はじめに
お稲荷さんの総本社 #伏見稲荷大社 に参拝。一の鳥居からの参道ー楼門ー外拝殿ー本殿は、御神体山 #稲荷山 の頂を正面にライン上に並んでいます。山腹の #千本鳥居 を進みながら、めくるめく赤と現世御利益祈願の世界を見ることになります
目次
本文
先日紹介したサンゴロウつながり(三五郎稲荷、三狐呂稲荷)で気になることもあり、あらためてお稲荷さんの総本社、伏見稲荷大社に参拝。
『一の鳥居からの参道ー楼門ー外拝殿ー本殿』は、御神体山の稲荷山の頂を正面に遥拝するように並んでいます。
参拝用の境内図は、そのラインをわずかにズラして描かれています。
参拝した一月五日は大山祭の日。稲荷山に鎮座する神々を祀る行事で、山頂・山麓の 神蹟七か所*1 に新しい注連縄を張る「注連縄張神事、しめばりしんじ」が斎行されるとのこと。
めくるめく赤と現世御利益祈願の世界
伏見稲荷といえば千本鳥居ですが、もう、ぎっしり!これ一本ずつ奉納物です。
江戸期からさかんになったようですが、特に明治の神仏分離以降、事業の成功や商売繁盛といった現世御利益を願う人たち(個人、商家、会社など)がこぞって奉納し続けています。それぞれの鳥居の裏(帰り道に見える)に奉納時期と奉納者の名が刻まれているのですが、私がみた山麓の範囲で、鳥居のほとんどが平成のものでビックリしました。昭和以前のものは取り換えられて、どんどん新陳代謝がおこなわれている様子。
千本鳥居の途中にある根上がりの松。すでに枯れていますが、根が地表に持ち上がっていることからその名が付いたそう。値(根)が上がるのを待つ(松)ということで、証券会社や株売買をする人からの信仰を得ているそうです(説明板より)
途中、熊鷹社あたりの「お塚」。おそらく江戸期以降、明治期のものが多いと思いますが、山麓にはこういった小神社様式の「お塚」が傾斜地の猫の額ほどの場所にぎっしり詰め込まれています。景色よりも、人々の想念が渦巻いている感じで、そちらの方が怖いです。笑
このなんでも「神さん」にしてしまうパワーはすごいですね。真っ赤っ赤。鳥居の中の石碑には〇〇大神、△△大神がオンパレード。もう何でもありです。
お口直しに稲荷山・荒神峰から京都の景色。
今日は奥さんと一緒、もうシンドイということで下山。また別の日に上をまわってきたいと思います。たぶん、下とはまた違う景色があるはずと考えています。
赤い守矢。こういうものも探しにきたひとつです。
玉屋さんの名物・大名弁当
4,000円ぐらいで、ちょっとお高いですが、引きこもりの正月でしたから少し贅沢に。
箸のおき方がいつも雑でスミマセン。
なお玉屋さんのマークは「宝珠」。一の鳥居からすぐ、JR伏見駅前。
宝珠とは、例えば、狛狐の基壇に彫られた「桃」に似た造形物。お稲荷さんの御神前や御神紋としてよく見ますね。
最近、神社の狛犬さんも含めて、あそこに目が行きます。