はじめに
平安京(内裏)西北に #大将軍八神社。侵入してくる悪神を押しとどめるために、都の四隅の路上で饗応した #道饗祭(みちあえのまつり)の都市斎場が起源。陰陽五行思想と結びつき、神道で #スサノオ #方位神、仏教では #牛頭天王 と習合しました
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大将軍八神社
(35.02678084118743, 135.7339279447799)/京都市上京区西町48/駐車場はありません。京都市バス・北野天満宮前バス停より徒歩5分
古くは大将軍堂と云われ、スサノオと、五男三女の八柱、平安京遷都の王城鎮護のため大和国春日より当社を勧請した桓武天皇(第50代)、それに聖武天皇(第45代)を祀ります。
大将軍八神社は(後世の北野天満宮とともに)、現在の千本丸太町(上京区)あたりにあった、初期平安京の内裏の西北に鎮座しています。
(先日紹介した大阪天満宮(&大将軍社)も、難波宮の西北に鎮座)
都の西北角は 天門 とされ、侵入してくる悪神を、都の四隅の路上で饗応し、押しとどめるために、道饗祭(みちあえのまつり) が斎行された平安京の都市斎場のひとつです。
大将軍八神社 境内
大将軍は陰陽道の神で、西方の大白(金星、宵の明星)の精で、中国の五行思想では、西、色は白、性質は殺伐、とされています。
三年間、方伯(方位を司る神)となって各四方を守るとされ、十二年でぐるりと一巡します。
このような方位(神)の思想は、遣唐使の他、渡来帰化人らによって持ち込まれ、神道ではスサノオと習合し、仏教では牛頭天王となりました。
【八将神(八王子)/西に大将軍】
歳徳神は、スサノオの五男三女の母神、つまり一般的には、スサノオの奥方神・櫛稲田姫と考えられ、大金神(凶方の神)に対して、吉方の神とされています。