ものづくりとことだまの国

縄文・弥生・古墳時代の謎。古神社、遺跡、古地名を辿り忘れられた記憶、隠された暗号を発掘する。脱線も多くご容赦ください

【市杵嶋姫神社(客坊町)】生駒山麓 治水と祭祀の古代氏族【水走氏】

はじめに

河内国一之宮・枚岡神社(出雲井町)を出て、河内水走氏の館跡(五条町)~河内中池(客坊町)~市杵嶋姫神社(同)を歩きました。一帯は、生駒山麓の河内国を領地とした古代 #水走氏(枚岡神社神官家)の根拠地。治水にも長けた氏族だったと考えられます

目次

本文

阪神高速道路の水走(みずはい)出入口は、上記地図の左上、東大阪市水走にあります。

古代、生駒山麓から西に流れ落ちる水と、河内平野を西北に流れていた大和川がぶつかるところで、大雨の度に冠水・浸水したところです。

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東大阪市東部(生駒山麓)町名地図(本日のコース)

内水走氏の館跡(五条町)、河内中池(客坊町)

水走氏(みずはいし、みずはやし)は古くから枚岡神社の神官をつとめ、中世をピークに江戸期に至るまで一貫して、現在の東大阪市を中心に大東市~八尾市の生駒山麓の土地を領有し支配していた一族。治水と祭祀の氏族だったと考えられます。

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水走氏館跡・墓碑

生駒の斜面に造られたため池。目指す市杵嶋姫神社(いちきしまひめじんじゃ)は写真中央に見える山稜手前の台地に鎮座しています。

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河内中池

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ナンテンの花

途中の道で、愛想のよいニャンコ(手前)に声をかけられ、相手していると、背後から野太い声の親分さん(白)と子分(黒)がご登場。笑

ネコのツツモタセか!?手前の声かけネコは「このオッサンあかんワ!エサもってへん」とか、目で合図していたような。(´▽`)

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ネコネコ軍団

市杵嶋姫神社(客坊町)

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市杵嶋姫神社(客坊町)

御由緒も何もありませんでしたが、地域(古代水走氏)の氏神さんで、御祭神は水神(龍神)のイチキシマヒメノミコト(弁天様)でしょう。

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市杵嶋姫神社(客坊町)

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市杵嶋姫神社(客坊町)拝殿と本殿

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市杵嶋姫神社(客坊町)意外に広い境内

あやうく踏むところでした。

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境内から鳥居の向こう、大阪平野を見下ろせます。

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市杵嶋姫神社(客坊町)

本日のコース情報(枚岡神社記事)

●水走氏の館跡(五条町:34.66513080877358, 135.648937625943)、●河内中池(客坊町:34.66417852334512, 135.64755365788116)、● 市杵嶋姫神社(客坊町:34.66345971567107, 135.65065081387198)

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