はじめに
例えば #伊勢神宮 #諏訪大社 #鹿島神宮 は地中をうごめく龍神や大ナマズを鎮めるかのように #中央構造線上に鎮座しています。#大鹿村中央構造線博物館 のマップでその詳細を見ることがてきます
目次
本文
中央構造線の詳しい調べ方
例えば、平安時代の空海さん(弘法大師)は、水銀朱(丹)の鉱脈が中央構造線に沿って分布していることを、どうも知っていたらしく、
それを資金源に、唐へ私費で留学した(遣唐使に加わった)とも云われています。
日本の古代史を考える上で、中央構造線を知っておくことは大切ですが、つい最近、面白いページを見つけました。
昨秋の諏訪行きで、うまく時間がとれず、見学できなかった大鹿村中央構造線博物館のサイト。
リンク先のページを開くと、九州から関東まで、日本各地のどこを中央構造線が通っているかを、グーグルマップで詳細に見ることができます。
早速、伊勢神宮(内宮・外宮)を調べてみました。
なんと!
外宮の直下を中央構造線が通っているんですね。
内宮も中央構造線帯に含まれます。
こういう事実を知っていると、日本人にとっての伊勢神宮とは何か?に対する見方・考え方が変わってきますね。
それから中央構造線は、先日紹介した「富士見の」二見ヶ浦の夫婦岩(二見興玉神社)付近を通り、神島付近を経由して、対岸の伊良湖岬に抜けてゆきます。
諏訪大社では、中央構造線は上社元宮の直下、上社本宮の至近を通り、諏訪湖を形づくり、北東に抜けてゆきます。
諏訪では、南西〜北東方向の中央構造線と、北西〜南東方向のフォッサマグナ(糸魚川−静岡構造線)がクロスし、その影響で中央構造線は、諏訪湖を挟んで約12キロ、断裂し、ズレています。
上社二宮、下社二宮ともに、二本に分裂したフォッサマグナ上に鎮座しています。
中央構造線は諏訪を抜けて、いったん北東を向きますが、関東方面に急旋回し、関東平野を横断して、鹿島神宮が鎮座する茨城県(房総半島)に向かいます。
中央構造線を一本の綱に見立てると、タケミナカタとタケミカヅチの綱引き、国譲り神話の力比べのシーンを彷彿とさせます。
中央構造線は地中をうごめく龍神ですが、鹿島神宮では大ナマズになり、
それゆえ、大ナマズをおとなしくさせる要石(かなめいし)が必要になります。