ものづくりとことだまの国

縄文・弥生・古墳時代の謎。古神社、遺跡、古地名を辿り忘れられた記憶、隠された暗号を発掘する。脱線も多くご容赦ください

古代ヤマトの海人族

【松岳山古墳】石棺を挟んで立てられ、孔が彫られた謎の立石【天の磐船(アメノイワフネ)】

河内と大和の国境であった国分(国分、大阪府柏原市)。大和川を見下ろす南岸の丘陵地に #松岳山古墳(まつおかやまこふん、前方後円墳)。墳丘部で露出した #石棺 と南北に立てられ穴が彫られた謎の #立石 を見ることができます #天の磐船 目次 大和と河内…

【巣山古墳(3)】出土した準構造船は高田川水域を支配した海人集団のこん跡【喪船】

巣山古墳の最終回。古墳外周から #準構造船 が出土。復元された船体を広陵町文化財保存センター(土日祝日休み)で見学できます。縄文以来の丸木舟に舷側と堅板の構造物を載せた船を準構造船といいます #高田川 #葛城氏 # 武内宿禰 目次 「喪船」とされる準…

【巣山古墳(2)】「クニ」の水辺を拓き守る海人集団をイメージさせる水鳥型の「シマ」【島状遺構】

奈良県広陵町 #巣山古墳 2回目。#二上山 を眺める #島状遺構(出島状遺構)。今は周濠の水底に隠れていますが、ここからは #水鳥型埴輪(3体セット)のほか、何種類かの #形象埴輪 が多数出土しました。#広陵町文化財保存センター 目次 巣山古墳からの(二…

【巣山古墳(1)】水鳥形埴輪と準構造船が出土した馬見古墳群中、最大最古の巨大古墳

津堂城山古墳(大阪府柏原市、古市古墳群)で出土した #水鳥形埴輪(3体セット)が #巣山古墳(奈良県広陵町、馬見古墳群)でも出ていたことを知り #大和川 流域の二つの古墳が対を成すのではないかと見学に #広陵町文化財保存センター #準構造船 目次 とも…

【津堂城山古墳(3)】大和二上山の麓。謎の時代・ヤマト創世記の点と線【水鳥の一族】【春日と鹿島】

前回の続き。摂津河内と大和の #阿部 を繋ぐこん跡を探して #柏原市安堂 へ向かう途中の #津堂城山古墳。親子三羽の #水鳥型埴輪 が祈ったものからうかがえる #ヤマト創世 の歴史。#海人族アド #春日 #鹿島 #安曇磯良 目次 摂津河内と大和の「阿部」を繋ぐ「…

【二上山の大鳥】を見晴るかすところ【津堂城山古墳(1)】最大最古の水鳥型埴輪の出土地【近つ飛鳥】

新大和川ウォーキング中 #二上山 の雄岳と雌岳の真ん中に手前の丘(羽曳野市飛鳥)が重なる所を探していたら #津堂城山古墳 に。世界遺産 #古市古墳群中、最古級の前方後円墳で、ここからは最大最古の #水鳥型埴輪 が出土しています 目次 大鳥を正面に見る場…

【屯倉神社】古墳時代中期。河内王朝のパワーの基盤となった穀倉地帯【依網屯倉】

新大和川の南、松原市 #屯倉神社(みやけじんじゃ)。かつての大穀倉地帯 #依網屯倉(よさみやけ)のこん跡。今は #菅原道真公 を祀ります。境内に屯倉の米と銘水(酒屋井)による酒造の神を祀る #酒屋神社。境内の梅が見頃でした 目次 屯倉神社(みやけじん…

弥生時代と古墳時代が交差するところ。摂津住吉【住吉大社 正印殿跡(3)】

千五百年にわたり #住吉大社 神主家であった #日本三家のひとつ #津守氏 の居館があったところに #アラハバキ 的な陽石(石棒)と陰石(胎内石)。住吉さんに残る子孫繁栄・五穀豊穣を祈る南北ラインと関係か。#仁徳天皇陵 目次 住吉の南北を繋ぐライン 出雲…

【住吉大社 正印殿跡(2)】歴史的な史跡に残された古い信仰のこん跡!?【結の神社。陽石と陰石】

住吉大社の歴代神主であった #津守氏 居館があったところ。今は史跡保存されている住吉行宮跡・正印殿跡(二回目)。域内には小祠がいくつか。そのうち #結の神社 のそばに #陽石(石棒)と #陰石(丸石)。#アラハバキ信仰 目次 住吉さんの南。古代「住吉の…

【帝塚山古墳】古代の海辺に築造された住吉の海人族 長の前方後円墳

大阪市の(超)高級住宅街、帝塚山(てづかやま)の閑静な住宅地の中に #帝塚山古墳。市内4ケ所の古墳史跡のうち #前方後円墳 の原型をとどめているのはここだけ。隣接していた #大帝塚山 は消失し現在は #小帝塚山 だけが残されています #大伴金村 #鷲住王…

【阿倍王子神社(2)】安部清明神社に残された海人・阿部氏のこん跡

大阪市阿倍野区という地名の起源となった #阿部王子神社。#仁徳天皇 の古墳時代、ヤマト桜井から移住した#阿部氏 の #難波津 拠点でした。境外末社 #安部清明神社 境内には #海人族 としてのこん跡 古代船の錨 #鎮石(孕み石)が残されています 目次 古代の…

【靄山(もややま)】ピラミッド説もある美しい神奈備の山頂で古代妄想【脇元 岩木山神社】

北津軽 #十三湖 の北。日本海に面した山麓の南端の #靄山(もややま、標高152m)山頂に岩木山神社を勧請(お招き)した #脇元岩木山神社 が鎮座。市浦は #東日流外三郡誌(つがるそとさんぐんし)の故郷でもあります。山頂で岩木山と日本海の景色を眺めなが…

【東征神話の記憶】神戸沖から生駒の大鳥【天照山】を見晴かす

神戸ハーバーランドから明石海峡手前まで往復二時間のクルーズ。行きは #紀淡海峡 #淡路島 #明石海峡を一望。帰りには #生駒の大鳥(天照山)を見て古代妄想(神武東征)。初めて潜水艦(#無目堅間篭、まなしかたまかご)を見ました。#神戸ポートタワー #虹 …

【舒明天皇 忍坂段ノ塚古墳】あまねく国土を支配する権威のカタチ 日本最初の八角墳

はじめに 景色のよい #忍阪街道 の道標のところから東の山間の坂道を歩くと #舒明天皇(第34代)#忍坂段ノ塚古墳。日本最初の #八角墳。国土をあまねく支配する権威のカタチは天皇御陵にのみ許された形 目次 景色のよい忍阪街道 舒明天皇 忍坂段ノ塚古墳 本…

【鳥羽市 白浜遺跡】潜水漁の集落の遺物。小型銅鐸の出土。海人交流の地理的こん跡

はじめに 鳥羽市立海の博物館 #白浜遺跡 展示。伊勢志摩の潜水漁(#海女)の古い歴史を語る集落跡から #小型銅鐸 が出土。また、その地理的なポジジョンは対岸の渥美半島との古代 #海人 交流の歴史を感じさせてくれます 目次 潜水漁(海女さん)の歴史 小型…

【京舞・竹生島】大坂~淀川~琵琶湖 ライン上に並ぶ参詣地の謎

はじめに 京都祇園 春の風物詩 #都をどり。鮮やかで艶やかな #京舞 の世界。#井上流家元 が舞う #竹生島 は #弁財天 の由緒を訪ねて難波 #四天王寺 から #石清水八幡宮 #志賀の寺 #琵琶湖 をめぐるお話 #京舞 目次 京舞と都をどり 竹生島(ちくぶじま) 琵琶…

【桃尾の滝】昼暗き森 ドウドウと落ちる大滝と石仏の景色【石上(いそのかみ)布留川】

はじめに 天理市の東 #大国見山 麓の #桃尾の滝 古くは#布留の滝。23メートル。滝つぼがなく近づいて見上げると大迫力。もと義淵が開いた龍福寺の境内地。後に真言密教道場として栄え、今は昼なお暗い不思議空間 目次 桃尾の滝(奈良県天理市滝本町) かつて…

【安倍晴明神社】境内の鏡石(孕み石)は古代船の錨【陰陽師に流れる海人族の血統】

はじめに 大阪市 #阿倍野区 #安倍晴明神社。陰陽師 #安倍晴明公 を祀る神社。一帯は #古代難波津 の入り江で水運にたずさわった #阿倍氏(安倍氏)の支配地。境内には #古代船の錨 という #鏡石(#孕み石)が置かれています 目次 安倍晴明神社(大阪市阿倍野…

【妻問婚・考】弘法大師・空海さんは河内(八尾)生まれ!?【安曇海人族の道】

はじめに 大和平野(飛鳥・磐余)から住吉さんや古代上町半島に繋がる水路と陸路、#安曇海人族の道 を探す中で興味深い話を見つけました。#弘法大師空海 #畿内誕生説 #佐伯氏 #阿刀氏 #跡部神社 #武内孝善氏 目次 跡部神社あたり。空海さんのお母上・玉依御…

【跡部神社】住吉津と大和平野を繋ぐ水路の要衝を支配した古代・阿刀氏の氏神

はじめに 式内社 #跡部神社。大阪府八尾市、ものづくりの中小企業と住宅街が混在する地域に鎮座。今は大阪平野南部の陸地ですが、古代 #住吉津 とヤマト平野をつなぐ大和川系水路の要衝で海人系 #阿刀氏 の本貫地。#空海 さんの母方氏族 目次 跡部神社(大阪…

ハレの日。古代の海人族の御神撰? 石巻漁港・タラの親子漬けと出雲の黒酒・地伝酒

宮城県石巻市のいとこから、冬の海産物が送られてきました。 毛ガニ一杯、ヤナギガレイ一尾がおひとり様分。笑 毛がに・ヤナギガレイ、左上が煮たらこ、上がタラの親子漬け ヤナギガレイ・毛ガニとも、これほどのビッグサイズは大阪ではお目にかかれず。 六…

【鹿嶋神社】大和二上山のふもとに海人信仰「鹿島の神」が鎮座する理由★★★

常陸国一之宮(現茨城県の第一番の神社)鹿島神宮の御神祭・タケミカヅチを鎌倉の1172年に勧請(お呼び)した神社が、本日紹介する鹿嶋神社(奈良県香芝市下田西1丁目9−3)。 近鉄・大阪線、下田駅前の国道165線(旧伊勢街道)に面して鎮座してい…

【四百回記事】三つの海人族の話★★★【海と山を駆けたご先祖様】

昨年四月にはてはブログを始めて、本日で四百回目の投稿になります。 いつも古代妄想にお付き合いいただく皆さまには、感謝しかありません。 祈念すべき四百回目。何を書こうか考えた結果、当妄想ブログの底流を「成すもの」を少し紹介したいと思います。 祇…

奥明日香・入谷からの視界(のぞき穴)が示唆すること 古代情報戦の最前線

奥明日香-アベノハルカス(大阪市) 視線 昨日の記事のあと、考えたことがあり、忘れないうちに書いた記事。 入谷(にゅうだに)に海人族がムラをつくっていたが、大海人皇子(おおあまのおうじ、後の天武天皇)がたびたび訪れた理由。 まず、推測できるの…

奥明日香・入谷 飛鳥の最奥からアベノハルカス(天王寺)が見えた! 大仁保神社・展望台

郷社・大仁保神社・展望台から、入谷と飛鳥遠景 奥明日香・栢森(かやのもり)の先、飛鳥川の最奥・標高450メートルの最も高い所に、入谷(にゅうだに)の大字がある。 古くは吉野~飛鳥を繋ぐ経路にあり「入谷千軒」と云われるほど賑やかだったそうだが…