ものづくりとことだまの国

縄文・弥生・古墳時代の謎。古神社、遺跡、古地名を辿り忘れられた記憶、隠された暗号を発掘する。脱線も多くご容赦ください

にほんブログ村・ポチっとお願いブログランキング・にほんブログ村へ

四天王寺さん境内 熊野街道 【開物発事おススメ】歴史散策コース

京阪天満橋駅の南側、土佐堀通に面した永田屋昆布本店の店頭で「八軒家」という非売品の冊子をいただけます。

f:id:Kaimotu_Hatuji:20200603191459j:plain
永田屋昆布本店 大阪市中央区天満橋京町

その中に。。。「難波往古図」をもとに描かれた熊野古道曼荼羅

かつて存在した渡辺橋のたもと、クボ津(窪津)の八軒屋の船着き場は上町台地熊野街道の出発点ですが、ここからまっすぐすすむと四天王寺さんがあるイメージが描かれています。

f:id:Kaimotu_Hatuji:20200607101004j:plain
熊野古道曼荼羅久保田晃画、永田屋昆布店さん謹製・八軒屋)

このイメージは正確で、先日紹介した四天王寺の伽藍の中心点(転法輪石)を真北にたどると、窪津・八軒屋の船着き場(永田屋昆布本店さん)あたりを指しています。

この絵を見て、実際の地図を見ているうちに、四天王寺さんの伽藍が東に約3度、傾いていることに気がついたのです(ありがとう!)

www.zero-position.com

大阪市熊野街道 観光ルート地図

http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/1464/00002290/K02-03(1312).pdf

大阪市内を散策する熊野街道のガイド地図ですが、このルートでは四天王寺さんをすっ飛ばして行くことになりますので、

四天王寺さん境内の熊野街道おススメルートを紹介させていただきます。

f:id:Kaimotu_Hatuji:20200606182302p:plainf:id:Kaimotu_Hatuji:20200606182316p:plain
大阪市熊野街道(観光ルート)八軒家~四天王寺住吉大社

おススメ・四天王寺さん境内 熊野街道 歴史散策ルート

f:id:Kaimotu_Hatuji:20200607185420j:plain
四天王寺前夕陽ヶ丘天王寺警察署(左奥)2020年6月7日

四天王寺さんの最寄り駅は、大阪メトロ・谷町線四天王寺夕陽丘駅になります。

f:id:Kaimotu_Hatuji:20200607155845p:plain
四天王寺さん境内 熊野街道散策おススメルート(開物発事作成)

駅出口を上がると、谷町筋よりひとつ東側の道を進んでください。我が母校、大江小学校の前を通ります。

www.zero-position.com

f:id:Kaimotu_Hatuji:20200607110357j:plain
四天王寺さん境内案内図

四天王寺さんの北西門から入るとすぐに三面大黒堂

www.zero-position.com

進んで右に折れると、亀の池が見えます。せっかくですから、亀の池の真ん中を通りましょう。

f:id:Kaimotu_Hatuji:20200607103255j:plain
四天王寺 亀の池 真ん中が石舞台 天気のいい日は親亀・子亀・孫亀が見れたらラッキー

人生幸朗(師匠)「(さんざんボヤいて最後に)責任者出て来~い!」

生恵幸子(師匠)「なに毎度、おんなじこというとんねん!この四天王寺のドロ亀ぇ~!」

人生幸朗(師匠)「お母ちゃん、ごめんちゃい。」

f:id:Kaimotu_Hatuji:20200607103936p:plain
ぼやき漫才 人生幸朗・生恵幸子

亀の池を抜けたら、右(時計)回りでも、左回りでも。

中心伽藍の転法輪石にお詣りしましょう。

www.zero-position.com

その後、南大門そばの熊野権現礼拝石を見てから、西大門(転法輪をくるくる回せます)を通り、石鳥居の西門(さいもん)に向かいます。

f:id:Kaimotu_Hatuji:20200607110418j:plain
熊野権現礼拝石(四天王寺南大門)

この間に、熊野詣を盛んに行った上皇や平安貴族、さらには、日想観を修業した法然上人(浄土宗)の気持ちになりましょう。

(西大門から西門の石鳥居の空間は、日本の浄土思想の発祥の地とされています。)

f:id:Kaimotu_Hatuji:20200607105555j:plainf:id:Kaimotu_Hatuji:20200607105614j:plain
西大門と西門の石鳥居 神社の浮橋様式もあります

難波がた 入りにし日を ながむれば よしあしともに 南無阿弥陀仏後鳥羽上皇

(開物解説:よしあしは、良し悪しですが、葦は「よし」とも「あし」とも読みます。上皇は難波の潟に茂る葦の原を眺めて詠んだのでしょう)

阿弥陀仏と 心は西に 空蝉の もぬけ果てたる 声ぞ涼しき(法然上人)

阿弥陀仏。あみだぶ~、と詠んでください。陸奥宗光の詩にも「空蝉、うつせみ」が登場します。)

www.zero-position.com

鳥居を出て、四天王寺さんに一礼。

左(南)に折れて、まっすぐ行くと、あべのハルカスが見える谷町筋に出ます。

ここで時間がある方は、ぜひ、通りの向かいの堀越神社へ(主祭神崇峻天皇四天王寺七宮のひとつ)。

f:id:Kaimotu_Hatuji:20200607111134j:plainf:id:Kaimotu_Hatuji:20200607111155j:plain
堀越神社 大阪市天王寺区茶臼山町(通りは谷町筋

もともと天満の八軒屋あたりにあった熊野九十九王子(神社)の第一番目、窪津(くぼつ)王子社は、現在、ここに遷座しています。

(冒頭に紹介した「熊野古道曼荼羅図」にも描かれている社です)

堀越神社の前は、四天王寺さんの西門石鳥居あたりに「熊野神社」として鎮座していたと、説明板に書かれています。

f:id:Kaimotu_Hatuji:20200607111415j:plainf:id:Kaimotu_Hatuji:20200607111357j:plain
堀越神社境内末社 熊野第一王子之宮(窪津王子神社

ブログランキング・にほんブログ村へポチっとお願い

f:id:Kaimotu_Hatuji:20200607114433p:plain
四天王寺 亀の池 親亀子亀孫亀。未完成ですが見えるかなぁ笑