はじめに
京都・八幡市 #男山 山上の #石清水八幡宮。御本殿をお詣りしてから時計回りでぐるりと一周。美しい朱色の国宝・御本殿を四方から眺めることができます。信長公が本能寺の変の二年前に寄進した #信長塀 がぐるりを囲みます
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本文
石清水八幡宮 御本社(国宝)
石清水八幡宮(御本殿)は、基本的に北を背に南面していますが、三の鳥居からの真っ直ぐの参道自体が北北西に傾ているため、本殿域に入る南総門から見ると、御本社は少し左を向いているように見えます。
山頂台地の制約があるのかも知れませんが、御本殿に正対する参道を避けたことはもちろん、美しい朱色の楼門を立体的に見せる演出でもあるように思います。
石清水八幡宮 御本社 ぐるり一周
平成28年(2016年)2月、石清水八幡宮の本殿域の建物群(十棟)は、国宝に指定されました。
御本社をお詣りして、時計回りで、ぐるり一周。
御本殿を囲む信長塀
御神木の前に見える瓦を挟んだ土塀は、御本殿をぐるりと囲む 信長塀
織田信長公が天正八年(1580年)に寄進したものだそうです。
大坂石山本願寺の戦い(石山合戦)を終わらせ、京都で馬揃えを行い、事実上の天下取りを成し遂げた年で、本能寺の変の二年前ですね。
東北角の鬼門除け
御本社の東北角が少し削られているのは 鬼門除けです。
石清水八幡宮は、平安京の裏鬼門(南西)を守る位置にあるので、都から流れ出てくる悪いものをここで避ける意味があるのかも知れません。
御本社の西におがたま(招霊)の木。霊力の宿る木として神社に植えられているそうですが、一円玉にデザインされた木といった方がわかりやすいですね。