ものづくりとことだまの国

縄文・弥生・古墳時代の謎。古神社、遺跡、古地名を辿り忘れられた記憶、隠された暗号を発掘する。脱線も多くご容赦ください

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【安倍晴明神社】境内の鏡石(孕み石)は古代船の錨【陰陽師に流れる海人族の血統】

はじめに

大阪市 #阿倍野区 #安倍晴明神社。陰陽師 #安倍晴明公 を祀る神社。一帯は #古代難波津 の入り江で水運にたずさわった #阿倍氏安倍氏)の支配地。境内には #古代船の錨 という #鏡石(#孕み石)が置かれています

目次

本文

安倍晴明神社(大阪市阿倍野区阿倍野元町5−16)

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阪堺電車(パンダデザイン)安倍清明神社からあべのハルカス

あべのハルカス前の乗車場(天王寺駅前)から。大阪ではチン電と呼ばれるチンチン電車阪堺線(はんかいせん)で3駅目。

東天下茶屋(ひがしてんがちゃや)駅で下車、徒歩すぐのところに鎮座しています。

あべのハルカス前からつながる神社鳥居の前の道が熊野街道。このまま写真手前、南の方に進めば住吉大社に行きます。

御神紋は五芒星。境内の様子は以前紹介していますのでそちらで。

www.zero-position.com

なお、現在の阿倍野区は、一帯を支配した古代豪族・阿倍氏安倍氏)の名に由来する説が最有力です。

あべのハルカスに上ってお祈りすると、清明さんの陰陽力が働くかもしれません。笑

鏡石(孕み石、はらみいし)

説明板)この大石は 古代の船の錨 で鎮める意から安産を祈る石となり、孕み石と呼ばれて信仰されています

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鏡石(孕み石)

大阪の市街地・上町台地は、古墳時代は、標高地図のちょうど青のエリアがほぼ海で、古代・上町半島でした。

安倍晴明神社のあたりは入り江の奥で、住吉と四天王寺難波宮をつなぐ海路の湊(みなと)だったと考えられます。

海人・安曇(あど、あずみ)系の安部(阿部)氏は、ここで水運を業としていたのでしょう。

鏡石はその時代の名残ということです。

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安倍晴明神社(+マーク)色別標高地図

海人・安曇族の道

先日紹介した海人・安曇族の道-水路と陸路で、住吉から大和平野(磐余、飛鳥)へつながる道-を理解すると、古代妄想がはかどります。

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海人・安曇族の道(住吉が中心)

奈良県桜井市(磐余、いわれ)の安倍文珠院は、孝徳天皇飛鳥時代難波宮を本拠とした)の時代、安倍氏の氏寺として創建されましたが、ここに安倍晴明公を祀る清明堂が平成16年に再建されました。

安倍清明神社と安倍文珠院のつながりは、海人・安曇族の道で繋がります。

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安部文珠院 清明堂(案内パネル)

安倍氏からは、皇極・斉明女帝(飛鳥)の時代に、征夷の東国に向かった阿倍比羅夫(あべのひらふ)が出ています。

日本書紀では、阿倍の水軍が渟足柵(ぬたりのさく、現在の新潟市あたり)から出羽国(飽田、あぎた、現在の秋田県)に入り、津軽、渡島(粛慎、みしはせ)に進んだと記述されていますが、その前に、阿倍比羅夫がヤマトから日本海に抜けたルートも推理できます。

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阿部比羅夫 水軍の東北進出

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