2009年新型ウィルスの流行
昨今の新型コロナウィルス流行の報道に触れるたび、2009年の新型インフルエンザを思い出す。
メキシコあたりでアウトブレイクしたという朝刊一面を見た一週間後に、当時小学4年生だった三男が、学校でもトップクラスの速さでかかり、数日のうちに長男・次男が感染した。その後、学級ではなく学校閉鎖。
幸い、私も奥さんも、熱や症状は出なかったが、間違いなく感染していたのだろう。
地球の裏側で発生した感染症が猛烈なスピードで拡散し、とはいうものの、全員が発症するわけでもない・・・ウィルス感染とはそういうものだと肌身で知った次第。
河野さんのツイッター
新型コロナウィルス感染に関して、注視しているのが、河野太郎さん(防衛大臣)のツイッター。例えば最新。
2019年1月31日9時時点。国内の新型コロナウィルス感染者(14名)のうち、1名は全快、3名が軽快、1名が軽快傾向、3名が症状安定、4名が治療中、2名が症状なしで入院中。
症状ごとの数字だけの淡々とした報告。
国の安全保障にかかわる重要閣僚が提供する情報なので、信ぴょう性には問題はない。
某公共放送局など、ニュース以外でも選挙速報が如く、河野さんスタイルの情報を流しっぱなしにしてほしい。
中国国内の様子や旅行者が多い空港・港湾の水際の「絵になる画面」はお腹いっぱい。
専門外のキャスターやコメンテーター・芸能人の話など、なおさら不要。個人的な不安を言葉にして発信する必要はなかろう。控えてほしい。
マスコミサイドからネットのフェイクを批判するニュースも多いが、そんな上から目線で、さて、自分たちが本当に必要な情報を淡々と提供できているのかどうか、足元をよく見てほしいと感じる(まぁそんなこと考えもしないだろうが。)
日本国内にいる私たちに、今、必要な情報は、毎日報道されるような中国国内で爆発的に急増する数字ではない。
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河野さんが報告する「国内の」数字を見てどう思い、どのように対応するか。
具体的にどうするのか考えるのは人それぞれだが、出来ることはたいてい決まっている。
マスク、うがい、手洗い。人ごみを避け、睡眠・休養をよくとり、体調を整えて「自衛する」ほかない。
2009新型インフルの経験から、恐らくすでにパンデミック(流行拡散)期で、自分・家族や周囲が感染した時のことを「想定内」にしておく必要があると思う。
そう考えた時、河野さんぐらいのクールな情報が「ちょうどよい」し「ありがたい」。
いずれにしても、罹患して発症したら、日本の高い医療技術に任せ、後は体力勝負というところか。そういう点で、発熱したら何度ぐらいで、およそ何日続くのかが一番知りたいところだ。
中国人旅行者を見ていて
私の仕事場は、中国人旅行者が多いところ(人気の大阪城への最寄り駅)。
昨日もおとといも、春節の旅行者で混み合う地下鉄に乗り合わせた。仕事中の移動だから仕方ない。
2~3割、若いカップルなどマスクをしない困った人たちもいる。
一方で、赤ちゃん~小学生ぐらいの子供連れのファミリー旅行者は全員マスクを心掛けているようだ。
そういう姿を見ていると、やはり子どものことが心配になるし、と、同時に「どこの親も一緒や~」という気持ちになる。
先日、厚生労働省が旅行者が日本の医療機関で受診することを表明していて一部論争も起きているが、
そうでもしなければ、治療を受けない人が増え、結果として、より多くのウィルスを街に飛散させることになりかねない。
ベストよりベター、今の状況では仕方がない。
ただ、政府と監督官庁には、とりあえず、これ以上、不要不急の入国者が増えないよう切望する。
まとまりのない文章で失礼。