新大和川ウォーキング中 #二上山 の雄岳と雌岳の真ん中に手前の丘(羽曳野市飛鳥)が重なる所を探していたら #津堂城山古墳 に。世界遺産 #古市古墳群中、最古級の前方後円墳で、ここからは最大最古の #水鳥型埴輪 が出土しています
目次
本文
大鳥を正面に見る場所を探して寄り道
前回、志貴皇子の万葉歌「鴨の羽交(はがい)」を紹介しましたが、
手前の丘が、二上山の雄岳と雌岳のちょうど真ん中におさまって「大鳥」のように眺望できる所はどこだろうと、ウォーキング途中でしたが、寄り道スタート。
津堂城山古墳(つどうしろやまこふん)
新大和川の堤防を離れ、ゆるやかな坂道を下ってゆくと、津堂城山古墳(古市古墳群)の案内。
世界遺産、百舌鳥・古市古墳群(45)中、古市古墳群(26)では最北に位置する最古級(4世紀後半)の前方後円墳(最大の応神天皇陵33-1は5世紀前半)
藤井寺市HPより)古市エリアの最も北部に位置する前方後円墳。墳丘長は210m、後円部の高さは16.9mである。1912年に後円部から埋葬施設が発見され、竪穴式石室(たてあなしきせきしつ)の中に国内最大級の長持形石棺(ながもちがたせっかん)が納められていた。石室や石棺内からは、銅鏡、鉄製武具・武器、腕輪形石製品、装身具などが出土している。墳丘は、幅の広い二重の濠と堤に囲まれている。内側の濠の中には島状の高まりが造られており、3体の水鳥形埴輪が置かれていた。築造時期は4世紀後半である。
なるほど!
国内最大最古の 水鳥形埴輪 が出たのですか。
大阪府近つ飛鳥博物館で展示されているのは、津堂城山古墳から出土した水鳥型埴輪の実物大のレプリカだそうです。
二上山の大鳥を正面に見晴るかす所
墳丘部に上がってゆくと、手前の丘(羽曳野市飛鳥)を頭にして二上山の大鳥が良く見える所にやってきました。
「近つ飛鳥」と「遠つ飛鳥」
なお、手前の丘の向こう側が、現在の大阪府羽曳野市飛鳥(あすか)です。
難波宮の摂津河内から見ると、こちらの羽曳野市飛鳥は 近つ飛鳥、そして奈良県明日香村の方は 遠つ飛鳥 と古来より云われていたようです。
二上山の大鳥を見るためにちょっと寄り道をしただけですが、いろいろ発見しましたねぇ。
鴨の羽交-二上山の大鳥が真正面に見えるところ(津堂城山古墳)-水鳥型埴輪-近つ飛鳥
鳥繋がりで大収穫でした。
次回は、この訪問で集めた「点」を繋いで古代妄想してみたいと思います( ´艸`)。