ものづくりとことだまの国

縄文・弥生・古墳時代の謎。古神社、遺跡、古地名を辿り忘れられた記憶、隠された暗号を発掘する。脱線も多くご容赦ください

【水神坐水沼社①】沼を遥拝する素朴で原初的な古社の雰囲気

はじめに

原始三輪山(もとみわやま、榮長増文氏)に紹介されている #水神坐水沼社(すいじんいますみずぬましゃ)通称 #水神社。遥拝する沼の畔の樹木にしめ縄を通しただけの素朴で原初的な古社の雰囲気

目次

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巻向山から水神社までの山道

巻向山から水神社までの山道

巻向山頂からもう一度、廃車→白石の神庭→りょうさん池西畔を通り、埴土山入口のフェンスまで戻ったら、そのまま大きくカーブする下りの山道を道なりに歩いてゆきます。

埴土山入口フェンス。左に続く山道を下ってゆきます

巻向山一帯を歩くときは、日が昇り始め、明るくなってからがよい理由がこれ。

イノシシがエサを探すのにフンガフンガと山道を掘り返したらしき跡があります(シカかも知れませんが念のため。)

山道に大きなクモの巣も架かっていました。あんなところに顔を突っ込むと後が大変。

水神坐水沼社(すいじんいますみずぬましゃ、通称:水神社)

原始三輪山(もとみわやま、榮長増文氏)に紹介されている 水神坐水沼社(すいじんいますみずぬましゃ)(通称)水神社

(34.54541556546413, 135.8846528076909/奈良県桜井市辻の山中/もちろん徒歩でしか行けません)

当社については神社名と写真での紹介のみで、榮長氏も由緒等に言及しておらず、詳細は不明です。

御祭神は名の通り 水神 でしょうか。

水神坐水沼社(すいじんいますみずぬましゃ)

遥拝する沼の畔の樹木にしめ縄を通して、鳥居の代わりとする、素朴で原初的な古社の雰囲気。

冒頭の地図でもわかるように りょうさん池 からの流れ(あるいは伏流水)がつくる沼を遥拝するスタイルです。

参考までに、前回紹介した白石の神域は、上から谷底の流れを眺める位置にあります。

水神坐水沼社(すいじんいますみずぬましゃ)りょうさん池からの流れが沼をつくる

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昨年11月に訪れた時の動画。

現在、沼の水は土管を通して、山道の向こうに流されており、向こう側は湿地帯です

一見、野原のようですが、ここに足を踏み入れると結構たいへんなことになります…いや、なりました(汗)(続く)

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