はじめに
節分が終わり立春の今日から雛飾りが始まると、人形問屋さんで教えてもらいました。近頃はコンパクトに内裏雛だけとか三段雛が多いそう。調べていたのは左大臣の目 #アラハバキ #随身 #柳田國男
目次
本文
雛飾りは本日2月4日から
アラハバキ信仰のことを書き始めて、ひな人形の話に繋がり、調べたいことがあって、大阪松屋町(まつやまち)のおもちゃ問屋街をウロウロ。
現在二十代、三人の独身男のオヤジで、今のところご縁はありませんが、仮想・孫娘をイメージして店員さんと話すうちに、今年は2月4日(立春)から雛飾りOK だと聞きました。
大きな人形問屋さんを訪問。1階にお内裏様(一段)だけのお手頃セット、2階に三段びな、3階に五段びな、4階に七段びなの展示。
(店内撮影禁止のため、写真は去年、大阪船場の界隈で開催されていた雛祭りイベントより2点)
4階には、1500万円!!!のお雛様や、今上天皇が大嘗祭でお召しになった 黄櫨染(こうろせん)の内裏雛などなど。
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七段びな。三段目が門前で奉仕する仕丁(しちょう)。
四段目が御門(みかど)を護る随臣(ずいしん、随身)で、ここからが宮廷。
五段目が雅楽寮(うたまいのつかさ)所属の五人囃(ばやし)、六段目が膳部(かしわでべ)と采女(うねめ)の三人官女、
そして七段目にお内裏様。
向かって右の左大臣。片眼を閉じているのか?
見たかったのは、四段目の随臣・黒い衣装の左大臣(こちらから向かって右になります)
関西ではなじみが薄いですが、北陸・日本海・関東・東北の大きな神社に行くと、随神門(ずいしんもん)という入り口の門の両サイドに、随身像が置かれていることがあります。
隼人(はやと)と蝦夷(えみし)、武人の随臣は、麻の荒衣(あらたえ)を着て、脛(すね)あての脛巾(はばき)をつけた「アラ・ハバキ」がユニフォーム。
民俗学者の柳田國男によると、随身像の左大臣の方は片目を閉じているといいます(柳田の故郷の神社の話として。兵庫県神崎郡福崎町、鈴の森神社)
はたして雛人形もそうなのか、確認したかったのです。
しかし、近ごろ造られた雛人形は、両目ともぱっちり同サイズ。
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青森の岩木山神社、山形の出羽三山神社で随神門をくぐったのですが随身像を見落としていました。岩木山神社では左大臣の写真を撮り忘れヽ(´Д`;)ノ
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う-ん、つぶってはいませんね。ただ片目が細いように見えます、、、確信できるほどではありません。
比較のため、右大臣の方。こちらは両目ともぱっちりです。
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今年もひな祭りイベントがあるそうですので、あらためて見学に行きたいと思います。
三男坊が最近写真に凝っていて、一眼レフのいいのを使い始めたので、望遠で撮影してもらうよう頼んでいます。
さて、古いひな壇の人形・左大臣の片眼はどうなっているでしょうか。
イベント展示がはじまる今月末には報告したいと思っています(中止にならないことを祈るばかり)
なぜ片目をつむっている、あるいは細めているのかは、まだ考察してません。笑