ものづくりとことだまの国

縄文・弥生・古墳時代の謎。古神社、遺跡、古地名を辿り忘れられた記憶、隠された暗号を発掘する。脱線も多くご容赦ください

淡路島の古代史

朝なぎに 玉藻刈りつつ 夕なぎに 藻塩焼きつつ 海乙女【平林 貴船神社遺跡】

はじめに 播磨灘を見晴るかす丘の上に #平林貴船神社。毎年十月、出雲に旅立ちまた帰省する産土の神が立ち寄ったところから #寄神様 と云われたそう。浜辺に近いところに弥生時代以来 #塩づくり のムラがありました #藻塩 目次 平林貴船神社(兵庫県淡路市野…

【松帆の浦】瀬戸内と畿内の境。万葉集で明石の大門(おおと)と詠まれた【明石海峡】

はじめに 巨大な #明石海峡大橋 を眺める淡路島の #松帆の浦 から #明石海峡。#万葉集 に #明石の大門(明石の門)と詠まれた海の難所でした。#海人 #恵比寿神社 目次 弥生時代より海人(あま)が活躍した松帆の浦 明石海峡大橋 本文 弥生時代より海人(あま…

【五斗長垣内遺跡(ごっさかいといせき)】弥生時代後期(1~2世紀頃)の鉄器づくりのムラ

はじめに 淡路島北部、西側の海岸線から約3キロ、標高約200mの丘陵地の #五斗長垣内遺跡(ごっさかいといせき)。2004年に発見され、弥生時代後期(1~2世紀頃)の鉄器づくりのムラであることがわかりました #倭国大乱 #板状鉄斧(ばんじょうてっ…

【伊弉諾神宮】二至二分・レイラインの中心に鎮座する淡路國一ノ宮

はじめに 淡路国一之宮 #伊弉諾神宮(いざなぎじんぐう)。日本書紀で #日之少宮(ひのわかみや)と呼ばれた社。境内の #ひのわかみやと陽の道しるべ の碑に、当社を中心とした #二至二分(春分・夏至・秋分・冬至) の方位版 目次 伊弉諾神宮(いざなぎじん…

【松帆銅鐸】赤銅色に輝き、鳴り響いた銅鐸【淡路島の古代史】展示情報の整理・備忘録

はじめに 先日紹介した「奇跡の松帆銅鐸展~砂山からの軌跡~(玉青館)」より。出土全七点整理(写真&情報)。四号銅鐸をみると赤銅色に輝き鳴り響いていたことが確認できます #同笵銅鐸 #荒神谷遺跡 #加茂岩倉遺跡 目次 【銅鐸の編年(玉青館)】「鳴らす…

初の七点勢ぞろい【奇跡の松帆銅鐸展~砂山からの軌跡】

はじめに 2015年、南あわじ市の製造工場の砂山から現れた #松帆銅鐸(まつほどうたく)。発見当時は大ニュースになりました。地元に里帰りした全七点、初の一斉展示中(玉青館〜9月11日) 目次 玉青館 夏季特別展「奇跡の松帆銅鐸展~砂山からの軌跡~」 7…