はじめに
ネット時代はありがたく前回記事を読んだTamaoさんより #生駒の大鳥 の頭の山が #天照山 という名であることを教えていただきました。#暗峠 との位置関係も正確にわかり古代妄想がいろいろと繋がりました #影向(ようごう)
目次
本文
天照山(生駒の大鳥の頭)
ネット時代はありがたいもので、前回記事を読んでいただいたTamaoさん(@PONTAMAO)から、ツイッターで貴重な情報をいただきました。
個人的に 生駒の大鳥 と呼んでいた大鳥の頭にあたる山の名を教えていただきました。
生駒の大鳥の頭。天照山。ドンピシャ🤩
— 開物発事 (@Kai_Hatu) 2022年6月15日
数年来の古代妄想が確信に変わりました🤭 https://t.co/7GJw1B9Jsi
なんと! 天照山。
ツイッターをご覧にならない方のために、Tamaoさんに了解の上、写真を掲載させてもらいます。
(グーグルマップに記載のない山。山登り愛好家が利用するスーパーカシミール3Dマップによる画像で、私はまだ使いこなせませんのでお借りしました。笑)
この情報をいただいた瞬間、数年来の古代妄想が繋がる繋がる。
私がイメージする摂津・河内の古代の太陽信仰、その根源とこん跡という意味で、これほどドンピシャな名はありません。
前回紹介した通り、四天王寺は、東の生駒山系(天照山)も意識して建立されています。
暗峠(くらがりとうげ)の名の由来と意味・考
天照山の麓、生駒の大鳥の首元にあたるのが大阪府(東大阪市)と奈良県(生駒市)の境界となる暗峠。
不気味な『クラガリ』の名の由来は、①馬の鞍がひっくり返る(クラが返る)ほどの峠の坂道、②江戸時代以前、峠の山道が樹木に覆われて暗かった、という主に二説があります。
しかし、この峠が天照山の麓にあることがわかれば、あらためて、その名の由来を考えることができます。
京都最古の神社のひとつと考えられる下鴨神社(賀茂御祖神社)の奥宮ともいうべき 御蔭神社 の由緒(冒頭部分)に、『太陽のただ射す所、即ち御蔭山』 という不思議なフレーズ。
その意味するところは、影向(ようごう)。
古神道(仏教でも)では、御神体がイワクラ(神が坐す所)に降臨するとき、影が出来る(影が動く)という考え方があり、古代の人々は光と影を一対で受け止めました。
つまり、天照山の蔭になる所が暗がりの峠。。。そう考えてもよいかと思います。
神武天皇を導く金鵄(金色に光輝くトビ)。