はじめに
生駒周辺を巡っていて見かけた #一願成就 の信仰。特に #石切剣箭神社 #一願聖霊尊 は重要な場所に鎮座。さてその正体とは?頭の整理中、古代妄想レベルMAXで書いてみました。#縄文石棒 #飛鳥坐神社 #一言主神 #道祖神 #事代主神 #葛城坐一言主神社
目次
本文
一願成就の信仰(最近の記事より)
生駒山麓を巡る中で、ひとつのカテゴリーとして 一願成就 の信仰があることを知りました。まずは例として二つ。
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生駒唯一の瀑布、天龍院(長尾の滝、東大阪市東豊浦町、34.67418556120847, 135.6662941908769)参道の一願成就不動尊。
『でんぼ腫れ物の神様』で有名な石切剣箭神社(いしきりつるぎやじんじゃ、東大阪市東石切町)の本殿より奥、境内の最奥に鎮座する一願聖霊尊(一生に一度の願いを叶える)
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一願成就不動尊は滝場の近くの修験、つまり、神仏習合によりお不動さんの姿をしています。
さて習合前はどのような信仰(姿)だったんだろう?と考えていた一週間後に、石切さんで一願聖霊尊。
記事にも書きましたが、御本殿の真裏(境内最奥)という重要な位置でもあり、さて御神体は?・・・とお社を覗き込みますが、御簾(みす)が掛けられていてよく見えない。。。シルエットから縄文石棒のようなもの(男性シンボル)ではないか、と妄想した次第。
石棒は、縄文遺跡から、女性シンボルの丸石とともに、全国的に数えきれないぐらい多数(普通に)出土しています。
偶然に、縄文石棒が井戸や畑から出土するケースがあり、地域によって石神『セキジンさん』として咳鎮めや痰切り、そこから薬力神として祀られたりします(関東では形から『おしゃもじさん』とも。)
もちろん(鼻高のサルタヒコとの連想で)道祖神(サイノカミ)としても祀られているところもあります(よく知られる男女が抱き合った道祖神像よりも古いタイプ)
女性型の丸石と違って、男性型の石棒はエモーショナルな(笑)カタチをしていますので、出土すれば、信仰の対象になりやすかったのでしょうね。
一願成就と一言主神
今のところ雑考レベルのため古代妄想レベルMAX(★★★)として書きます。
古代妄想レベル:★★★=MAX ★★=MEDIUM ★=MIN or A LITTLE
一生に一度の願い事、たったひとつの願い事。。。ならば願い事は一言。。。
一言主神(ひとことぬしのかみ)の神社の総本山は、葛城坐一言主神社(かつらぎにいますひとことぬしじんじゃ。奈良県御所市)
一言の願いなら、何でも叶える ご利益があるそうです。
さて、一言主神とはどなたでしょうか?
葛城に坐(いま)す神ですから鴨、出雲族の神様。それも。。。
飛鳥坐神社・御由緒より)(御祭神の八重事代主神(やえことしろぬしのかみ)は)首渠神(ひとごのかみ)として八十万の神々を統率し 高市(たかいち)に集まり、この天高市(飛鳥)に鎮まりました
ひとごのかみ=ひとことぬしのかみ?(★★★)
もし上の等式が成り立つなら、一言主神は、出雲クニづくりの事代主神=スクナヒコナ神ということになります。
スクナヒコナ神は古代出雲族の導き・道祖神的な面を持ち、それゆえか飛鳥坐神社の境内には陰陽石がセットでゴロゴロしています。
飛鳥坐神社は西日本の三大奇祭のひとつ『おんだ祭り(天狗とお多福の踊り)』でも有名ですね。
もしかしてそんな偉い神様をセッカンした役行者。。。そうであれば、何だかとんでもない話ですねぇ。
この週末。天気に問題なければ、葛城坐一言主神社にお詣りする計画。
コナン君のごとく探偵してきます。