はじめに
先日、東京行の休日に #おしゃもじさま 参拝のため #青梅市 に行きました。縄文中期(六千年前)の青梅あたりは #多摩川 の流れがつくり出した扇状地がひろがり住みやすい河岸段丘に多数の縄文集落があったようです。#青梅市郷土博物館 #耳飾り #亀形土製品
目次
本文
宿泊したのが多摩川河口の川崎市(神奈川県)。ホテルからの朝の景色。川向こうは大田区(東京都)になります。
多摩川は奥多摩から南東に下り、東京都と神奈川の県境となって海に流れ込みます。地図で見ると巨大な河川ですね。
早朝(5時半)に川崎を出発し、一般道で多摩川沿い(大田区-世田谷区-狛江市)を調布市まで車を走らせたのですが、とにかく道が混む混む。東京の密度はハンパじゃありません(汗)。出発時の目的地への到着予想時刻は10時だったのに、調布では12時すぎ・・・とてもじゃないので高速道路に。
青梅には、青梅市郷土博物館(東京都青梅市駒木町1丁目684)を見学がてら、現地情報を聞いて おしゃもじさま に参拝するのが目的でした。
古いアラハバキ信仰のこん跡を見学するためです。アラハバキ解・汎日本古代信仰の謎に迫る|一般小説作品詳細|NOVEL DAYS
左)200万年~50万年前は、今より海抜が180メートルも高く、なんと!青梅市役所付近まで海だったそうです
左)その後(氷河期で)海が後退し、6000年前(縄文中期)に広がっていた扇状地の河岸段丘に、奥多摩よりさらに奥から人々がやってきて縄文集落をつくったようです。
縄文の人々は、川沿いの段丘に集落(竪穴住居)をつくるのが定石。ゆえに青梅市では多摩川と霞川*1沿いに多数の縄文遺跡が確認されていますね。
円形の耳飾。縄文の女性は、右のように耳たぶにあけた穴にはめ込んでいました。
この亀形は面白いですね。郷土博物館に近い喜代沢遺跡から出土。特に説明には書かれていませんが、小さな孔の開いた亀形で、紋様が特徴的な縄文晩期の様式であることから、シャコちゃん(遮光器土偶)が出土した津軽の「亀ヶ岡式」と考えて良いのかなと思っています。
いずれも日本海側で発展した縄文中期以降の影響を受けていると思われ、青梅市に集落を築いた人々がどこからやって来たのかを考える材料になります。(続きます。次回、縄文石棒とおしゃもじさま)
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現在、江戸東京博物館で開催中の「特別展縄文2021」に深鉢土器を出品中で、訪問時は代わりにレプリカが置かれていました。