ものづくりとことだまの国

縄文・弥生・古墳時代の謎。古神社、遺跡、古地名を辿り忘れられた記憶、隠された暗号を発掘する。脱線も多くご容赦ください

教科書にない日本史

【今泉 賽の河原(2)】イタコ装束のお地蔵さまと祭壇のオシラサマ【安倍 安東氏とアラハバキ信仰】

北津軽、今泉 #賽の河原 二回目。優しいまなざしで南の十三湖と岩木山を見つめる #イタコ 装束のお地蔵さま。本堂の祭壇には #オシラサマ(男神木)。安倍安東氏の古い #アラハバキ信仰 のこん跡 目次 イタコ装束のお地蔵さま 祭壇のオシラサマ 安倍・安東氏…

【今泉 賽の河原(1)】岩木山と布袋(ほてい)さん【安倍 安東氏・考】

津軽 #今泉賽の河原(看板に「安倍安東氏霊場」)。入口には #十三湖 の南に見晴るかす #岩木山 を想起させる かっぷくの良い#布袋さん 像。一帯には数多くの #安倍安東氏 の史跡。津軽と大和の繋がり、そして蝦夷と云われる人々について考えてみました 目次…

【相内神明宮 アラハバキ神社】縄文から弥生の謎が眠る【東日流外三郡誌】の故郷

青森市内から車で一時間少し。#十三湖 の北の丘の #相内神明宮(#アラハバキ神社)を再訪。ねじれのある鳥居の笠木、参道の樹の #藁蛇 。境内地は縄文前〜中期 #オセドウ貝塚 #円筒土器 が出土した遺跡としても知られています #長髄彦 目次 相内神明宮(アラ…

【靄山(もややま)】ピラミッド説もある美しい神奈備の山頂で古代妄想【脇元 岩木山神社】

北津軽 #十三湖 の北。日本海に面した山麓の南端の #靄山(もややま、標高152m)山頂に岩木山神社を勧請(お招き)した #脇元岩木山神社 が鎮座。市浦は #東日流外三郡誌(つがるそとさんぐんし)の故郷でもあります。山頂で岩木山と日本海の景色を眺めなが…

【東征神話の記憶】神戸沖から生駒の大鳥【天照山】を見晴かす

神戸ハーバーランドから明石海峡手前まで往復二時間のクルーズ。行きは #紀淡海峡 #淡路島 #明石海峡を一望。帰りには #生駒の大鳥(天照山)を見て古代妄想(神武東征)。初めて潜水艦(#無目堅間篭、まなしかたまかご)を見ました。#神戸ポートタワー #虹 …

土師氏と伏見の話(1)京都の伏見と奈良の伏見

例えば京都。京都盆地有数の名水・名酒で知られ、伏水が湧く地であることから #伏見 という名が生まれたというのが定説ですが、私は伏見の由来は #土師氏 ではないかと推理しています。 目次 土師氏と伏見(京都) 土師氏と伏見(奈良) 「伏拝、ふしおがみ…

【飛鳥の大鳥】お釈迦様の頭から生まれた聖徳太子と飛鳥時代

古墳時代に続く #飛鳥時代。事実上 #聖徳太子 の誕生によって生まれた新時代。斑鳩、白鳳、朱鳥…数々の神鳥が生まれた時代でもありましたが、どうして「あすか」と呼ばれたのでしょうか。誕生現場からの報告です 目次 飛鳥を「あすか」と呼ぶ理由 明日香から…

【布施戎神社】日本一の「えべっさん」に釣り上げられる「ぐるぐる目玉」の大鯛

摂津河内(大阪)と大和(奈良)を結ぶ古代のウォーターフロント・ものづくりの中心地であった #古代河内湖 の南岸。大阪市内からほど近い #布施(ふせ)の #布施戎神社 を参拝 #足代 # 網代笠 #菅笠 目次 布施戎神社 布施戎神社 境内 886年創建の都留彌…

【秋の訪れ】明け方の日と月と星のダンス【天津甕星】【香香背男】

今頃の季節、日の出前、東の天空に #明けの明星 が輝き、月とダンスしています。そんな景色を眺めていて #平田篤胤 がその正体を #金星 と解釈した #天津甕星 #香香背男 のことを少し考えました 目次 東の天空に輝く明けの明星 生駒の大鳥(天照山)と明けの…

【若宮商工稲荷神社(2)】狛犬さんのお口の中の勾玉

先日紹介した、大阪商工会議所(大阪市中央区本町橋)敷地内の #若宮商工稲荷神社。お口の中にあるという #勾玉 を確認しにあらためて参拝してきました #阿吽(あうん)#豊臣秀吉 #アラハバキ #古神道 目次 若宮商工稲荷神社 狛犬さん 狛犬さんのお口の中を…

天空に現れる龍神さまや火の鳥【雷・稲妻】稲作弥生時代の利用法

昨夕は全国的に雷雨が発生していた模様。夕方ウォーキングで雷。光る夜空を眺めていて #高鴨神社(奈良県御所市鴨神) 宮司さんが #鴨族 に言及されていたことを思い出しました #稲妻 #宮沢賢治 目次 龍神さま 火の鳥 花火 稲作弥生時代の雷利用法 本文 夕方…

【生國魂神社元宮(お旅所跡)】生駒の大鳥を眺めながらアラハバキ信仰を考える

大阪城公園南西入口そば #生國魂神社 元宮跡(お旅所跡)。ここから大阪城外堀の向こうに #生駒の大鳥 を眺めることができます。弥生の人々は日本最古級の祭祀場から、#クニウミ #子孫繁栄 を祈ったと考えています #アラハバキ 目次 大阪最古の祭祀場 生國魂…

【率川神社(2)】媛蹈韛五十鈴姫(ひめたたらいすずひめ)を見守る父神と母神【子守明神】

奈良市 #率川神社 二回目。境内の様子と卒川阿波神社(御祭神:事代主神)。中殿の #媛蹈韛五十鈴姫(ひめたたらいすずひめ)を父神(狭井大神)と母神(玉櫛姫命)が見守る姿から #子守明神 とも。本宮 #大神神社 の #三鳥居 を彷彿とさせます 目次 率川神…

【津島神社(5)】東日本と西日本を結ぶ海の回廊

名古屋の古地形図を眺めていますと、桑名を西岸に、#津島神社 〜琵琶島(清洲)〜#熱田神宮 のラインは、古代の西国と東国を結ぶ #海の回廊 であった様子が見えてきます。#ミシャグジ信仰 #天白信仰 目次 古代の海の回廊 東国と西国を結ぶところ 古代の信仰…

【松尾大社(3)】本殿奥の水の祭祀の御神域【霊亀の滝、滝御前、亀の井、三宮社、四大神社】

京都洛西 #松尾大社 の3回目。本殿奥に #水の祭祀 の御神域。また、前回紹介した #出雲後物部 のこん跡について少し追記。 目次 出雲後物部のこん跡(前回追記) 松尾大社 本殿奥の御神域 本文 出雲後物部のこん跡(前回追記) www.zero-position.com 前回…

【松尾大社(2)】出雲後物部の古代史のこん跡 双葉葵(ふたばあおい)を考える

古代京都の山背(やましろ)。弥生時代は出雲の #賀茂族、後に渡来の #秦氏 が支配しました(秦氏と物部氏は同祖)。当ブログの #出雲後物部 は、そんな古代史を語るためのカテゴリー。山背時代からの古社に共通するのは御神紋 #双葉葵 #葵祭 目次 出雲と秦…

【伊勢志摩と諏訪】こだわりの石器を求めて旅をした石器〜縄文時代のご先祖様

はじめに 伊勢志摩地方は、石器時代から縄文時代を通じて、はるか昔から人々がすみ続け、遠くの #諏訪 #二上山 と行き来していたことがわかっています。 #黒曜石 #サヌカイト #下呂石 目次 石器時代〜縄文時代を通じて遠く交流する人がいた伊勢志摩地方 伊勢…

【中央構造線 マップ】伊勢神宮、諏訪大社(四宮)、鹿島神宮

はじめに 例えば #伊勢神宮 #諏訪大社 #鹿島神宮 は地中をうごめく龍神や大ナマズを鎮めるかのように #中央構造線上に鎮座しています。#大鹿村中央構造線博物館 のマップでその詳細を見ることがてきます 目次 中央構造線の詳しい調べ方 伊勢神宮 諏訪大社 鹿…

志摩の「富士見」とダイダラボッチ伝承が繋ぐ海の古代史の点と線

はじめに 富士見とは #富士山 を遥拝すること。伊勢志摩地方には集落単位で #浅間信仰 が根付く。そして、おぼろげながら #ダンダラボシ伝承 との関係性が見えてきます 目次 志摩半島と富士山の信仰 富士山の信仰とダンダラボシ 近江地方のダイダラボッチ伝…

【伊雑登美命】志摩半島一帯を拠点とした【トミ】一族のこん跡

はじめに 伝 #伊雑登美命 の小祠。伊雑宮、安楽島(あらしま)の伊射波神社ともに「イザワ」の名の付く社が #志摩国一ノ宮 とされることから、志摩半島一帯に「トミ」が深く根付いていた歴史が窺えます 目次 伊雑登美命(いざわとみのみこと)を祀る小祠 持…

【上之郷の石神さん】しめ縄の掛けられた磐座が六体だけの素朴な御神域

はじめに 志摩一ノ宮 #伊雑宮 の近く #上之郷の石神 さん。鳥居を超えた御神域には注連縄が掛けられた #磐座 が六体。伊勢神宮体制が確立される以前、弥生時代からの信仰地であったようです 目次 上之郷の石神さん 上之郷の石神さん 参拝 本文 上之郷の石神…

【ヤマト創世記】箸墓古墳とホケノ山古墳を結ぶラインが指し示す古代史【太陽と龍神 三輪の信仰】

はじめに 古墳時代幕開けの前期古墳 #箸墓古墳 #ホケノ山古墳 の墓域中心を結ぶラインは東の #巻向山 を指します。この事実から現段階で推理できることを過去記事を含め整理 目次 箸墓古墳とホケノ山古墳が結ぶライン 二つの古墳を結ぶラインの先に…ヤマト創…

富雄丸山古墳と宝来山古墳(垂仁天皇陵)の太陽方位の共有(同伴性)

はじめに 学術論文のようなテーマになってしまいましたね日本書紀 #垂仁天皇 #野見宿禰 のよく知られた話から、#宝来山古墳 が垂仁天皇陵ならば、太陽方位を共有する#富雄丸山古墳 の被葬者は!? 目次 奈良盆地北西の「トミ」伝承地エリア 「トミ」に関連す…

【登彌神社(鳥見神社、木嶋明神)】富雄川近くの丘陵に鎮座する登美(トミ)ニギハヤヒの神社

はじめに 富雄川沿い #富雄丸山古墳 からほど近くの丘陵地に鎮座する #登彌神社(通称:木嶋明神、昭和初期まで鳥見神社とも)。物部氏の祖 #登美饒速日命(とみにぎはやひのみこと)を一柱として祀っています #ニギハヤヒ #登美連 目次 登彌神社(とみじん…

【宝来山古墳(垂仁天皇治定墓)】三羽の大鳥を眺める不老不死の常世国に通じるシマ

はじめに 第11代 #垂仁天皇 治定墓 #宝来山古墳 に三羽の大鳥。その壮大で緻密な景観づくりには、被葬者の不老不死と復活再生への強い祈りが込められているように思います #蓬莱山 #常世国 目次 春日の大鳥、生駒の大鳥 宝来山古墳で鳥見(垂仁天皇陵治定墓…

縄文時代から弥生時代への過渡期【縄文と出雲】文化の融合

はじめに 日本の謎の古代史を考える時、縄文時代から弥生時代への過渡期を知っておくことは大きなポイント。水田稲作の開始が弥生の始まりの定義ですが、西から東(南から北)へ列島各地、トータルで数百年以上の差があります #シャコちゃんには弥生時代の香…

【縄文の自然科学・考】二項対立(陰陽)と転変(五行)の思想【ぐるぐる渦巻】

はじめに 考古学の資料でよく目にする #縄文の祭祀 とは何でしょうか?このシリーズ最終回として考えてみました。自然の #二項対立 と #転変 をあらわす #ぐるぐる渦巻文様。直感的に #陰陽五行 の原型のようなものを想起させます 目次 縄文祭祀とは何ぞや …

縄文石棒文化と重なるミシャグジ・千鹿頭(チカト)・天白(テンパク)信仰圏

はじめに 諏訪信仰の源流 #ミシャグジ信仰。私たちはその第一人者 #今井野菊 さんの粘り強い踏査とリスト化のおかげで、もう一歩進めた古代史考察ができます 目次 今井野菊(いまいのぎく)さん ミシャグジ信仰圏(チカト・テンパク信仰圏を内包) 縄文石棒…

【原休戸 千鹿頭神社】神長官守矢家系譜のこん跡を読む【チカト信仰・考(2)】

はじめに 森の奥に小さく見えた鳥居 #原休戸千鹿頭神社 社殿もなく小さな石祠だけの素朴な境内に むしろ歴史の古さを感じます。#チカト信仰 考察の二回目 #神長官守矢家系譜 に見える #出雲後物部 の歴史のこん跡 目次 原休戸(はらやすみど)千鹿頭神社(10…

【井戸尻考古館】躍動する在野の考古学精神の系譜

はじめに 八ヶ岳南麓 #井戸尻考古館。初見学で驚かされたのが縄文中期の文化に対するユニークな考察と説明。その根底には世代を超えて紡がれてきた在野の考古学精神があると思われます #藤森栄一 #武藤雄六 #森本六爾 目次 井戸尻考古館の面白さ 在野の考古…