はじめに
奈良県御所市 #葛城一言主神社。葛城 #鴨氏 が奉じた #一言主神 の総本社。#雄略天皇(古墳時代)や #役行者(飛鳥時代)の霊験譚、#土蜘蛛 伝承やその史跡が時空を越え絡み合い、数多く残されています。近畿の梅雨明け前日の参拝
目次
本文
葛城一言主神社(かつらぎひとことぬし)
近鉄・JR御所(ごせ)駅から車で約10分(駐車場あり)/徒歩約50分/奈良交通バス60・66系統(五条バスセンター行き、宮戸橋下車から徒歩)
奈良県御所市森脇432(34.44572996223605, 135.71182466230007)
お詣りしたのは2021年梅雨の最終日。この翌日に近畿もようやく梅雨明けしました。
御祭神:葛城之一言主大神(かつらぎのひとことぬしおおかみ)、幼武尊(わかたけるのみこと=第21代雄略天皇)
御由緒(参道脇の碑)延喜式に、葛城坐一言主(かつらぎにいますひとことぬし)神社として名高い。その昔、雄略天皇と葛城の一言主とが葛城山中で出会ったとき、一言主は「吾は、悪事も一言、善事も一言、言離(はな)つ神、葛城の一言主の大神なり」と名乗って、天皇を畏れさせたことが記紀に見える。爾来、庶民の間で、願い事を一言だけ聞きとどけてくださる イチゴンジンサン(一言神さん)として親しまれ崇敬されている。社殿のあるこの地は古くから神の降臨をしめす カミタチ という名で呼ばれていることが文書などに記されている。社殿の右横にある『蜘蛛塚』は、記紀の ツチグモ にまつわる伝説から生まれた。本殿の前にあるイチョウの巨樹は、目通り3メートル、高さ20メートル余、その根元には芭蕉の句碑がある
葛城一言主神社 境内
本殿横の蜘蛛塚。
源頼光(みなもとのらいこう、よりみつ)や 鬼退治で知られる渡辺綱(わたなべのつな) も登場する蜘蛛妖怪を退治する 謡曲・土蜘蛛は葛城の土蜘蛛伝承を元に創られました
*****
お守りのカタチが 鬼 をあらわしているのでしょうか。
*****
御神木の 乳銀杏。樹齢千二百年。健康な子供が授かりお乳がよく出ると信仰されています。
葛城一言主神社は続きます。
アラハバキ解・汎日本古代信仰の謎に迫る(全54話完結)
【2020年12月~2021年5月、連載完結】