ものづくりとことだまの国

縄文・弥生・古墳時代の謎。古神社、遺跡、古地名を辿り忘れられた記憶、隠された暗号を発掘する。脱線も多くご容赦ください

【鯉菊稲荷神社】緑の山麓 青い空 赤い千本鳥居【竜門山地の景色】

はじめに

近鉄大阪線の桜井から長谷寺まで歩いた日、あと少しでゴールのところで緑の山麓に青い空に映えた赤い #千本鳥居。お参りしたのが #鯉菊稲荷神社。小字の氏神さんで大切にされている様子。お社からはヤマト盆地に流れ込む #龍の氣 #竜門山地 のカタチがよく見えます

目次

本文

鯉菊稲荷神社(こいきくいなりじんじゃ)

近鉄電車大阪線は、大和川上流域の初瀬川(三輪連山の南麓)沿いを通る区間があり、(大阪側から)桜井-大和朝倉-長谷寺の三駅があります。

この日は、早朝に桜井駅まできて、長谷寺駅までの約6キロを歩きました。

秋の快晴の日、正午前にはずいぶん暑く、もうすぐ長谷寺駅というところで、山麓(北)の方に赤い鳥居が並んでいるがみえました。

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山麓に鯉菊稲荷神社の赤い鳥居が見えます

一帯(三輪連山。三輪山-ダンノダイラ-巻向山-初瀬山の山麓)のお社はすべて回ろうと考えていたのでお参りすることに。

地図で調べると、連山の東端、初瀬山の麓になるあたり。

青い空に千本鳥居が映えて美しいですね。

(34.52845429333127, 135.90029744258763)/桜井市初瀬1470/駐車場はありません/近鉄長谷寺駅から徒歩約20分

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鯉菊稲荷神社

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鯉菊稲荷神社

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鯉菊稲荷神社

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鯉菊稲荷神社(桜井市初瀬)

御祭神:鯉菊稲荷大明神

初瀬のこのあたり(小字)の氏神さんのようです。整理整頓されていて、大事に管理されている様子がうかがえます。

次の写真、一応、御本殿と紹介しましたが、三輪連山の山麓の他の神社と同じように、背後の山(神域)を遥拝するお社であるのかも知れません。

桜井市脇本:春日神社、桜井市黒崎:白山比咩神社、桜井市出雲:十二柱神社)

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鯉菊稲荷神社 御本殿

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鯉菊稲荷神社(桜井市初瀬)

鯉菊稲荷神社からの景色(竜門山地)

鯉菊稲荷神社の高い所から、山あいの街を挟んで南側を眺めてみると、ここにも美しい笠山がありました(山の名は分かりません)

方角的に、奥の高い山は竜門岳~音羽山の山系でしょう。

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鯉菊稲荷神社から南の山並み

あの 竜門山地 が北西(写真右)方向のヤマト盆地に流れて行った先端が、大和三山のひとつ、天香具山(あまのかぐやま)。

古来、龍の氣 をヤマトのクニに流し、王権を守護するとされた聖なる気脈の一端であり、藤原京大和三山に囲まれて造営された理由です。

そう考えると、ここから見る山並みが、都に向かって低くうねってゆく龍の背に見えなくもありませんね。

(数日前、たまたま藤原京跡に立ち寄ったのですが、コスモスはつぼみもまだでした。見頃の季節なのですが。ここから一気に咲くのでしょうか。もし見学の計画のある方は、念のため、調べてから行った方が無難です)

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藤原京のコスモス畑(2021年10月7日撮影)

ちょうど二年前、今ごろの記事です。

www.zero-position.com

クモの巣が楽譜の一番最初に書かれている記号に見えます。あれは何ていう名の記号でしたっけ?

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鯉菊稲荷神社

【10月6日追記】そうそう。ト音記号でした。しかし、向きが逆やし( ´艸`)。あんまり似てないかなぁ

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ト音記号

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