はじめに
淀川水運の要衝 #男山 に鎮座する #石清水八幡宮。境内下、中腹の展望台から京都市全域(愛宕山から比叡山まで)を見渡せます。桜並木が美しい #背割堤 から男山の景色。
目次
本文
古来、淀川水運の要衝
石清水八幡宮は、日本古代史において、日本列島を繋ぐ主要(海人)ルートのひとつ(巨視的には瀬戸内海と北陸を繋ぐ)淀川~琵琶湖水運の要衝 男山 に鎮座しています。
また男山は、大和国(奈良県)と河内国(大阪府)を分ける生駒山系がなだらかに下る北端の独立峯でもあり、すなわち、ヤマト(宇治・木津方面)からの陸路・水路の要衝でもあります。
戦国時代、明智光秀と羽柴(豊臣)秀吉が戦った 天下分け目の天王山 もすぐ近く。
www.zero-position.com:embed:cite]
男山展望台から
石清水八幡宮の境内から少し下ったところに、男山の展望台がありますが、ここからの眺めは広々としています。
北が京都方面で、西に愛宕山(平安京北西の天門)、東に比叡山(同・北東の鬼門)を一望できます。
ここからは京都盆地、つまり、都(平安京)の様子が手に取るように 見えた ことでしょう。
京都御所(京都御苑)は、京都タワーの左側になります。初期平安京の中心(千本丸太町)はさらに左、写真中央あたり。
手前の木津川の流れに沿って、河原にピンクの並木が見えるのが、桜の名所 背割堤。並木の向こうが宇治川。
背割堤(せわりつつみ)
視点を逆転して、背割堤(木津川)から、展望台のある男山を眺めます。
堤防に沿って、1.4キロの桜並木が続きます。この週末は、ピークを少し過ぎていましたが、十分に目を楽しませることができました。
桜から春モミジへのバトンタッチ。真昼の月がそれを見守ります。
背割堤から北側の宇治川。木津川とは水の色が違いますね。