ものづくりとことだまの国

縄文・弥生・古墳時代の謎。古神社、遺跡、古地名を辿り忘れられた記憶、隠された暗号を発掘する。脱線も多くご容赦ください

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国石 ヒスイの古代史(翡翠)(1)石器づくりの「たたき石」から始まった歴史

唐古・鍵、弥生の宝石箱のダヴィンチ・コード

唐古・鍵(奈良県桜井市)の「宝石箱」に見とれてから、古代の鉱物資源に興味を持っている。

唐古・鍵(約、紀元前200年~西暦200年)は古大和湖古奈良湖畔で繁栄し、

伊勢神宮唯一神明造(ゆいいつしんめいづくり)と共通する大型建物のあった場所に、

宝石と宝石箱、「ヒスイ製の勾玉入りの褐鉄鉱」を埋納した。

ヤマト産の「最も貴重な」褐鉄鉱の容器に、糸魚川産の「最上級の」勾玉が入れられ、唐古・鍵の「いちばん神聖な」場所に埋められていた。

唐古・鍵の文化(おそらく王権)は、後にヒミコのヤマタイコクともされる纏向(まきむく、西暦200年ごろ~400年ごろ)にスライドしたことがわかっている。

モノ的にも、空間的にも、最上級の組み合わせは、唐古・鍵の重要性と、纏向へ変化した意味(神聖性、正統性)を考えるときの大切な手がかりになると考えている。

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唐古・鍵 ヒスイ勾玉入り褐鉄鉱(海をわたったヒスイ展目録より)

ヒスイについて、新潟に行くときは、できるだけ多く触れ、学びたいと考えていた。

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ヒスイの利用の始まり(縄文時代前期、6,500~7,000年前)

新潟県埋蔵文化財センター・秋季企画展「海をわたったヒスイ」(12月8日まで)を見学した。ポスターの日本地図(ヒスイの列島全体への拡がり)にも惹かれた。

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まず最初に。

常設の方に「世界最古のヒスイ製 敲石(たたき石)」の展示があった(企画展示の方は撮影禁止)

糸魚川市の大角地(おがくち)遺跡(約6,500~7,000年前の縄文時代前期)から出土したもの。

古代日本で、ヒスイは石器(石斧)を加工する「たたき石」から利用が始まった。

ヒスイは硬い石(モース硬度:6.5~7)で、石器を加工するのに適していた。

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世界最古のヒスイ製 敲石(たたき石)

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糸魚川市 大角地遺跡

少し長くなったので、ヒスイのことを何回かにわけて書こうと思う。

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