ものづくりとことだまの国

縄文・弥生・古墳時代の謎。古神社、遺跡、古地名を辿り忘れられた記憶、隠された暗号を発掘する。脱線も多くご容赦ください

【ロマネスコ】野菜の中の宇宙【神秘の造形】

はじめに

おととい金曜日。いつもと違う通勤コースの八百屋さんの店先で見つけたのが #ロマネスコ。#フィボナッチ数 #フラクタル

目次

本文

ロマネスコ(サンゴショウ)

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ロマネスコ(サンゴショウ)

昔はサンゴショウという名でも売られていた珍しい野菜。今はそうでもないでしょうか。

久しぶり見かけました。愛知産の198円。大きめのブロッコリーサイズ。

今はロマネスコという方がわかりやすいかも知れません。

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早速、奥さんにメールして許可が降りたので、買って帰りました。

以前から、珍しい野菜があれば衝動買いするクセがあり、晩ごはんの支度が済んだ夕方に買って帰って、よく叱られたので、今は許可制。

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どうですか!この造形美。

お釈迦さまの頭のグルグルみたいで、見つめるほど、目が回りそうです。

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フィボナッチ数

このグルグル造形は、フィボナッチ数列という数式に従っているんですよ。

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フィボナッチ数列による造形

ja.wikipedia.org

ぐるぐる渦巻き模様は、自然界では、巻き貝とか、松ぼっくり(上から見る)なんかもそうですね。

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銀河系 Wikiより

古代史でもときどき登場しますが、『1202年にフィボナッチが発行した『算盤の書』(Liber Abaci) に記載されたことで「フィボナッチ数」と呼ばれているが、それ以前にもインドの学者であるヘーマチャンドラ (Hemachandra) が韻律の研究により発見し、書物に記したことが判明している』とWikiで紹介されています。

www.zero-position.com

ロマネスコの面白いのは、ぐるぐるの中に、ぐるぐるがあり、さらにぐるぐるという造形。こういう繰り返しを幾何学では フラクタル というんですが、ほんと、美しいですねぇ。

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ざっくりクッキング

聞くところによると、ロマネスコブロッコリーとカリフラワーの間の子だそうで、確かに食感も、中間的な感じです。

お好みの硬さに茹でてください。以上!

茹ですぎると、ブロッコリーの「コリー」とした感じと、カリフラワーの「カリ」とした感じが薄れますのでお気をつけください。

スープやサラダには下茹でしておいて、細かく割って、混ぜるだけ。ペペロンチーノにも合います。

もちろん、そのままいただいてもOK。

ほんのり甘い中に、ほのかな苦味の、早春らしい旬の美味しさです。

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