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まとめ
明日香村の古い #男女一対の信仰 #五穀豊穣 #疫病退散 #子孫繁栄を祈りました。今はそれぞれ独り身ですが #飛鳥川 ほとりの #マラ石 と #フグリ山 の #船形石 はもともと一対だったかも知れません #女綱 #男綱 #須弥山石 #益田の岩舟
本文
皆さん、こんにちは。
須弥山石(しゅみせんせき)です。
飛鳥資料館*1の前庭で、見た目アレな仲間とともに、皆さんをお出迎えしております。
お目にかかるのは1年ぶり。たいへんご無沙汰しておりました。
開物発事より、明日香村のパッション ならお前だ!と指名され、久しぶりに登場した次第です。
明日香村祝戸(いわいと)のマラ石
最初にご紹介するのは、飛鳥川のほとりのマラ石くんです。
なんともストレート&ストライクな名です。私のようにハイカラな名前にすればいいのにね。
写真の正面に写っているフグリ山と一対の石造物という説が書かれています。
フグリというのは
🎵たんたんタヌキのキ〇〇マはぁ~
で、風に揺れてる「アレ」のことですね。
フグリ山・東展望台の金比羅大神碑(船形石)
もう一人、紹介するのは、山頂・東展望台にいる船形石(ふながたいし)さんです。
今は、金比羅大神と刻まれた石碑が、船形石さんの上に立っています。
マラ石と船形石・明日香伝承
実は、かつては、船形石さんの上にマラ石くんが立っていたかも知れないんですよ。
元々、ここに居たマラ石くん、がけ崩れで飛鳥川まで落ちて、現在場所に置かれたという話。
一人の男の転落人生みたいですが、他人事に思えませんねぇ。
それにしても落ちる途中、最後まで折れなかったのはリッパ。私ならバラバラ、今ごろはどこかのお宅の漬物石だったかも知れません。
明日香村の男女一対信仰
柏森の女綱と稲渕の男綱
飛鳥では、女と男のシンボルを使って、五穀豊穣、無病息災、子孫繁栄を、祈っていました。
私、須弥山石もよく拝まれたもんです(遠い目・・・連れ合いは行方不明です)
たとえば、奥明日香の飛鳥川に二本の綱を張る『綱掛行事』、栢森(かやのもり)の女綱(めずな)さん、稲渕(いなぶち)の男綱(おずな)くんもそうですね。
男綱くんなんか、年中、風にブ~ラブラ。
よかったら、また、見に行ってやってください。
【追記】益田の岩舟(飛鳥で採れない花崗岩製)
彼女(益田の岩舟さん)もそうとも云われてます。
えっ私の連れ合いかも?だって。と、とんでもない!
彼女はデカすぎて、わたくしには 荷が重過ぎ です。
お相手は、とんでもなく巨大で、山から切り出せなかった、飛鳥まで運べなかったというウワサもあります。
よかったら、彼氏がどこにいるか、推理してみてください。
ヒントは益田の岩舟さんが(飛鳥では採れない)花崗岩でできているということでしょうか。近畿では六甲山系が花崗岩(巨石採取)の一大産地です。
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開物はやっぱりバカですね。
レンタカーで明日香村までやって来て、マラ石までナビで行こうとして、なぜかハイキングコース(山道)に入り込んでしまい・・・
三十分の悪戦苦闘の末、最後に橋の縁石でガーリガリ。レンタカー屋さんの指示で警察に通報して現場検証していたんですね。写真はその時の1枚だそうです。
「マラ石の呪い~」とか騒いでました。事故保険に加入していたらしいので持ち出しの弁償はナシとのこと。
皆さんもくれぐれもお気をつけください。
以上、わたくし須弥山石が事故現場より報告しました。