まとめ
橿原神宮 東鳥居から本殿の方へ進む途中に #畝傍山 登山道。山頂まで約30分。お山には秋の気配。山頂には #畝火山口神社跡 #住吉大社 の禁足地。ヤマトのクニの東西をまとめて国見できます #二上山 #耳成山 #天香久山 #曼珠沙華
目次
本文
柿本人麻呂 畝傍山
畝傍山周辺はヤマト王権の始まりの地として柿本人麻呂も、詩を詠んでいます。
玉襷 畝傍の山の 橿原の 日知の御代ゆ 生れましし (巻2-29)
「たまたすき うねびのやまの かしはらの ひじりのみよゆ あれましし」
「玉襷」は「畝傍」の枕詞。美しいたすきを首(うね)にかけるの意。「日知」は聖の語源で、農耕の日を知るの意。「御代ゆ=治世」は「宮ゆ=御所」の説もありますが大意は同じ。「生れましし」は「あれましし」と読み、原文では「阿禮座しし」。ふるくは「(神・命が)お生まれになる」ことを「御荒れ、みあれ」と表現しました。
畝傍山 登山
橿原神宮の東鳥居をくぐって、しばらく行くと、登山道の立札が見えてきます。
畝傍山は、西北の大阪(二上山の方)からやって来る私には台形のイメージがありますが、東(磐余、いわれ)からは、きれいなお山の形をして見えます。
先週の奈良(大神神社)は残暑が厳しかったですが、今週は一転して秋の風情、朝のうちは半そでだと肌寒かったです。
気温が20度前後になると、山道のところどころでキノコを見ることができます。
山頂の畝火山口神社跡
山頂には、畝火山口神社跡と、住吉大社の禁足地がありました。
山頂からの東と西・国見
ヤマト平野を東と西、まとめて国見するなら、畝傍山山頂ですね。
鳥見山の北側(写真では左側)にある三輪山は、肉眼では見えたのですが、後ろの山系の色合いに沈んで写真にうまく映りませんでした。
玉たすき
さて人麻呂公の詠った「玉たすき」。こんなイメージだったのはないでしょうか。