はじめに
津軽半島 日本海側の #岩木山。お岩木山(おいわきやま)と云われ、おそらく縄文時代より霊山として崇敬されてきました。10月の津軽行では、岩木山の山麓を周る形で、麓の神社や史跡を訪問。#カミサマ の世界の入口 #大石神社 に参拝してきました
目次
本文
ここだけは日が高いうちにと、コースを変更してお詣りしたのが大石神社(10月13日参拝)。
津軽の霊山(お岩木山、標高1625m)、岩木山の北東の麓に鎮座する神社で、山頂付近を水源とする大石川の近くに鎮座し、下流に大森勝山遺跡(国史跡、北海道・北東北縄文遺跡群のひとつ)があります。
大石神社(青森県弘前市大森勝山)
御祭神:高皇産霊神(タカミムスビノカミ)、神皇産霊神(カミムスビノカミ)
この国の最初の神、つまり、造化三神のうち、二神が御祭神。
神社としての創建は、江戸期の慶長17年(1612)、津軽藩二代目藩主・津軽越中守信牧公が大石明神を勧請したことによるとされています。
ただそれ以前から、岩木山を仰ぐ信仰の地でした。
以下、由緒より)延暦19年(800)、坂上田村麿(さかのうえのたむらまろ、初代の征夷大将軍)が岩木山の霊験をうけ、十腰内(とこしない、現在の巌鬼山神社)に下居宮を建立した当時より、ここが岩木山への登拝口で『大石』を御神体石として道中安全を祈願していた(以下略。御由緒(写真)を参照)
その『大石』のあるところから上が、岩木山の聖域とされ、大石は『結界石』として考えられ、崇敬されてきました。
大石神社の上の岩木山山麓に、赤倉霊場と総称されるたくさんのお堂がありますね。
それぞれには『カミサマ』がいて、つまり、霊能力のある方々(男性もいる)が神様をおろします(カミサマは一代限りで不在となったお堂も多数あると聞きます)
ご先祖様(ニンゲン)の霊をおろす下北半島・恐山(おそれざん)の『イタコ』(女性)とはその点が違います。
岩木山は三峰にわかれます。案内板(弘前市からみて)の右が巌鬼山(岩鬼山、がんきさん)、真ん中が岩木山、左が鳥海山。
大石神社境内
津軽地方には馬像を奉納する風習があるようです。乗馬する文殊菩薩信仰と関係があるのかも知れません。
大石神社 本殿の大石
参拝後、境内を出ようとすると、お詣りを始めた時に上の方に走っていったミニパトが帰ってきました。
上の方を定期的にパトロールしているようですね。
赤いパトランプを見て、人間界に戻ってきた気分です (´▽`)