ものづくりとことだまの国

縄文・弥生・古墳時代の謎。古神社、遺跡、古地名を辿り忘れられた記憶、隠された暗号を発掘する。脱線も多くご容赦ください

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ものづくり日本

【奈良市埋蔵文化財調査センター】秋季特別展『帯解の古墳時代とワニ氏』【~11月5日(金)】

はじめに 奈良市埋蔵文化財調査センターの秋季特別展 #帯解の古墳時代とワニ氏 を見学。古墳時代中期(5世紀)の #ベンショ塚古墳 から出土した豊富な鉄製品をメインに、日頃視ることができない貴重な展示の数々 #鉄製甲冑 #鉄製の裁縫針 目次 秋季特別展『…

【機物神社(2)】神代から姫様が紡ぐ織姫の系譜【カジノキ 短冊の起源】

はじめに 機物神社 本殿横に #カジノキ(梶の木)。平安時代に、葉に墨で詩歌を書いて織女星と牽牛星を祭ったことが #七夕 #短冊 の起源。古くはカジの繊維で衣を織りました #織姫 #栲機千々比売 #天棚機比売 #オニユリ 目次 機物神社 拝殿そばのカジノキ(…

【四天王寺 番匠堂】千四百年、絶えることなく受け継がれた古代の建築技術【日本最古の会社 金剛組】

はじめに 縄文以来の木造建築技術。そこに渡来の技術が融合して #四天王寺 は建立され、今もなおその匠の技術は伝え続けられています。#番匠堂は #宮大工(番匠)の人々の叡智とたゆまぬ努力を顕彰するお堂。日本最古の会社 #金剛組 目次 四天王寺 番匠堂 日…

【転法輪の話(4)】太子の教えとともに北上した馬と鍛冶と養蚕

はじめに 飛鳥時代、国土拡大の最前線だった蝦夷の地に #馬と鍛冶と養蚕 の福音(法輪)を届けた#厩戸皇子。仏法の教えとモノづくりによる聖徳太子の #クニづくり #馬頭観音 目次 空を飛ぶ転法輪(平安時代) 三面六臂・馬頭観音像の持つ転法輪(平安時代) …

【茨田氏】ひょうたんからコマ。ではなく、水の流れに漂うひょうたんの話【秦氏】

はじめに 堤根神社(宮野町)の御由緒 #浮かびのひょうたん(日本書紀・仁徳期)の伝承。水に浮かんだ瓢箪が流れて行きつく先は。頭を整理しながらですが、いろいろ繋がってゆきそうな予感 #秦氏 #茨田氏 #彦八井耳命 #ひょっこりひょうたん島 目次 彦八井耳…

【堤根神社(宮野町)】茨田堤の守り神 御神紋は浮かびのひょうたん

はじめに 大阪府門真(かどま)市に #堤根神社(式内社)が二社、本日紹介するのは宮野町の方。日本書紀・仁徳期 #浮かびのひょうたん 伝承が御由緒 境内に隣接する #茨田堤 の史跡遺構 #門真えびす 目次 堤根神社(宮野町)門真えびす 史跡 茨田堤 浮かびひ…

【仁徳天皇の治水】茨田堤 難波の堀江【秦氏・考】

はじめに 古墳時代中期の #仁徳天皇期。淀川と大和川から流れ込む大量の水を制御するため全長20キロに及ぶ #茨田堤 の水路を造り #難波の堀江 を開削し広大な大阪平野(河内国)を創出しました。謎の #秦氏の姿も見え隠れします 目次 茨田堤(まんだのつつみ…

【四天王寺から御勝山古墳の謎を追って】仁徳天皇 茨田堤の業績に繋がるこん跡【いばらの社】

はじめに おそらく #御勝山古墳 の遥拝所であったと推理される『いばらの神』。古くは #仁徳天皇 の『的殿、まとどの』という名の宮(御館)があったと伝えられます #日本古代の土木工事 #茨田堤 #古代河内湖 目次 御勝山古墳(被葬者不明、古墳時代中期)前…

【今城塚古墳】古代の王宮の再現 二百体以上の埴輪列【埴輪まつりのステージ】

はじめに 大阪府高槻市 #継体天皇 王墓陵が定説化した #今城塚古墳。濠の外周、65mの張り出しに #埴輪まつりのステージ。出土状況を復元して1区から4区までに200体以上。#今城塚古代歴史館 の展示とあわせて埴輪、古代の王宮・祭祀を考えるのによい史跡です…

【今城塚古墳】濠・墳丘に出入自由で前方後円墳を体感【継体天皇古墳説が定説化】

はじめに 大阪府高槻市の #今城塚古墳 墳丘長181m、濠を含む全長354mの #前方後円墳。六世紀前半の築造、畿内と北陸・琵琶湖を繋ぐ淀川北岸の #三島平野 、豪華な副葬品や埴輪から王墓、第26代 #継体天皇 古墳説が定説化。濠にも墳丘にも出入り自由の体感…

【笏谷石】越前福井 継体天皇ゆかりの社は淡い青緑色【越前青石】

はじめに 昨年秋 #継体天皇 の足跡を追ってゆかりの神社を巡った日はあいにくの雨。濡れた狛犬・石像・灯篭・敷石がほんのり青緑色。調べると #笏谷石(#越前青石)。平成28年に日本地質学会が #福井県の石 に選びました 目次 笏谷石(越前青石)福井県の石 …

越前平野の御祖神【男大迹王 継体天皇】王になる決意と遠き阿須波・故郷への想い

はじめに 福井市内の #足羽山に鎮座する式内社 #足羽神社(あすわじんじゃ)。昨年秋、紅葉には少し早い頃に参拝。第26代天皇としてヤマトに出立する決意をした #男大迹王(ヲホド王)#継体天皇。自らの霊を鎮め #大宮地之霊(#座摩神)とともに故郷を守護し…

0406追記あり【御湯釜と湯立神楽】神様の湯上がり水 浴びて無病息災・五穀豊穣【千と千尋の神隠し・考】

はじめに 鈴鹿峠の片山神社にお詣りすると境内に錆びて朽ちかけた #御湯釜。#湯立神楽 に使われる神器で貴重なものではないかと思い念のため地元の教育委員会に連絡。#湯立神事 #湯神楽 #神様の湯上がり水 #千と千尋の神隠し 目次 片山神社(三重県亀山市) …

伏見稲荷 お山めぐり(4)御劔社と釼石(長者社神蹟)賀茂社信仰と作刀伝承

はじめに お山巡り四回目。山頂の一ノ峰(上社神蹟)から谷あいを下ってゆくと #御劔社 #釼石 の #長者社神蹟。御祭神は #賀茂玉依姫。賀茂社信仰とともに、名刀・小狐丸の作刀伝承が残されています。お社に奉仕していた方に聞くと、ここには、ものづくりに…

縄文の竪穴住居 二十年のサイクルと草屋根【藤森昭信氏の縄文的建築・ラコリーナ近江八幡】

はじめに 竪穴住居。縄文の人たちは森が地力を回復する約20年サイクルで建て替えていました。#式年遷宮 みたいですね。住まいは寿命を迎えると #草屋根 となり土に還ろうとします。現代建築にとり入れた #藤森昭信 さん設計 #ラコリーナ近江八幡 #縄文的思…

縄文の竪穴住居 火と水と土の暮らし 内は赤(明るい)・外は黒(暗い)のサカイに生きた人たち

はじめに 竪穴住居を調べていて #井戸尻考古館(長野県)#小松隆史氏 のインタビュー記事(2017年)「みんなが囲んでいる空間は赤々としてあたたかいけど、自分たちの背後にある暗い世界というのは我々の世界じゃないんです」前(内)は赤、背中(外)は黒の…

貴(アテ)の深く青き森の文化 阿弖流為(アテルイ)と「貴」の話★★★

はじめに 青々とした森の景色、青森ヒバは県木。石川では #アテ(貴)の名で輪島塗漆器の伝統的材料。縄文の #円筒土器文化圏 で #津軽 と #能登 は海路でつながっていました。#蝦夷の英雄 #アテルイ #貴はムチ・モチとも読みます 目次 青い森の誕生と発展 …

久しぶりの平城京。通過するのは近鉄電車と「日月」の結界ライン

はじめに 久しぶりの #平城宮跡。周囲が #平城宮跡歴史公園。中を #近鉄奈良線 が通過。今夏に近鉄と奈良県の間でう回ルートの協議が始まりました。今のうちが見納めかも。#朱雀門 #太極殿 #太極院殿(復元工事中) #四神日月 #結界 #平城宮跡資料館 目次 奈…

【真脇遺跡】縄文の人々は現代人と変わらない大粒ダイズ・アズキを食べていた!?【ドメスティケーション】

はじめに 漁労・狩猟・採集。縄文の三大食糧源。と思っていたら、#ドメスティケーション!縄文を侮るなかれです #真脇遺跡 #縄文ダイズ #縄文アズキ #実験考古学 目次 真脇遺跡 浮かび上がる真の縄文イメージ ドメスティケーション「栽培化」 縄文時代の植物…

【津軽平野の弥生式水田遺跡】いつ、だれが、なぜ、何のために(後半)★★★【砂沢遺跡を継承した垂柳遺跡】

はじめに 弥生の水田稲作はすばやく #津軽平野 にまで伝播した。考古学的定説ですが、では、いつ・だれが・なぜ・何のために伝えたのでしょうか。考察(古代妄想)の後半です。弥生前期末の #砂沢遺跡 弥生中期後半の #垂柳遺跡 #出雲文化 #クニビキ神話 目…

板状土偶も逸品ぞろい【つがる市立森田歴史民俗資料館(2)】縄文の土偶雑考

はじめに 縄文・石神遺跡出土品を展示している #森田歴史民俗資料館(つがる市)の2回目。今回は #板状土偶。展示品の数は少なかったですが逸品ぞろいでした。#遮光器土偶 目次 森田歴史民俗資料館、板状土偶の展示 石神遺跡・三内丸山遺跡 板状土偶の比較 …

【上御殿遺跡】日本青銅器時代はじまりの証拠?オーパーツ? 短剣の石製鋳型【高島歴史民俗資料館(2)】

はじめに 継体天皇ゆかりの地の #上御殿遺跡。縄文中期後半(4000年前)以降、各時代の遺物が連続して出土。#高島歴史民族資料館 展示の #青銅器短剣 #石製鋳型 に注目。はるか西方 #オルドス様式 の可能性。しかし伝来ルートは不明。今のところ #オーパ…

【東大寺七重塔・東塔復元案】ポッチャリとスッキリ どちらが好み?【奈良文化財研究所】

内容 1,300年前 #東大寺大仏殿 とともに建てられた #七重の塔 2基(東塔、西塔)#奈良文化財研究所 が東塔の復元案(重源案、栄西案)を発表しました。1970年 #大阪万博 では #古河パビリオン として再現されました 目次 幻の東大寺七重の塔(東塔)復元案 …

古代上町半島 最大級の謎・大坂城(3)ドラゴンの頭の変遷★★★【古代史のモノサシ】

まとめ 古代上町半島 北端部は人が住み続けてきた所。ざっくり歴史を書きました。(縄文中期)#森ノ宮遺跡→(弥生時代)イワクラ群→#生國魂神社→(古墳・飛鳥・奈良・平安・鎌倉時代)#八十島祭祀 地→(中世)#石山本願寺→豊臣期 #大坂城→(近世)徳川期再築…

古代上町半島 最大級の謎・大坂城(2)古代から継承された巨石運搬技術★【徳川期再築天守閣】

まとめ 大阪城の魅力のひとつは #巨大な石垣。大手門から天守閣に行く途中、各所でその大きさに驚かされます。#徳川期再築天守 では西日本全域から集められました。山から切り出された巨石は瀬戸内海路で大坂へ。さて、この技術と熟練はいつの時代から継承さ…

【岩根沢三山神社】太々神楽 木面(3)カグツチ、ヤマトヒメ、???

まとめ 岩根沢三山神社 #太々神楽 木面の3回目最終回。日本神話ではイザナミは #カグツチ を産み亡くなったと書かれています。#ヤマトヒメ はアマテラスの鎮座地を求めて元伊勢・巡幸の旅をしたヒメさま。さて、もう一人。ニッコリ笑う神様は誰でしょうか?…

【岩根沢三山神社】太々神楽 木面(2)オオヤマツミ、スサノオ、フツヌシ

まとめ 岩根沢三山神社 #太々神楽 #木面 。#日本の神々の顔の2回目。#オオヤマツミ #スサノオ #フツヌシ。#日本神話 #物部氏 #石上神宮 目次 岩根沢太々神楽(いわねざわだいだいかぐら) 大山祇神(オオヤマツミ) 素戔嗚尊(スサノオ) 経津主神(フツヌ…

【岩根沢三山神社】太々神楽 木面(1)サルタヒコ、ウガノミタマ、オオクニヌシ

まとめ 明治の始めのころから演じられてきた #岩根沢太々神楽。#日本神話 の有名どころが登場します。前半は #猿田彦命、#倉稲魂命、#大国主命。木面を見て当ててみてください 目次 岩根沢太々神楽(いわねざわだいだいかぐら) 猿田彦命(サルタヒコ)はど…

【岩根沢三山神社】堂内に姿を現した神々 今に残る信仰のアートの数々(後半)【出羽三山の信仰(4)】

まとめ 岩根沢三山神社(2回目)堂内の信仰表現物の数々を紹介。大廊下に掲げられた奉納絵馬、#天狗の面、大賄部屋の大きな #恵比寿 #大国 #釜神様。まるで美術館か博物館にいるよう。九月第二日曜の例大祭では出雲の神々が神前で舞います 目次 奉納絵馬の…

【岩根沢三山神社】まるで美術館 今に残る信仰のアートの数々(前半)【出羽三山の信仰(3)】 

まとめ 岩根沢三山神社。山門そばの少し不気味な #姥神さま、大きな #天狗面 に圧倒され、石段の上の巨大なお堂。見上げれば #高山文五郎師 の木彫。神仏習合・修験の聖堂を触媒とした #地域集落のものづくり文化 のこん跡。まるで山岳信仰アート、美術館の…