ものづくりとことだまの国

縄文・弥生・古墳時代の謎。古神社、遺跡、古地名を辿り忘れられた記憶、隠された暗号を発掘する。脱線も多くご容赦ください

【六角堂(頂法寺)】本堂前の六角形のへそ石は「京都の中心」

はじめに

京都市中心街の四条烏丸交差点からスグ。#六角堂(頂法寺)。境内に #へそ石。#聖徳太子の開基(伝)。お寺の紋は八角の #転法輪。太子遠忌の今年11月から来年10月まで、本堂に五色の結縁綱が設置されています #池坊 #華道発祥の地

目次

本文

六角堂(紫雲院頂法寺

六角堂(紫雲院頂法寺

(35.00777730802643, 135.76028891725514)/京都市中京区六角通東洞院西入堂之前町248/京都オフィス街の中。四条烏丸(阪急、地下鉄、バスなど)交差点から徒歩6分、拝観料無料

本殿が六角宝形造であることから、一般に 六角堂 の名で人々に親しまれている。開基は聖徳太子で、四天王寺建立の用材を求めて太子がこの地を訪れた時、霊告によってこの地に御堂を建て、守護仏の観音像を安置したのが始まりと伝えられている。早くから人々の崇敬を受け、弘仁十三年(822)には嵯峨天皇の勅願所となり、また長徳二年(996)には花山法皇の御幸があり、西国三十三所観音霊場(現十八番の札所)となったと伝えられる。建仁元年(1201)、親鸞聖人が当寺に一〇〇箇日間参篭して霊告を受け、後に真宗を開宗する根源となった。本堂には聖徳太子の持仏と伝える本尊如意輪観音像、親鸞像、毘沙門天立像(重文)などを安置する。本堂前の六角形の礎石は 臍石(へそいし)といい、古来、京都の中心に当たるとされてきた。また、本堂北の本坊は池坊(いけのぼう)と呼ばれ、室町時代以降、多くのいけ花の名手を輩出した所で 華道発祥の地 として有名である。現在も池坊華道の拠点となっている。京都市

六角堂

六角堂 境内

京都の中心とされる六角形の本堂前の「へそ石」

お寺の紋は、聖徳太子らしく八角形の転法輪。

まぁ〜るい転法輪から仁鶴二角が減って、六角になった理由は何でしょう?

(ご存知ない方に。。。今夏亡くなられた笑福亭仁鶴師匠の長寿番組「バラエティ生活笑百科(お笑い法律相談)」『四角い(顔の)仁鶴がまぁ~るくおさめまっせ~』のキャッチフレーズより。)

八角でも六角でも中心の「へそ」は大事です。

今年は百年に一度、聖徳太子千四百年の大遠忌の年で、11月10日から来年の10月31日までの期間中、本堂前に御本尊(如意輪観世音菩薩像)とご縁を結ぶということで、ご覧のとおり、五色の結縁網(けちえんづな)を設置しています。

六角堂 御本堂(五色の結縁綱)

御本尊の如意輪観世音菩薩の御真言『オン バラダ ハンドメイ ウン』。。。

四天王寺さんの御本尊の救世観音(ぐぜかんのん)と同じ(私が唯一すらすらッと言える御真言。笑)。

調べてみたら如意輪観音と同一の観音様ということでした。「如意輪とは転法輪のことかもしれない」と勝手に妄想。

御本堂 御本尊は秘仏のため見えません

六角堂

六角堂

六角堂

十六羅漢が見つめる先に六角堂

六角堂

六角堂 噛みつき注意の張り紙が出されていた白鳥

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