ものづくりとことだまの国

縄文・弥生・古墳時代の謎。古神社、遺跡、古地名を辿り忘れられた記憶、隠された暗号を発掘する。脱線も多くご容赦ください

【大豊神社②】サル・トビ・ネズミ・キツネ。境内は動物の「洛」園

はじめに

大豊神社二回目。狛犬のほか、愛宕社 #狛トビ、日吉社 #狛ザル(三番叟)、大国社 #狛ネズミ、稲荷社 #狛キツネ が並ぶ境内はさながらZOO。動物好きにおススメの社。朝のお参りならお猿さんを見れるかも知れません

目次

本文

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境内の愛宕社(火難除)と日吉社(災難除)

大豊神社の御本殿の左(北)に 愛宕社と日吉社

境内の愛宕社と日吉社

愛宕社は火伏(ひぶせ)の神社。そして、本社のある京都愛宕山の天狗の鳶帽子(とびぼうし)に因んで、ここではトビが神使とされました。

日吉社の本社の比叡山日吉大社比叡山延暦寺天台宗)の守護)の神使は、云わずと知れたサル。一般的には『見ザル・言わザル・聞かザル』の三猿ですが、ここでは烏帽子(えぼし)を冠った三番叟(さんばそう)が祀られています。

愛宕社の狛トビ、日吉社の狛サル

【三番叟を神使とする出雲路幸神社】

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大豊神社本殿奥の杜でガサゴソ動くものの正体

日吉社の狛サルの向こうの斜面に赤い顔。バッチリ目が合いました。

前回①で書いた大豊神社の奥の杜でガサゴソ動くものの正体です。

大豊神社に入ったとき、境内を黒っぽいものが走ってゆきました。杜のある本殿に近づくに連れてガサガサガサ~と山の斜面の方に音が移動。

なんだろ?と思ってましたが、正体がわかりました!笑

10頭くらいの集団でしょうか。人の気配を感じたり、目が合ったりすると、距離をとり逃げて行くようです。

境内の大国社の狛ネズミ

大豊神社境内の大国社

御祭神は大国主命(おおくにぬし)の大国社。

神使はネズミですが、こちらの狛ネズミは、向かって右・阿形のネズミが巻物、左・吽形のネズミが宝珠を持っていて、稲荷っぽくて、変わってますね。(俵に乗っていたり、打出の小づちを持っているのが一般的です。)

大国社の狛ネズミ

境内の稲荷社の狛キツネ

白いキツネは、稲荷の神様の神使の中でも年老いたメス狐、命婦(みょうぶ)と云われることが多いです。

大豊神社境内の稲荷社

稲荷社の狛キツネ

哲学の道に架かるおうとよ橋をわたって大豊神社

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