ものづくりとことだまの国

縄文・弥生・古墳時代の謎。古神社、遺跡、古地名を辿り忘れられた記憶、隠された暗号を発掘する。脱線も多くご容赦ください

【石清水八幡宮(5)】男山 淀川水運の要衝 生駒山系の北端【背割堤の桜並木】

はじめに

淀川水運の要衝 #男山 に鎮座する #石清水八幡宮。境内下、中腹の展望台から京都市全域(愛宕山から比叡山まで)を見渡せます。桜並木が美しい #背割堤 から男山の景色。

目次

本文

古来、淀川水運の要衝

石清水八幡宮は、日本古代史において、日本列島を繋ぐ主要(海人)ルートのひとつ(巨視的には瀬戸内海と北陸を繋ぐ)淀川~琵琶湖水運の要衝 男山 に鎮座しています。

また男山は、大和国奈良県)と河内国大阪府)を分ける生駒山系がなだらかに下る北端の独立峯でもあり、すなわち、ヤマト(宇治・木津方面)からの陸路・水路の要衝でもあります。

戦国時代、明智光秀と羽柴(豊臣)秀吉が戦った 天下分け目の天王山 もすぐ近く。

石清水八幡宮が鎮座する男山(三川合流の地)

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男山展望台から

石清水八幡宮の境内から少し下ったところに、男山の展望台がありますが、ここからの眺めは広々としています。

北が京都方面で、西に愛宕山平安京北西の天門)、東に比叡山(同・北東の鬼門)を一望できます。

ここからは京都盆地、つまり、都(平安京)の様子が手に取るように 見えた ことでしょう。

京都御所京都御苑)は、京都タワーの左側になります。初期平安京の中心(千本丸太町)はさらに左、写真中央あたり。

男山展望台から北、京都方面

手前の木津川の流れに沿って、河原にピンクの並木が見えるのが、桜の名所 背割堤。並木の向こうが宇治川

男山展望台から京都タワー

背割堤(せわりつつみ)

砂地の多い木津川と背割堤

視点を逆転して、背割堤(木津川)から、展望台のある男山を眺めます。

背割堤・木津川から男山(石清水八幡宮

堤防に沿って、1.4キロの桜並木が続きます。この週末は、ピークを少し過ぎていましたが、十分に目を楽しませることができました。

桜から春モミジへのバトンタッチ。真昼の月がそれを見守ります。

背割堤から北側の宇治川。木津川とは水の色が違いますね。

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