ものづくりとことだまの国

縄文・弥生・古墳時代の謎。古神社、遺跡、古地名を辿り忘れられた記憶、隠された暗号を発掘する。脱線も多くご容赦ください

大阪の諏訪神社。タケミナカタと道真公が仲良く月見酒【秀吉さんの獅子】

大阪市城東区の難読地名。#放出「なはてん」の #諏訪神社。西暦800年代ごろには鎮座していた長野県諏訪大社の分社。生駒山を向く東向きの神社の境内には #菅原道真公 の #腰掛け石 を祀る腰掛天満宮。#豊臣秀吉公 が奉納した獅子が展示されていました。

目次

本文

諏訪神社(大阪市)

34.6840284, 135.5632015/大阪市城東区諏訪2丁目15番16号/学研都市線放出(なはてん)駅から徒歩約10分

諏訪神社(大阪市城東区)

御祭神 -:建御名方刀美命(たけみなかたのとみのみこと)、八坂刀売之命(やさかのとめのみこと)

創建は境内の石灯籠に刻まれた年代から、平安時代の836年以前から鎮座すると考えられる式内社で、

全国に約5,000社といわれる長野県の諏訪大社の分社の一社です。

正月2日の早朝起きで、自宅から約6キロを歩いて参拝しました。

神社までの道程や地形、景色の確認もあり、歩くことは大切です。

お正月飾りの手水舎

参道〜御本殿は、生駒山の方、太陽が昇る東向き。

新年の光を浴びて御本殿が輝き、荘厳な感じが漂います。

諏訪神社(大阪市城東区)

腰掛天満宮(境内社)と菅公腰掛石

御本殿に向かって参道の右に、菅原道真公が、大宰府に左遷されるにあたって

道明寺の伯母さんに逢いにゆく道すがら、当地を通り、腰掛けた石の伝承が残る腰掛天満宮。

腰掛天満宮(境内社)

腰掛け石

祠の前に掲げられたこの絵。

大らかでほのぼのした感じが意外で、とてもいいですね。

タケミナカタと菅原道真公の月見酒

豊臣秀吉公が奉納した獅子(白雲号)

正月だからでしょうか。御本殿に獅子が飾られていました。

案内板によると、豊臣秀吉公が大阪城の鎮護のために奉納した獅子。

雄の「白豊号」と雌の「白雲号」のセットでしたが、明治の淀川大洪水で、雄が流出してしまい、今は雌の白雲号が残されているとのこと。

展示されているひとつが本物で、ひとつがレプリカだそうです。

神主さんにお聞きすると、この度、雄のレプリカが完成して、今は本殿の奥に奉納されており、魂入れの儀式を経て、春ごろにはお披露目できるそうです。

秋祭りには二頭の獅子が、明治以来揃って舞うそうで、是非、拝見したいものです。

諏訪神社 獅子(雌の白雲号)

ブログランキング・にほんブログ村へポチっとお願い