はじめに
河内国一之宮・枚岡神社(出雲井町)を出て、河内水走氏の館跡(五条町)~河内中池(客坊町)~市杵嶋姫神社(同)を歩きました。一帯は、生駒山麓の河内国を領地とした古代 #水走氏(枚岡神社神官家)の根拠地。治水にも長けた氏族だったと考えられます
目次
本文
阪神高速道路の水走(みずはい)出入口は、上記地図の左上、東大阪市水走にあります。
古代、生駒山麓から西に流れ落ちる水と、河内平野を西北に流れていた大和川がぶつかるところで、大雨の度に冠水・浸水したところです。
河内水走氏の館跡(五条町)、河内中池(客坊町)
水走氏(みずはいし、みずはやし)は古くから枚岡神社の神官をつとめ、中世をピークに江戸期に至るまで一貫して、現在の東大阪市を中心に大東市~八尾市の生駒山麓の土地を領有し支配していた一族。治水と祭祀の氏族だったと考えられます。
生駒の斜面に造られたため池。目指す市杵嶋姫神社(いちきしまひめじんじゃ)は写真中央に見える山稜手前の台地に鎮座しています。
途中の道で、愛想のよいニャンコ(手前)に声をかけられ、相手していると、背後から野太い声の親分さん(白)と子分(黒)がご登場。笑
ネコのツツモタセか!?手前の声かけネコは「このオッサンあかんワ!エサもってへん」とか、目で合図していたような。(´▽`)
市杵嶋姫神社(客坊町)
御由緒も何もありませんでしたが、地域(古代水走氏)の氏神さんで、御祭神は水神(龍神)のイチキシマヒメノミコト(弁天様)でしょう。
あやうく踏むところでした。
境内から鳥居の向こう、大阪平野を見下ろせます。
本日のコース情報(枚岡神社記事)
●水走氏の館跡(五条町:34.66513080877358, 135.648937625943)、●河内中池(客坊町:34.66417852334512, 135.64755365788116)、● 市杵嶋姫神社(客坊町:34.66345971567107, 135.65065081387198)
アラハバキ解・汎日本古代信仰の謎に迫る(全54話完結)
【2020年12月~2021年5月、連載】