ものづくりとことだまの国

縄文・弥生・古墳時代の謎。古神社、遺跡、古地名を辿り忘れられた記憶、隠された暗号を発掘する。脱線も多くご容赦ください

【四天王寺】百年に一度 結縁綱の張られた聖霊会【聖徳太子 千四百年忌】

はじめに

4月22日は #聖徳太子 の御命日。令和四年の今年は #千四百年忌 にあたり #四天王寺 では大法要が行われます

目次

本文

令和四年 四天王寺 聖霊会(しょうりょうえ)

4月22日(本日)、四天王寺さんでは令和四年の聖霊会(しょうりょうえ)。

令和四年 四天王寺 聖霊会(しょうりょうえ)

太子の命日(旧暦2月22日)の大法要で、今年は、聖徳太子千四百年御聖忌慶讃大法会の結願となり、通常よりも規模の大きな行事となるそうです。

四天王寺の六時堂と石舞台で、天王寺楽所(てんのうじがくそ)*1による舞楽四天王寺僧侶による声明が奉納されます

開始は正午頃、終了は午後8時頃の長丁場(この記事を書いている間も進行中です)

天王寺楽所(てんのうじがくそ)による雅楽舞楽

千と千尋の神隠しで、温泉に集団で登場して有名になった 蘇利古(そりこ*2

蘇利古(そりこ)

長めの30秒追加。

聖霊会の様子(百年に一度の結縁綱が張られています)

赤いぼんぼり(名前を知りません😅)の間を通る、白い結縁綱(けちえんづな)が見えるでしょうか。

今年は聖徳太子の千四百年忌。

これが張られるのは百年に一回。

【京都・六角堂にも張られた結縁綱】

www.zero-position.com

PVアクセスランキング にほんブログ村ポチっとお願い
ものづくりとことだまの国 - にほんブログ村

*1:京都の宮廷の「大内楽所(おおうちがくそ)」、奈良の大社寺の雅楽の「南都楽所(なんとがくそ)」とともに、平安時代以来、日本の雅楽伝承を担う三方楽所(さんぽうがくそ)のひとつ。明治以降、楽所の楽師たちが、東京へ召され、三方楽所は一旦廃絶。しかし、この事態を憂いた民間の有志が明治17年四天王寺の「聖霊会」伝承グループ「雅亮会」を結成。現在も続いています。天王寺楽所・雅亮会HPより

*2:日本の雅楽の曲名。高麗壱越(こまいちこつ)調、小曲に属する。4人舞(四天王寺では5人舞)。前奏として意調子が奏される。舞人は雑面(ぞうめん)をつけ、白楚(ずわえ)と呼ばれる短い棒を持つ。古来、竈(かまど)祭の舞ともいわれ,応神天皇の時代に百済人の須々許理(すすこり)がもたらしたものともいう。ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典より