺跡、能登半島の北・能登町の真脇(まわき)遺跡、
どれも日本海側、築造当時は海のそば、紀元前1000年以降の縄文晩期(学説・地域の画期により弥生時代に含まれることもあり得る)の遺跡だ。
いずれにしても縄文時代から弥生時代への移行期に日本海側のムラのシンボル(目印)であったと考えられる。
今回は石川県の2ケ所を見学した
チカモリ遺跡(金沢市新保本町)・金沢市埋蔵文化財収蔵庫(見学無料)
金沢市埋蔵文化財センター:石川県金沢市上安原南60(チカモリ遺跡まで約2キロ)、館内復元展示
金沢市埋蔵文化財収蔵庫:石川県金沢市新保本5丁目48(チカモリ遺跡公園に隣接)、公園内は屋外復元
収蔵庫では、チカモリ遺跡から発掘された豊富な縄文土器をはじめとした遺物を無料で見学できる。
PEG浸漬で木柱を保存しているプールを見学できる。考古学・縄文ファンには穴場。
真脇遺跡(能登町)・能都町真脇遺跡縄文館(要入館料)
金沢市から車で約1時間半。能登半島のほぼ先端に真脇遺跡公園、敷地内に縄文館が整備されている(館内展示物の撮影は要許可)
ムラの人々はいったい何を目的に、これほどのクリの巨木(直径60センチ以上)を切り出してきてウッドサークルを作ったのだろうか?
祭祀用ということだが、日時計(暦、こよみ)にも思える
見学してきたばかりのため、考察等はまた次に。
よかったら少し考えてみてください
(急いで書いたので誤字脱字あったらゴメンナサイ)