ものづくりとことだまの国

縄文・弥生・古墳時代の謎。古神社、遺跡、古地名を辿り忘れられた記憶、隠された暗号を発掘する。脱線も多くご容赦ください

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物部さん考

【村屋坐弥冨都比売神社②】当社成立の難解な歴史を推察させる境内四社

はじめに 大和川畔の #村屋坐弥冨都比売神社(むらやにいますみふつひめじんじゃ)二回目。境内四社。それぞれに由緒が深く、当社成立の難解な歴史を推察させます。備忘録 #壬申の乱 #物部守屋 #阿刀 #服部 目次 村屋神社(延喜式内社)おそらく元社 物部神…

【村屋坐弥冨都比売神社①】御祭神の三穂津姫命・考【大国主命の後妻神】

はじめに 奈良盆地の真ん中、大和川の畔の #村屋坐弥冨都比売神社(むらやにいますみふつひめじんじゃ)通称 #村屋神社。#ヤマト創世記 を考える上で情報量の多い神社で2回に分けて紹介。1回目は御祭神 #三穂津姫命 に埋め込まれた #物部氏 のこん跡 目次 …

【生国魂神社お旅所跡】天照山(生駒の大鳥)を見晴るかす 太古 クニウミ祭祀の聖地

はじめに 大阪城外堀 南西に #生国魂神社お旅所跡。ここは生國魂神社(天王寺区)の元宮。太古、海に囲まれたこの地は #クニウミ祭祀 の聖地。ここから #天照山(#生駒の大鳥)を見晴るかすことができます #十種神宝 #生玉 #足玉 #生島大神 #足島大神 目次 …

【京都太秦・蛇塚古墳】石室の軸線を辿ってゆくと【嵯峨野・阿刀神社】

はじめに 京都 #太秦 #蛇塚古墳は上部の土が流れ露出した石室の方位が確認できる上、周囲の住宅の区画から、かつての前方後円墳の方位を見ることもできます。石室の軸線は北西の #阿刀神社 を指しています 目次 前方後円墳・中心軸線の方位 京都太秦・蛇塚古…

弘法大師の母方血脈と平安京での足跡【京都嵯峨野 阿刀神社(捕捉)】

はじめに 弘法大師 #空海さん の平安京での活躍の根源を考える時、母方 #阿刀氏 の動きは参考になります。先日紹介した嵯峨野 #阿刀神社 の由緒を補足。阿刀氏は #饒速日命(にぎはやひのみこと)の孫 #味饒田命(うましにぎたのみこと)を祖とする物部氏の…

【波切不動明王・石上布留社③】「イソノカミ」「フル」阿刀家が物部氏系であるこん跡

はじめに シリーズ3回目 #空海さん の母方 #阿刀家 が平安から明治までの千年以上世襲した #東寺執行。東寺の事務局といったイメージでしょうか。その本部あったのが阿刀家の氏神を祀る祭壇 #石上布留社 #フルの意味 目次 石上布留社(いそのかみふるしゃ)…

【波切不動明王・石上布留社②】やわらかな表情 弘法大師お地盤のお不動さん(0514追記、波切の由来)

はじめに 前回の続き #波切不動明王 京都市の案内板には「四国路、東寺、高野山などの霊地に参っても #弘法大師 のお地盤(おじば)であるここの #不動明王 に参らないと御利益が頂けない」と。優しい柔らかな表情が印象的 目次 浪切不動明王(なみきりふど…

【波切不動明王・石上布留社①】阿刀(あとう)氏について。現状わかっていること。まとめ

はじめに 東寺の北大門から数分、#波切不動明王(なみきりふどうみょうおう)#石上布留社(いそのかみふるしゃ)が並んでいます。さほど大きくない境域に #弘法大師 #空海さん の血脈を考える上で、たいへん重要な歴史が詰まっています #佐伯氏 #阿刀氏 目次…

【垂箕山古墳】京都最古の前方後円墳!?【宮内庁治定・仲野親王 高畠墓】

はじめに 墳丘長70メートル級。#垂箕山古墳(片平大塚山古墳)は #太秦 の代表的な #前方後円墳 のひとつ。宮内庁は桓武天皇の第十二皇子・仲野親王の陵墓と治定していますが、時代的にも考えにくい話です 目次 垂箕山古墳(片平大塚山古墳・仲野親王高畠…

【京都嵯峨野 阿刀神社】河内国から山城国に移住した阿刀氏の氏神【弘法大師の足跡】

はじめに 京都太秦(うずまさ)エリアの北西端、嵯峨野に近いところに #阿刀神社。神社名から #弘法大師(空海さん)を生んだ古代豪族 #阿刀氏 の山城国における氏神であった考えられます 目次 京都嵯峨野 阿刀神社(あとじんじゃ) 京都嵯峨 阿刀神社 御由…

【機物神社(1)】七夕 織姫のモデル 機織りの姫 二柱

はじめに 山頂に巨岩(観音岩)の #交野山 を遥拝する #機物神社。#交野ケ原 #天の川 伝承の #織姫 が御祭神。モデルは機織りの女神二柱。複雑な歴史を経て #七夕 のお祭りになったよう。今夏初めて #茅の輪 をくぐりました #おりひめちゃん 目次 七夕(おり…

【磐船神社】御祭神はニギハヤヒ 神殿を覆う巨大なアメノイワフネ

はじめに 天野川上流域 #哮ケ峰 麓の #磐船神社。神殿に覆いかぶさる巨岩 #天の磐船(磐座)が御神体。御祭神は #物部氏 の祖・天照国照彦天火明奇玉神饒速日尊(#ニギハヤヒ)。#十種神宝 #鎮魂祭 は加持祈祷の根源として #神道 #修験道 #密教 #陰陽道 に…

【天田神社】肩野物部の祖・ニギハヤヒが牽牛のモデルなら織姫は?【推古女帝の私市部】

はじめに 大阪府交野市 #天田神社。天の川羽衣(#七夕)伝説 が伝える #甘田の宮 の牽牛が #肩野物部 の祖 #ニギハヤヒ なら、織姫は #ナガスネヒコ の妹 #御炊屋姫 ということ? #推古天皇(#豊御食炊屋姫)の #私部 があったところ 目次 天田神社(あまだ…

【星田妙見宮(小松神社)(3)】妙見信仰とともに磐座が織女と称され天の川の羽衣・七夕伝説に

はじめに 妙見山の山頂の #磐座。おそらく#北辰信仰 #妙見信仰 とともに織女石(たなばたいし)と称されるように。#陰陽道 の最高神 #太上神仙鎮宅霊符神も祀ります 日本では神道の #天之御中主神 仏教の #妙見菩薩 と習合しました #天の川の羽衣伝説 目次 …

【石切剣箭神社 上之社】古代河内を支配した登美一族のこん跡【婦道神社、(旧)石切登美霊社】

はじめに 石切剣箭神社上之社。御祭神はニギハヤヒとウマシマデの #荒御魂。境内にニギハヤヒの后でウマシマデの母君 #ミカシキヤヒメ を祀る #婦道神社。古代河内一帯を支配した #登美一族 の長 #ナガスネヒコ は兄 目次 石切剣箭神社 上之社(大阪府東大阪…

【消された河内の古代史】謎のナガスネヒコ【長髄彦】

はじめに 春から #生駒山系 を歩き、なぜこれだけの重要な史跡があまり知られずに埋もれているのか?不思議でした。たまたま出逢い手に取った歴史伝承本はそのヒントになります #ニギハヤヒ #ナガスネヒコ #カムヤマトイワレビコ(神武天皇) 目次 生駒の大…

【石切剣箭神社・本社】物部氏の嫡流二柱が御祭神 ニギハヤヒ ウマシマデ【でんぼ腫れ物の神様】

はじめに スパッと切ることから #石切剣箭神社 は #でんぼ腫れ物の神様 として有名。御祭神は #ニギハヤヒ #ウマシマデ 親子二柱。#物部氏 の嫡流を祀ります。#穂積氏 目次 石切剣箭神社(いしきりつるぎやじんじゃ、東大阪市東石切町1丁目) 石切剣箭神社 …

【大社御祖神社】先代旧事本紀に書かれた御祭神親子を祀る高宮の式内二社【高宮神社】

はじめに 寝屋川市 #高宮 の丘(旧讃良郡高宮村)には式内社が二社。一帯からは縄文土器、古墳時代の須恵器、飛鳥時代の寺院跡など。古代河内を代表する集落と氏族の居住地が継続してあったところ #大社御祖神社 #高宮神社 目次 高宮廃寺跡・大社御祖神社 大…

【四天王寺 守屋祠】毎月22日 太子御命日にお詣り 新たな謎【願成就の宮】

はじめに 毎月22日、太子の月命日 #四天王寺 聖霊院(太子殿) が開放されます。境域に #守屋祠 とも云われる #願成就の宮。#物部守屋 御霊のほか #弓削小連 #中臣勝海連 を祀ります。#太子と馬像 #熊野権現 #布袋 目次 毎月22日太子の御命日に開放される聖…

【新説・四天王寺】ベールに包まれた守屋祠が物語る謎【物部さん考】

四天王寺 物部守屋祠(太子の月命日(22日)公開) はじめに 四天王寺にあったと推理される熊野神社を探す目的で書き始めた #新説・四天王寺 シリーズ。調べるほどに新たな謎がさらに謎が呼ぶ展開に。#物部守屋 #守屋祠 #日出ずる処 #丁未の乱 目次 新説・四…

物部氏の【十種神宝】が眠る!? 式内楯原神社【神宝十種之宮】

はじめに ひさしぶりに #十種神宝のこと。古代ヤマト王権の成立に深くかかわった #物部氏の氏神、石上神宮の神拝詞(しんぱいし、のりと)のうち、十種祓詞(とくさのはらへのことば)で唱える十種類の神宝のことです #式内楯原神社 #神宝十種之宮 #三種の…

【伏見稲荷大社】めくるめく赤の世界に目がまわる

はじめに お稲荷さんの総本社 #伏見稲荷大社 に参拝。一の鳥居からの参道ー楼門ー外拝殿ー本殿は、御神体山 #稲荷山 の頂を正面にライン上に並んでいます。山腹の #千本鳥居 を進みながら、めくるめく赤と現世御利益祈願の世界を見ることになります 目次 伏…

【奈良 倭文神社(1)】フツと切れた大蛇のシッポは帯解へ飛びアタマを祀る【蛇塚神社】

はじめに 奈良市内 #倭文神社 #しずりじんじゃ に参拝。春日大社系・藤原氏の一族が769年に勧請。一帯の古地名は辰市郷。境内社に #蛇塚神社 が鎮座するなど #大蛇伝説 が残されています #ヤマタノオロチ伝説 #スサノオ #龍頭山西福院 #物部氏 目次 倭文神社…

古代妄想の参考書と基本スタンス【古代連想のやちまた】

はじめに 神社の由緒や御祭神の名、そして #古事記 #日本書紀 にも #方便としてのウソ は混ざります。一方で #偽書 とされる史料のホント。そういったことを少し考えてみました。#先代旧事本紀 #東日流外三郡誌 目次 神社の由緒や御祭神、神話 古事記や日本…

【岩根沢三山神社】太々神楽 木面(2)オオヤマツミ、スサノオ、フツヌシ

まとめ 岩根沢三山神社 #太々神楽 #木面 。#日本の神々の顔の2回目。#オオヤマツミ #スサノオ #フツヌシ。#日本神話 #物部氏 #石上神宮 目次 岩根沢太々神楽(いわねざわだいだいかぐら) 大山祇神(オオヤマツミ) 素戔嗚尊(スサノオ) 経津主神(フツヌ…

【ヲホド王・継体天皇】治水・クニ造り・水運の実業家【欽明天皇の父上 聖徳太子の曽祖父】

継体天皇石像(福井市足羽山)2019年11月撮影 まとめ 日本古代史で #継体天皇 #ヲホド王 は中興の祖と言えるでしょう。善政を行ない今でも北陸の人々の誇り。治水を始め #クニ造り #水運 に長けた大王で今風にいえば実業家の顔を持っていたようです。北陸・…

玉祖道・古代河内のウォーターフロント産業から見える「モノノベ経済モデル=ものづくり王国」物部さん考(21)

大阪に住んでいるおかげで、古代を考えるときは古地図を確認するクセがついている。 現在の日本の沿岸部平野は、例外なく、縄文晩期~弥生時代に海抜が下がる「海退」と、河川が運ぶ土砂の堆積(沖積)でできた「新しい国土」で、ここを押さえておかないと、…

【大伴家持】雅な歌人とは別の顔を持つ男 【百人一首 鵲(かささぎ)の詩 考察★★】物部さん考(20)

万葉集の編纂に関わったとされる大伴家持(おおとものやかもち、718年頃~785年)は、三十六歌仙の一人で、小倉百人一首にも名を連ねる。 百人一首 大伴家持 歌人として知られるが、実は、ヤマト朝廷以来の古代豪族、武人の家系で、奈良時代の大伴氏の…

【鵲森宮 森ノ宮神社】聖徳太子 親子が御祭神【物部守屋の本宅があった場所】物部さん考(19)

大阪歴史博物館の最上階では、北側の大阪城から南側の難波宮まで一望できる。 周辺の神社を含めて、説明を入れてみた。 秀吉の大阪城は、玉造稲荷神社あたりまでが三の丸(城の外縁)という壮大な建造物であった。 www.zero-position.com 正面に生駒の山並み…

【河内あるいは難波王朝?】幻の難波宮を再び地上に導いた考古学者・山根徳太郎の執念

難波宮全景 大阪歴史博物館から 1960年代に関西の著名な考古学者・歴史学者が提唱し、1980年代以降、否定的な見解となった『河内王朝』(Wikiより)をご存じだろうか(現在は河内政権というほどのニュアンスでとらえられているのだろうか) 古墳時代…