ものづくりとことだまの国

縄文・弥生・古墳時代の謎。古神社、遺跡、古地名を辿り忘れられた記憶、隠された暗号を発掘する。脱線も多くご容赦ください

【乙事】月と太陽と赤富士

はじめに

宿泊したペンションのオーナーさんに #乙事雲海 を眺めるスポットを教えてもらい、翌朝、日の出の時間に見学。好天続きで雲海はうっすら程度でしたが #赤富士 を見ることができました

目次

本文

今年は青森からいったん東京に戻り、途中の休みを甲府経由で信州巡りにあて、仕事で新潟に向かうコースを取りました。

甲府→信州のフォッサマグナ帯(糸魚川−静岡構造線)ルートは、高度な精神性の縄文文化が華開き、消え、そして古代になると諏訪の信仰文化が起こります。

乙事(おっこと)という地名。乙事雲海

諏訪での二泊は、ちょうど旅行支援キャンペーンが始まったところだったので、○十年ぶりにペンション泊(オッサンお一人様で😅)にしました。

宿に向かう道すがら、乙事(おっこと)諏訪神社 を見掛けたので参拝してきました、と宿のオーナーさんに話していたら、「乙事のあたりで運が良ければ、日の出の時間に雲海(乙事雲海)を見ることができますよ」と教えてもらい、翌早朝、見学に。

乙事の地図と場所

ちなみに、乙事は、宮崎駿監督「もののけ姫」に登場したイノシシの主神・乙事主(おっことヌシ)の名前の由来になったそうです。

雲海は見れなかったものの、富士山!

乙事でも、一番景色が良いスポットを教えてもらったので、位置情報を書いときます。

(35.9458868, 138.2504306。数字だけコピペ→グーグル検索で一発)

ここからの眺め。

水蒸気が少なく、富士山がクッキリ見えます。

左からのなだらかな斜面が長野県側の八ヶ岳山麓、右が山梨県側になります。

日の出直前の 赤富士

上空には月。光っている方から太陽が昇ります。

日の出の瞬間。

月と太陽と富士山のトライアングル🤩

太陽の光が大気に満ちると、月は見えなくなります。

そうそう。乙事雲海。

いつもは写真の方向、山肌に沿って見えるそうですが、今朝は、雨の後数日続いた好天で水蒸気が足りずか…うっすらと…

その変わり、富士山がクッキリ見えているのでラッキーとしましょう😀

赤富士はほんの少しの時間だけ。

陽光が強まるとともに、茜の色合いは消えてゆきます。

乙事の諏訪神社

乙事あたりを紹介しているブログなど読みますと、宮崎駿さんの別荘が近くにあったそうで、そこで物語の構想を練ったとか。

仕事の合い間に、諏訪神社にも足を運んでおられたのかも知れませんね。

当社については、諏訪の信仰テーマであらためて紹介します。

乙事諏訪神社

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