ものづくりとことだまの国

縄文・弥生・古墳時代の謎。古神社、遺跡、古地名を辿り忘れられた記憶、隠された暗号を発掘する。脱線も多くご容赦ください

【大神神社】初もうで 新春の山の辺の道からの景色【三輪山】

はじめに

朝一番の近鉄急行で #大神神社奈良県桜井市三輪)に初もうで。新春の #山の辺の道 を歩きながら #三輪山。#狭井神社 #貴船神社 #龗神神社 #檜原神社 #井寺池 #大和二上山 #箸墓古墳 #大和三山

目次

本文

【初もうで】大神神社

連絡の桜井駅でトイレの間にJRが出てしまい、冷え込むホームで30分待ってから来たのですでにお詣りの人が結構。さすが大和国一宮。

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大神神社参詣道より 御神体三輪山

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大神神社

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大神神社 手水舎の蛇神さん

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大神神社

大神神社三輪山御神体とする古い神社。拝殿のみで御本殿はありません。境内からは近すぎて三輪山は見えません。

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大神神社 拝殿

謡曲「三輪」で、玄賓(げんぴ)僧正が三輪明神の化身である女性と夢で出逢い、古い三輪の物語(三輪と伊勢の神は一体分神)を聞く が、女性の正体は蛇神さんだったという。

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蛇神さんは卵を喜びます。

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大神神社 巳の神杉(みのかみすぎ)

狭井神社(狭井坐大神荒魂神社)

大神神社の参詣道に戻らず、久すり道(くすりみち)から山の辺の道を約5分で、大神神社摂社の狭井神社

正式な名は狭井坐大神荒魂神社(さいにいます・おおみわのあらみたまじんじゃ)。今はコロナの影響で閉じられていますが、三輪山への登拝道の起点となっています。

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狭井坐大神荒魂神社(狭井神社

狭井神社から山の辺の道を進んだところに貴船神社(御祭神:於加美神、おかみのかみの磐座)。この社はいつも黄金色に輝いているように見えます。

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貴船神社大神神社末社

八大龍王弁財天大神 龗神神社

貴船神社からすぐのところ。ここは不思議スポット。かねがね奈良の絶景のひとつと考えています。

池の名は詳しく知りませんが、下の池と上の池があって、その間に拝殿があります。

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八大龍王弁財天大神 龗神神社

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八大龍王弁財天大神 龗神神社 下の池から拝殿と三輪山

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八大龍王弁財天大神 龗神神社 拝殿から上の池と奥社

龗神神社から山の辺の道を歩いて行くと玄賓庵(げんぴあん)の白壁。謡曲「三輪」に登場した玄賓僧正の庵があったところです。

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玄賓庵(げんぴあん)の白壁。山の辺の道

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檜原神社(倭笠縫邑伝承地)大神神社摂社

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檜原神社 三輪山を遥拝する形 三鳥居の御神域

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檜原神社 鳥居の向こうに大和二上山

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井寺池からの眺め(三輪山、大和二上山大和三山、葛城)

檜原神社の鳥居から山の辺の道を外れ、大和二上山が見える西の方に下ってゆくと井寺池(下池と上池)。

井寺池からも三輪山がよく見えます。周辺には万葉歌碑がたくさん建てられています。

ここまで歩いてきて、ようやくの日の出。

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井寺池(上池)から三輪山の日の出

近くの万葉碑。川端康成が揮毫した倭建命(ヤマトタケルノミコト)の歌です。

碑の上の草の陰に、ちらっと箸墓古墳と大和二上山が見えます。

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大和は國のまほろば たたなづく青かき 山ごもれる大和し美し(川端康成 揮毫)

井寺池を巻向の方に下りながら。箸墓古墳とその先に二上山

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箸墓古墳 その先に大和二上山

ここからは、遠く葛城ー金剛山系、手前の平野部に大和三山を一望できます。

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一番向こうが葛城ー金剛山系。手前の平野部に右から耳成山畝傍山、少し離れて左に天の香久山