ものづくりとことだまの国

縄文・弥生・古墳時代の謎。古神社、遺跡、古地名を辿り忘れられた記憶、隠された暗号を発掘する。脱線も多くご容赦ください

【発掘・EXPO70(1)】人類は進歩と調和をしたのか?【大阪万博・考】

いやぁ、大阪府知事、ニューヨークのクオモ知事並みに人気をつかみつつあるのでしょうか?

政治家には平時に強いタイプと有事に強いタイプがいることを身をもって知りました。

イヤミでいうと平時にしか務まらない政治家の多いこと多いこと。ほんと。

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お気づきの方も多いと思いますが、胸の『EXPO2025』の文字。

来る2025年(令和7年)大阪では2回目の万博が開かれます。

1回目の大阪万博・EXPO70、テーマは『人類の進歩と調和』でした

1回目は、今からちょうど50年前、私が初々しい(笑)中学生になったばかりの年、3月15日から大阪千里で万博が始まったんです。

引越前・断捨離中の押入れの奥から、開会前日~当日の新聞、パビリオンのパンフレット、入場券などがひとかたまりで出てきました。

しばらく在宅ワークせざるを得ぬ身、ブログネタに困る昨今『ちょうどいいや』と少し、シリーズで書きたいと思います。その1回目。

50年前の3月15日開幕。半年間で5000万人来場予想

開幕前後の新聞カラー。当時の高揚感が伝わるでしょうか。

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EXPO70開幕前後の新聞

岡本太郎さんも登場してたんですね。以前にブログを書いた時には手元になかったものが発掘されました。

ベラボーなことを寄稿されていますので、後日、全文、紹介します。

各パビリオンのコンパニオンのおねいさまたちの写真集もありますね。こちらも後日紹介。

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万博会場に併設して、エキスポランドという遊園地があって、その目玉がダイダラザウルスというジェットコースターだった。

日本の伝説の巨人・ダイダラボッチと、最強のティラノザウルスが合体したような、当時中学生の坊ちゃんには空恐ろしい乗り物でした。

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EXPO70の入場券とエキスポランド・ダイダラザウルスのチケット

たしか、大阪万博は最終日までの入場者が6000万人を超えたかと記憶していますが、実に日本人の二人に一人が行くほどのスーパービッグイベントだったんですね。

半年間の会期中、超混雑する会場の新交通システムを含め、変わり種の建物群の安全、会場運営面で、大きな事故をひとつも起こさなかったことが、あらためてスゴイと思います。

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大阪万博会場 北側から 赤く高い建物はソ連

♬世界の国からこんにちは

実は大阪は万博(第五回内国勧業博覧会)を明治36年に開催しているのですが、いわゆる国際的な総合博覧会はEXPO70が初。

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世界77ケ国から、どぉ~っと外人さんがやってくるのは、日本として初めての体験。インバウンドの走りです。

で、その対応策、準備のひとつが会場標識。

世界中の人が一目でわかる『サイン』としての標識が、海外のものを参考に、日本で初めて考案され、広~い会場で使用されたんですね。

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EXP70会場で使用された標識

さて、昨今の世界的な情勢。

いろいろ考えさせられることが多いですが、また、老若男女、皆が笑いあえる日が早く来てほしいものですね。

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3月14日開幕前日の新聞

(続きます。)

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