ものづくりとことだまの国

縄文・弥生・古墳時代の謎。古神社、遺跡、古地名を辿り忘れられた記憶、隠された暗号を発掘する。脱線も多くご容赦ください

【秋の訪れ】明け方の日と月と星のダンス【天津甕星】【香香背男】

今頃の季節、日の出前、東の天空に #明けの明星 が輝き、月とダンスしています。そんな景色を眺めていて #平田篤胤 がその正体を #金星 と解釈した #天津甕星 #香香背男 のことを少し考えました

目次

本文

東の天空に輝く明けの明星

秋分の日を挟んで、ここ数日は秋雨前線の影響で雲が多くて見えませんが、

今頃9月の明け方、日の出の方向、東の天空に明けの明星(金星)が輝きます。

明けの明星 大阪城から(9月3日)

明け方の暗いうちなら、月と一緒に眺めることもできます。

9月10日には、こちらから見て「月→金星」の順番。

左が難波宮跡の南端から日の出方向。東の天照山(生駒の大鳥)の天空に金星と月(9月10日)

三日後には、お月さまが日の出の方向に近くなり、こちらから見て「金星→月」の順番に逆転しました。

お月さまも太陽に近くなり、細くなり…

大阪城公園から日の出の方向(9月13日)

この後、お月さまは地平線の向こうに隠れるようになり、明け方は金星だけが輝いています。

大阪城のお堀に映る明けの明星(9月16日)

生駒の大鳥(天照山)と明けの明星

大阪城天守閣広場から東、日の出の方向、生駒山系の眺めが良いです。

生駒山系の中、「生駒の大鳥」の天空に明けの明星が輝くと秋の訪れ です。

撮影中の足元では虫の声が賑やかでした🦗

生駒の大鳥の頭上、天空に輝く明けの明星(9月17日)

天津甕星(あまつみかぼし)と香香背男(かがせお)

毎朝、金星を眺めていて、天津甕星(あまつみかぼし)、香香背男(かかせお)のことを思い出しました。

まだ何かを書くほどの情報は持ち合わせてませんが、一応備忘録として。

*****

天津甕星(あまつみかぼし)は、日本書紀の神話(巻第二、神代下、第九段、葦原中国平定)に登場する星の神で、別名は天香香背男(あめのかがせお)、香香背男(かがせお)。(Wiki

いわく…(物部系の武神)経津主神(ふつぬしのかみ)と武甕槌命(たけみかづちのみこと)は、まつろわぬ鬼神等を平定していったが、星の神の香香背男だけは服従しなかったので、(同じく物部系…どちらかというと秦氏系か?)倭文神(しとりがみ)建葉槌命(たけはづちのみこと)を遣わし懐柔、あるいは、征服した…

このあたりの地域伝承は鹿島神宮が鎮座する茨城県周辺を中心に色濃く残っています。

このことから、香香背男は、建御名方(たけみなかた、諏訪の神)と同一視する説もあります。

www.zero-position.com

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少し調べてみたところ、香香背男には、ダイダラボッチに繋がりそうな大男伝承も残っている模様。(ダイダラボッチ伝承は、大男が退治されること、現代の地震・火山など防災の知見に関連した示唆があることが共通項)

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なお、江戸期の国学者神道家、平田篤胤(ひらたあつたね)は「天津甕星(あまつみかぼし)は金星」であると解釈しています。

またあらためて、なぜそのような解釈がされたのか調べてみたいと思います。

ja.wikipedia.org

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