はじめに
先日紹介した御所市の #多太神社 の流れで。一年前の今頃、大神神社(桜井市)摂社 #大直禰子神社(おおたたねこじんじゃ、#若宮社)に参拝。当社御由緒には「御祭神が大物主大神のご子孫であることから若宮社とも呼ばれる」と書かれています
目次
本文
大直禰子神社(若宮社)御祭神と御由緒
奈良県御所市の多太神社(葛城)で紹介したオオタタネコを、御祭神とするのが大神神社摂社の大直禰子神社(おおたたねこじんじゃ。別名・若宮社)。ちょうど一年前(2020年)の9月上旬に参拝しました。
(34.53051418924427, 135.85029168176695)奈良県桜井市三輪177/大神神社摂社。大神神社参道から二の鳥居をくぐらず北(左)に進む、徒歩数分。大神神社の無料駐車場あり。【土・日・祝日運行バスあり】近鉄桜井駅~大神神社二の鳥居
御祭神:大直禰子命(オオタタネコノミコト)
御由緒)御祭神の大直禰子命は大物主大神のご子孫です。第十代崇神天皇の御代に疫病が流行し、国難が起こった時、天皇の御夢にあらわれた大物主大神の神託によって茅渟県陶邑(ちぬのあがたすえむら)(現在の堺市)に大直禰子命を見出され、大神を祀る神主にされると疫病は治まり国が平和に栄えたとされます。また御祭神が大物主大神のご子孫であることから若宮社とも呼ばれ、春の大神祭(おおみわさい)では若宮の御分霊が神輿に遷され、三輪の街を巡幸されます。神仏習合の時代は大神寺(おおみわでら)、後に大御輪寺(だいごりんじ)として、永らく大直禰子命の御神像と十一面観音像(国宝、現在は聖林寺に奉安)があわせ祀られてきました。本殿には奈良時代の大神寺創建当初の部材が残っており、貴重な神宮寺の遺構として国の重要文化財に指定されています。
御由緒より 十一面観音=アマテラス と考えて、ほぼ問題ないでしょうか(本地垂迹)
以下、開物の妄想。
神社巡りをしていて『若宮』とは、伊勢神宮のアマテラスを奉斎する斎宮(姫皇女、ひめみこ、姫巫女)に由緒のある社という認識でしたが、オオタタネコは明らかに男性。
???だったのですが、先日、多太神社(御所市)を参拝し、あらためてオオタタネコが「三輪山の神を祀った人」というイメージをはっきり持つにいたり、少し理解できた気がします。
三輪山はヤマトの東、朝の日がのぼるところ。つまり、三輪山の神・・・日々生まれ変わってあらわれる太陽(常若、とこわか)を拝む場所、あるいは奉祀する人物を(男女かかわらず)「若宮」と呼び、
大直禰子神社創建の(オオタタネコが三輪山の神に奉祀した)ころ、その務めは「大物主大神」の血統と決まっていたのかも知れません。
大直禰子神社(若宮社)境内
かつて、神仏習合の神宮寺*1であっただけに、御本殿は仏教寺院のお堂のようでもあります。
当社の御饌石(みけいし)は、大神神社の正月の「ご神火まつり」の時、久延彦神社(くえひこじんじゃ、知恵の神様)へ神饌をお供えする石。
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たいへん暑い日だったのを覚えています。で、お詣り後はもちろん!
大神神社への参拝時は、だいたい、山の辺の道の 花もり さんでランチ。今年は訪問ゼロなので来年はぜひ行きたいと考えています。
山辺の道 花もり(34.5332593826731, 135.8523529727104)奈良県桜井市茅原222-4/大神神社奥の狭井神社から山の辺の道を徒歩約10分。狭井川近く。駐車場はありません
縁起のよい常若(とこわか)の緑のかき氷です。
ご主人によると 三輪山をイメージしたかき氷 とのこと。
三輪山愛たっぷり!笑