ものづくりとことだまの国

縄文・弥生・古墳時代の謎。古神社、遺跡、古地名を辿り忘れられた記憶、隠された暗号を発掘する。脱線も多くご容赦ください

【墓じまい】富商の末裔(私)土中より小判一枚はあるか!?

はじめに

前の誕生日で前期高齢者。これを機に約三十年守ってきたご先祖様の供養塔を #墓じまい。土中より小判の一枚でも出てきたら費用はそれで…😀

目次

本文

お性根抜き

私のお爺さんというのが、代々の神戸の米穀商として財を成した人だそうで、年老いてさらに信心深くなり、あちらこちらに供養塔などを建てていたそう。

親父が大阪市内・谷町の寺にあった供養塔のひとつを引き継ぎ、親父が亡くなった時に私がそれを相続したカタチになってました。

お寺への供養代も毎年必要で、かれこれ三十年となり、親父らの墓は別にあるので、墓終い(はかじまい)をすることに。

碑の裏に、古い碑が壊れたので埋め、その上に新しい牌を建てた(昭和十一年)と書いてあり、

お住職に事情(たぶんお骨は入っていない)を話し、まずはお性根抜き(おしょうねぬき)の供養(2週間ほど前)。

奥さんの友達が、偶然にもこのお寺に出入りする石屋のおかみさんだったので、墓石の撤去は超格安でお願いできることになりました\(^o^)/

(最初は、ネットで「墓じまい」を調べてお寺への供養代も含めて、最低でも総額三十万はかかるなぁと夫婦で話していました。最近は墓じまい代行業者があることも、その際に知りました。)

墓じまいのお性根抜きの供養

墓じまい

墓じまい(墓石の撤去)は今朝。快晴の空にひこうき雲

墓前の花檀を取り外すと、供養塔のもともとの施主の名が現れました。

屋号は住吉屋、名は治郎兵衛。

お爺さんは善之助でしたから、ご先祖様のお名前ですね…知らなかった。

墓石は分割して撤去してゆきます。

治郎兵衛さんも分割されました。

その後も手際よく撤去が進み、

親戚が継いだ神戸の供養塔の撤去では、江戸時代の天保通宝(てんぽうつうほう、貨幣)が一枚「出土」しましたが…

黄金に輝く小判一枚、期待した私がバカでした\(^o^)/

埋められた古牌というのはバラバラにされ、土と一緒に埋められていたようです。

撤去後は砂利を敷き、軽くコンクリで埋めて、お寺に返納します。

気になるお値段は、お安くしていただいた撤去費用とお性根抜きの供養代合わせて、総額15万円以下で済ませることができました。

終わりにまた、ひこうき雲

ちなみにお爺さんが米屋で成したる財は、誰も継がなかった親父の兄弟姉妹(七人)の代でスッカラカンになったそうです😅

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