く> はじめに
現世からあの世の地獄と極楽をめぐり、また(生まれ変わって)この世に戻ってくるのが #恐山菩提寺 の霊場体験。目まぐるしく変わる天候と大自然の景色の中、歩きます。#賽の河原 #極楽ケ浜
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本文
恐山菩提寺 「あの世」めぐり(10月17日参拝)
さすがに「あの世」。イオウの匂いがプンプン。岩のスキマの孔から火山性ガスがシューと噴き出し、供えられた硬貨が溶けています。
吹きつける風に、たくさんのかざぐるまがカラカラと音をたてて回っています。
道の駅で買ってきたローソクとお線香をたてようとしましたが。。。
イオウ臭の正体は硫化水素。引火するとは知りませんでした。
恐山菩提寺 賽の河原
ここは賽の河原。流れるのは三途の川か。。。
この景色の中を歩いてますと、いつの間にか人生諸々、亡き人のことを考えています。
賽の河原の八角円堂の中には奉納物の数々。それぞれに想いが込められた品々ですので撮影自粛。
恐山菩提寺 極楽ケ浜
このまま向こうの山の方に翔んでゆくと極楽往生でしょうか。
ここから眺める大尽山は神秘的なほどに完璧な左右対称。
いよいよイオウ臭が鼻に残る感じ。そろそろ潮時。現世に戻りましょう。
恐山菩提寺 現世への帰り道
ここで「胎内くぐり」。霊場に入山した者は一度死んで、お母ちゃんのお腹から(生まれ変わって)この世に戻ってくるという意味でしょうか。
地獄に仏とはこのことです!笑
「あの世」から還ってきました。
硫化水素ガスで腐食した御手洗いの水道栓を見て、ハッと、ここは長居できるところではないと我に帰りました。(恐山参拝終わり。)
#恐山 から下山途中の #霰(あられ)。さっきまで日が照っていたのに(1017撮影) pic.twitter.com/czjQFqvCPj
— 開物発事 (@Kai_Hatu) 2021年10月30日
今年の開山期間は本日まで。来年4月末まで深い雪に閉ざされます。