ものづくりとことだまの国

縄文・弥生・古墳時代の謎。古神社、遺跡、古地名を辿り忘れられた記憶、隠された暗号を発掘する。脱線も多くご容赦ください

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教科書にない古代史

縄文時代から弥生時代への過渡期【縄文と出雲】文化の融合

はじめに 日本の謎の古代史を考える時、縄文時代から弥生時代への過渡期を知っておくことは大きなポイント。水田稲作の開始が弥生の始まりの定義ですが、西から東(南から北)へ列島各地、トータルで数百年以上の差があります #シャコちゃんには弥生時代の香…

【縄文の自然科学・考】二項対立(陰陽)と転変(五行)の思想【ぐるぐる渦巻】

はじめに 考古学の資料でよく目にする #縄文の祭祀 とは何でしょうか?このシリーズ最終回として考えてみました。自然の #二項対立 と #転変 をあらわす #ぐるぐる渦巻文様。直感的に #陰陽五行 の原型のようなものを想起させます 目次 縄文祭祀とは何ぞや …

【縄文のぐるぐる渦巻文様・考】二つの世界のサカイに立つ縄文神像【縄文晩期】

はじめに 道祖神(サイノカミ)的な信仰の起源は縄文時代?というテーマの前回の続き。#金生遺跡中空土偶(山梨県北杜市)のボディの前後に描かれた #ぐるぐる渦巻紋様 はあの世とこの世 #異世界 を繋ぐ出入口ではないかと妄想 #タイムトンネル #サルタヒコ …

【道祖神】 境界(際) の路傍に立ち、幸を迎え入れ、災厄を塞ぐ【サイノカミ】

はじめに 正月明け、各地で #とんど焼き。#サイノカミ とも云われる神事は #道祖神 の信仰に起源。『境界(際) の路傍に立ち、幸を迎え入れ、災厄を塞ぐ信仰』は日本列島広範に古くから深く根付いています 目次 道祖神とサイノカミ信仰 道祖神とサイノカミ…

日出づる、飛び立つ鳥の高揚感。神鳥が相次いで生まれた飛鳥という新時代

はじめに 遣隋使 #小野妹子 に #聖徳太子 が託した #隋の煬帝 への親書『#日出る処の天子。書を日没する処の天子に致す。恙なきや』…にじみ出る #飛鳥時代 を迎えた高揚感。神の鳥が次々と羽ばたきました #白鳳 #斑鳩 #白雉 #朱鳥 目次 大阪四天王寺。飛鳥と…

【タケミナカタ】中央構造線が繋ぐ神話と伝承

はじめに 諏訪大社の御祭神 #タケミナカタ は謎の多い神様。タケミカズチに敗れて諏訪に逃げる前はどこにいたのか。#中央構造線 がヒントかも知れません #ヌナカワヒメ #多祁御奈刀弥神社 #イセツヒコ 目次 諏訪。中央構造線とフォッサマグナが交わる地球規…

【鹿食免・鹿食箸】諏訪信仰とともに続いた肉食文化のこん跡【屠る/祝る】

はじめに 諏訪で感じるのは縄文に続く弥生・古墳時代の歴史が薄いこと… #諏訪大社 御祭神が弥生出雲の #タケミナカタ であるにもかかわらず…腑に落ちません。#鹿食免 #鹿食箸 にその空白をひも解く端緒があるような気がします 目次 鹿食免(かじきめん)・鹿…

【(大武川)諏訪神社中社】弥生〜古墳時代の事績を伝える由緒…諏訪大社の元宮だった!?

はじめに 諏訪大社は上社・下社の四社が知られていますが、山梨県北杜市の大武川集落の中社はあまり知られていません。由緒には弥生から古墳時代への移行期の事績が伝えられ、当社が諏訪大社の元宮だったのではないかという気持ちを抱かせます 目次 (大武川…

出雲の国譲りの続編。諏訪に伝わるもうひとつの国譲り神話

はじめに 諏訪盆地には、出雲とは別のもうひとつの #国譲り神話 が伝わります。出雲の力比べで #タケミカズチ に敗れた #タケミナカタ が #科野国 #州羽の海 に逃げ込んだというストーリーのいわば続編。#洩矢神 目次 諏訪に伝わるもうひとつの国譲り神話 出…

【御頭祭】ミシャグジ神と人が集う春の饗宴【菅江真澄の記録】

はじめに 旧暦三月酉の日 #諏訪大社上社前宮 #十間廊 に七十五頭の鹿の頭が並べられていた #御頭祭(おんとうさい)。#ミシャグジ神 と人が饗宴する神事。現在は簡略化され斎行。#神長官守矢資料館 で復元展示を見学できます #菅江真澄 #サナギ鈴 目次 謎め…

【(御頭)ミシャグジ様の信仰】守矢家当主の証言より【アラハバキ考】

はじめに 先代までに失われた習わし #諏訪大社上社 神事の話を通して、神や精霊がどのようにとらえられていたのかがわかる #神長守矢家 現当主(78代守矢早苗氏)の証言は貴重 #ミシャグジ #アラハバキ との関係も考察 目次 ミシャグジ様のこと(神長官守矢…

【御頭御社宮司総社】ミシャグジさま信仰の根源地【神長官守矢家②】※20230110追記

はじめに 前回の続き #神長官守矢邸 には #諏訪大社上社 の祭祀政務を少なくとも千四百年以上掌握してきた #守矢家 が信仰した #御頭御社宮司総社 が鎮座。#ミシャグジ信仰 は日本の古い信仰のひとつで当社はその根源地 目次 神長守矢邸跡 御頭御社宮司(お…

【神長官守矢家①】伝・武麿(守矢家27代)の円墳と出自の謎

はじめに 諏訪大社上社の #神長官(じんちょうかん)として中世をピークに明治期まで続いた #守矢家。当ブログ #物部さん考 の一環として #神長官守矢家資料館 を訪問 目次 神長官裏古墳 27代目に現れる武麿(弟麿) 点を繋ぐ線 地域に残る物部守屋の伝承 本…

【守屋神社(里宮)】信濃と大阪を繋ぐ物部守屋の点と線【物部さん考】

はじめに ようやく参拝がかなった #守屋神社(里宮)。人里離れた #守屋山 麓に鎮座。#丁未の乱(587年)で太子に討たれ #物部氏(宗家)の最後の当主となった #物部守屋 が祀られています。当ブログ #物部さん考 も簡単に振り返り 目次 守屋神社(物部守屋…

ヤマト創世記 隠国(こもりく)の地図【古代史の点と線】

はじめに 数年前から紹介してきた史跡をまとめて #ヤマト創世記 #隠国(こもりく)のマップを作ってみました。眺めていて忘れられた古代史の点と線が浮かび上がってくることに気が付きます #野見宿禰 #土師氏 #箸墓古墳 #ホケノ山古墳 目次 ヤマト創世記 隠…

【水神坐水沼社②】赤い埴土の小川が物語る 隠国の歴史を繋ぐ線【巻向川(纏向川)】

はじめに 三輪山系東の #巻向山 と #箸墓古墳 に代表される奈良盆地東南の #纏向(まきむく)を繋ぐ #巻向川。現代人には遠く離れて見えますが、昔の人たちには一本の水の流れで繋がっていました #埴土 目次 水神社の向かいの湿地帯 赤い埴土の流れ …その後 …

【埴土山(はにつちやま)】野見宿禰の埴輪づくりの土の山【謎の穴立石】

はじめに 前回紹介した #巻向山 中の #りょうさん池(高山神社)から山道を約10分。#野見宿禰(のみのすくね)#土師氏 が赤土を採って #埴輪 を焼いた伝承の #埴土山(はにつちやま)。広場のような山頂には謎の #穴立石 #原始三輪山 目次 埴土山(はにつ…

【諏訪のタケミナカタ】中央構造線 神様の壮大な綱引き【鹿島のタケミカヅチ】

はじめに 伝承を伝える諏訪の語り部が #中央構造線 #フォッサマグナ の話を頻繁にするのが気になり調べてみると… #諏訪大社(四宮)は数万年単位で離れてゆく大地の割れ目の上に鎮座していました 目次 諏訪の語り部 【諏訪地方】中央構造線とフォッサマグナ…

笠縫と鏡作【7】境内案内文から繋がった2つの点と線【鏡作麻気神社】

はじめに 奈良盆地の中央、古墳時代の #鏡作郷 を探訪。#天目一箇神 を御祭神とする #鏡作麻気神社 に参拝。境内に掲示された #田原本町 の由緒案内には #笠縫と鏡作 についての重要な #点と線 が書かれていました #たたら製鉄 #村下(むらげ) 目次 鏡作麻…

笠縫と鏡作【6】ヤマト創世記の舞台【神浅茅原】

はじめに 個人的に #唐古・鍵遺跡(紀元前200年~西暦200年)~ #纏向遺跡(西暦200~400年)の時代を #ヤマト創世記 と呼んでいますが、それらを俯瞰できる地図を作ってみました #神浅茅原 #倭笠縫邑 #鏡作郷 #黒塚古墳 #鏡作坐天照御魂神社 目次 ヤマト創…

笠縫と鏡作【5】黒塚古墳 謎のU字形とY字形の鉄製副葬品【黄幢か?笠松形か?】

はじめに 奈良県天理市 #黒塚古墳 から用途不明で他に類例がない #U字形鉄製品 #Y字形鉄製品 が出土。魏志倭人伝の伝える #黄幢(こうどう)説が提唱されていますが、私は #笠松形 ではないかと考えています 目次 黒塚古墳 古墳時代前期初頭の築造 謎の鉄製…

笠縫と鏡作【3】三角縁神獣鏡の笠松形(笠紋様)について(文字多いです<(_ _)>)

はじめに 既に四五百枚以上報告されている #三角縁神獣鏡(銅鏡の縁が三角山形)は中国では発見されていません。また笠松形の紋様も中国には皆無(#王仲殊)であることから国産鏡と考えられます。笠松形の考察 #深江郷土資料館 #ヒミコの鏡 目次 三角縁神獣…

弥生から古墳へ 日本古代史の大転換期を解くカギか?笠縫と鏡作【2】【鏡作坐天照御魂神社②】

はじめに 古墳時代の #鏡作郷 の中心地だったと考えられる #鏡作坐天照御魂神社。御神宝は #三神二獣鏡(#三角縁神獣鏡 様式)。三神と二神獣が描かれたこの銅鏡には他に #笠松形 といわれる紋様が描かれています 目次 鏡作郷(かがみつくりのさと)と倭笠縫…

【深江郷土資料館】笠縫氏の伝統技術 大嘗祭・伊勢式年遷宮の笠細工

はじめに 深江稲荷神社に隣接する #深江郷土資料館。深江の鋳物師(人間国宝)#角谷一圭氏(故人)鋳造品、#深江笠縫保存会 の菅細工、各地の人間国宝級の工芸品が展示されています #大嘗祭 #伊勢神宮式年遷宮 #笠縫の島 目次 深江郷土資料館(大阪市東成区…

【深江稲荷神社】大和の笠縫氏が摂津に移住。すげ笠づくりで栄えた街

はじめに 古代の大和 #笠縫氏。おそらく古墳時代、摂津国・笠縫島(大阪市東成区)に移り住む。子孫は湿潤な地に水路を引きスゲを栽培。江戸期にすげ笠づくりが盛んに 目次 深江稲荷神社(大阪市東成区) 深江稲荷神社 摂社 末社 すげ笠づくりの街 本文 深江…

【伊弉諾神宮】二至二分・レイラインの中心に鎮座する淡路國一ノ宮

はじめに 淡路国一之宮 #伊弉諾神宮(いざなぎじんぐう)。日本書紀で #日之少宮(ひのわかみや)と呼ばれた社。境内の #ひのわかみやと陽の道しるべ の碑に、当社を中心とした #二至二分(春分・夏至・秋分・冬至) の方位版 目次 伊弉諾神宮(いざなぎじん…

【生国魂神社お旅所跡】天照山(生駒の大鳥)を見晴るかす 太古 クニウミ祭祀の聖地

はじめに 大阪城外堀 南西に #生国魂神社お旅所跡。ここは生國魂神社(天王寺区)の元宮。太古、海に囲まれたこの地は #クニウミ祭祀 の聖地。ここから #天照山(#生駒の大鳥)を見晴るかすことができます #十種神宝 #生玉 #足玉 #生島大神 #足島大神 目次 …

【縄文・弥生・古墳時代のDNA三段階】日本人の起源について

はじめに 国立科学博物館館長で遺伝人類学者 #篠田謙一氏 の「人類の起源」新刊記念対談。特に気になった #日本人の起源 に関するポイント二点。過去記事あわせて妄想解説 目次 日本人の起源 北海道縄文人のDNA解析 縄文・弥生・古墳時代のDNA三段階説 本文 …

【高師小僧(たかしこぞう)】日本の古代製鉄の謎を解くカギ?【褐鉄鉱】

はじめに かつて葦や茅が生い茂る水辺だったところに産出する粘土状の #褐鉄鉱 を #高師小僧 といいます。実物をじっくりみるため #高師台地区市民館(愛知県豊橋市)を見学。中心が空洞で人形に似たこの鉱物は #日本の古代製鉄 のナゾを解くカギかも知れま…

【日出処の国】外国使節団は難波津から【生駒の大鳥】を見る

はじめに 古墳時代中期以降、西の難波津に面した上町半島(現在の上町台地)は、外交使節団を迎え入れる国際港湾都市でした。この地に都、大寺、城を築いた人たちは、共通して生駒(大鳥)の景観を重視しました 目次 外国使節団受け入れる国際港湾都市【難波…