ものづくりとことだまの国

縄文・弥生・古墳時代の謎。古神社、遺跡、古地名を辿り忘れられた記憶、隠された暗号を発掘する。脱線も多くご容赦ください

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ものづくり日本

古代上町半島 最大級の謎・大坂城(3)ドラゴンの頭の変遷★★★【古代史のモノサシ】

まとめ 古代上町半島 北端部は人が住み続けてきた所。ざっくり歴史を書きました。(縄文中期)#森ノ宮遺跡→(弥生時代)イワクラ群→#生國魂神社→(奈良時代)#八十島祭祀 地→(中世)#石山本願寺→豊臣期 #大坂城→(近世)徳川期再築大坂城→現在に至る 目次 …

古代上町半島 最大級の謎・大坂城(2)古代から継承された巨石運搬技術★【徳川期再築天守閣】

まとめ 大阪城の魅力のひとつは #巨大な石垣。大手門から天守閣に行く途中、各所でその大きさに驚かされます。#徳川期再築天守 では西日本全域から集められました。山から切り出された巨石は瀬戸内海路で大坂へ。さて、この技術と熟練はいつの時代から継承さ…

【岩根沢三山神社】太々神楽 木面(3)カグツチ、ヤマトヒメ、???

まとめ 岩根沢三山神社 #太々神楽 木面の3回目最終回。日本神話ではイザナミは #カグツチ を産み亡くなったと書かれています。#ヤマトヒメ はアマテラスの鎮座地を求めて元伊勢・巡幸の旅をしたヒメさま。さて、もう一人。ニッコリ笑う神様は誰でしょうか?…

【岩根沢三山神社】太々神楽 木面(2)オオヤマツミ、スサノオ、フツヌシ

まとめ 岩根沢三山神社 #太々神楽 #木面 。#日本の神々の顔の2回目。#オオヤマツミ #スサノオ #フツヌシ。#日本神話 #物部氏 #石上神宮 目次 岩根沢太々神楽(いわねざわだいだいかぐら) 大山祇神(オオヤマツミ) 素戔嗚尊(スサノオ) 経津主神(フツヌ…

【岩根沢三山神社】太々神楽 木面(1)サルタヒコ、ウガノミタマ、オオクニヌシ

まとめ 明治の始めのころから演じられてきた #岩根沢太々神楽。#日本神話 の有名どころが登場します。前半は #猿田彦命、#倉稲魂命、#大国主命。木面を見て当ててみてください 目次 岩根沢太々神楽(いわねざわだいだいかぐら) 猿田彦命(サルタヒコ)はど…

【岩根沢三山神社】堂内に姿を現した神々 今に残る信仰のアートの数々(後半)【出羽三山の信仰(4)】

まとめ 岩根沢三山神社(2回目)堂内の信仰表現物の数々を紹介。大廊下に掲げられた奉納絵馬、#天狗の面、大賄部屋の大きな #恵比寿 #大国 #釜神様。まるで美術館か博物館にいるよう。九月第二日曜の例大祭では出雲の神々が神前で舞います 目次 奉納絵馬の…

【岩根沢三山神社】まるで美術館 今に残る信仰のアートの数々(前半)【出羽三山の信仰(3)】 

まとめ 岩根沢三山神社。山門そばの少し不気味な #姥神さま、大きな #天狗面 に圧倒され、石段の上の巨大なお堂。見上げれば #高山文五郎師 の木彫。神仏習合・修験の聖堂を触媒とした #地域集落のものづくり文化 のこん跡。まるで山岳信仰アート、美術館の…

【天太玉命神社】曽我遺跡に近く高取川との合流点に鎮座する意味【曽我川 流域(2)】

まとめ 橿原市 #忌部町 #天太玉命神社。南約1キロ #玉作工房 #曽我遺跡 とともに #出雲の忌部氏 の拠点であったようです。#高取城 跡 に源を発する #高取川 と #曽我川 の合流点に鎮座しており、高取城主 #越智氏 の説話も伝えられています 目次 天太玉命神…

【三種の神器・雑考(1)】素材と技法が異なるモノと文化 三位一体のシンボル★★★

三種の神器(いらすとや、より) まとめ 銅(精錬)・鉄(#たたら)・ヒスイ(石器の精密加工)。材質・技法が異なるモノ。それらがセットになった #三種の神器。#ものづくり日本 の歴史を表現しているのかも知れません #八咫鏡 #草薙剣 #八尺瓊勾玉 目次 三…

【ヲホド王・継体天皇】治水・クニ造り・水運の実業家【欽明天皇の父上 聖徳太子の曽祖父】

継体天皇石像(福井市足羽山)2019年11月撮影 まとめ 日本古代史で #継体天皇 #ヲホド王 は中興の祖と言えるでしょう。善政を行ない今でも北陸の人々の誇り。治水を始め #クニ造り #水運 に長けた大王で今風にいえば実業家の顔を持っていたようです。北陸・…

【中の太子 野中寺(やちゅうじ)】聖徳太子・寺社建立のヒミツ★【仲哀天皇陵】

中之太子 野中寺(真言宗、大阪府羽曳野市野々上五丁目9番24号) 近鉄南大阪線・藤井寺駅から徒歩で約30分。駅前からバスも出ていますが、途中の仲哀天皇陵(岡ミサンザイ古墳)をじっくり見たくて歩きました。 野中寺は、藤井寺市から羽曳野市(はびきの…

🎵シュラシュシュシュ~ 埴輪づくりと重量物製造および運送業【修羅と土師氏の仕事】

世界遺産・古市古墳群の中心エリア 黄円が道明寺天満宮を中心とした古代土師氏の拠点 道明寺天満宮 境内 復元された修羅 1978年(昭和53年)4月に、道明寺天満宮の近くの三ツ塚古墳(※)の溝から出土した、大小2つの修羅(しゅら)が復元して展示さ…

【発掘・EXPO70(14)】日本の歴史 世界に何をどのように発信する?【日本館】

日本館 夜景 大阪万博期間中の人気投票では『国内パビリオン52館中、一位が松下館、二位が古河パビリオン、三位が日本館、四位が三菱未来館』となりましたが、ここでは三位に選ばれた日本館(日本政府館)の日本史展示について。 シンボルマークの桜の花び…

【葛城山麓の古代史(3)】笛吹連 火のプロフェッショナル 金属精錬加工集団【葛木坐火雷神社 笛吹神社(3)】★★

このシリーズ1回目で、葛木坐火雷神社(かつらぎいますほのいかずちじんじゃ、通称は笛吹神社)のご由緒を紹介しました。 www.zero-position.com 葛木坐火雷神社 笛吹神社 本殿への石段 気になっているのが、次のあたり(ご由緒の開物の現代訳より一部抜粋)…

【発掘・EXPO70(13)】タイムカプセル 5,000年後の人類への贈り物【五千年前の列島は縄文中期】

前回(松下館の紹介)の続きです。 www.zero-position.com 松下館の目玉は、斑鳩の中宮寺をモデルにした天平の景色でしたが、子どもの私が興味をひかれたのはタイムカプセル。 松下館パンフレット(当時)より 「未来に伝えたいモノ」の選定では、国内外(世…

【発掘・EXPO70(9)】変貌する女性のライフスタイル【華ひらく美とファッション産業】

EXPO70 会場コンパニオンさんたち 大阪万博では総勢3,000人のコンパニオンさんが活躍しましたが、それは、この国で普通の女性が普通に活躍する社会が始まる象徴的な出来事でした。 www.zero-position.com 女性が社会に進出することで美容やファッション産業…

【ものづくり日本の始まりの地・糸魚川から】アビガン(ファビピラビル)で見え始めた新型コロナの出口戦略【ヒメ様の手のひらに】

沼河比売(奴奈川姫)と建御名方命の像 海望公園 Wiki オオクニヌシとの間に生まれた建御名方命(たけみなかたのみこと)は諏訪大社の御祭神ですね(地域伝承) 奴奈川姫神像 奴奈川神社(長者ヶ原考古館資料より) うれしいニュースです。 新型コロナウィル…

日本古代製鉄の謎(6)古代技術はなぜ失われるのか?【たたら製鉄と現代製鉄の比較から】

過去に存在していたが、今は存在しなくなった技術を『ロストテクノロジー』という。 なぜ技術は失われるのだろう? 古代から現代までの製鉄法をまとめていて、こういうことではなかろうか、と思うことをまとめてみた。 製鉄法の長い歴史をワンイメージ、ひと…

日本古代製鉄の謎(5)タタラ製鉄は直接製鉄法【古代中国・間接製鉄法との根本的な違い】

きのうアップした図を少し説明すると、製鉄法は「直接製鉄法」と「間接製鉄法」に分けることができる。 直接製鉄法と間接製鉄法 技術的な境界線 直接製鉄法(たたら製鉄、インド・中東、日本) タタラを含む直接製鉄法では、取り出したケラ(鉧)やズク(銑…

日本古代製鉄の謎(4)古代から現代までの製鉄法 簡単まとめ【たたら製鉄など】【ほか 新型コロナ 校医さんの心配事】

花粉の季節、おまけにマスク不足のため、ウォーキングを少し控えめにしている。 とたんに腰痛が本格化、寝返り打つたびに「イテテ、イテテ」。頻繁なクシャミも腰に影響した。 腰痛とクシャミ(花粉症)とコロナ騒動。ヘビとナメクジとカエル、三すくみのよ…

日本古代製鉄の謎(3)アムール ハイウェイとタタール(間宮)海峡【古代の北方ルート雑考】

前回記事 の後半で書いた、北方ルート。 製鉄技術の日本への伝播(日立金属サイトより) www.hitachi-metals.co.jp 北方ルートはあいまい(一直線。笑)に描かれているが、具体的には次のルートが最もあり得る。 インド北部⇒(タタール人居住域)⇒バイカル湖…

日本古代製鉄の謎(2)歴史秘話ヒストリア『ニッポン鉄物語 “奇跡の金属”が列島を変えた』を見て【番組批評・リライト】

*視聴して、同じ意見や印象を持たれた方が多かった(SNS(FB))ようですので、少しリライト(追記)しました。第三版になります(2020年2月18日。初稿2月15日)今後の視聴の参考になさってください。 NHKが相次いで古代の鉄をテーマにした番組を流している…

玉祖道・古代河内のウォーターフロント産業から見える「モノノベ経済モデル=ものづくり王国」物部さん考(21)

大阪に住んでいるおかげで、古代を考えるときは古地図を確認するクセがついている。 現在の日本の沿岸部平野は、例外なく、縄文晩期~弥生時代に海抜が下がる「海退」と、河川が運ぶ土砂の堆積(沖積)でできた「新しい国土」で、ここを押さえておかないと、…

日本古代製鉄の謎(1)糸魚川ヒスイの再発見で教訓とするべき考古学の歴史

古代の鉄の話をするのに、少し当ブログ「ヒスイの古代史」の話をお許しいただきたい。 関西人の私は縄文時代について、最盛期(縄文中期)の本場を知らないのがネック。 去年の秋、新潟・北陸・東北の各地の縄文遺跡や博物館・資料館を20ケ所近く巡り、話…

【石川県小松市・八日市地方遺跡】直径1ミリに満たない石針と極細管玉 弥生日本の超絶技巧

昨年12月、大阪府立弥生文化博物館(大阪府和泉市)「北陸の弥生世界 わざとこころ」を見学した(12月15日終了) 弥生時代の北陸屈指のものづくり大集落であった「八日市地方(ようかいちじかた)遺跡」(石川県小松市)の出土物を中心にした展示。 2017年…

【玉造稲荷神社】弥生・古墳時代の玉作、丁未の乱の戦場、豊臣・徳川期は大坂城の鎮守 【時の地層】

玉造稲荷神社 鳥居と本殿 向こうが北で大阪城方面 玉造稲荷神社の長い歴史をご由緒にあわせて解説。 玉造稲荷神社・ご由緒(文字起こし。色文字部分) 古代勾玉作りの難波玉作部(なにわたまつくりべ)が居住していた地で、現在の(大阪)玉造の地名もこれに…

ものづくりで方言と標準語を創造した縄文はあらためてスゴイ!と思う【今年。北・東日本めぐりのまとめ】

昨日で、この度の「北陸・新潟・佐渡・津軽・福島巡り(仕事の合間の弾丸めぐり)」で、縄文の土器・土偶については、おおよそ書き出した。 www.zero-position.com ヒスイ(翡翠)を始めとした「古代日本海の地下資源」はまだ少し。 www.zero-position.com …

粘土と縄文土器、縄文の火★、女性の匠と母系社会

今週のお題「いい肉」 煮るなり焼くなり好きにして はてなの今週のお題が「煮るなり焼くなり好きにして」なので「土器」。 焼いて土器を作り、煮ものを調理する 富山県埋蔵文化財センター パネル 地層にあらわれた粘土を取ってきて、小麦生地を作る要領で適…

佐渡は古代のタイムカプセル(4)ムラのものづくり 分業スタイル 匠・名工を生み出す風土

フェリーから海猫 水平線(右)に佐渡 佐渡島 Wikiより 「佐渡は古代のタイムカプセル」というテーマで書いてきたが、今回が一応、最終回。 縄文からの玉作(玉造)の伝統を繋ぎ、高度化し、そのオンリーワン(特に管玉製作技術)が、弥生・古墳時代に全国の…

管玉(くだたま)づくりが見せる古代の地場産業的ものづくり文化と精神【新穂村玉作遺跡群】佐渡は古代のタイムカプセル(2)

新穂歴史民俗資料館 新穂と下畑の玉作遺跡群 佐渡の弥生時代(約二千年前)、多種多様な石加工品(石器)、中でも、碧玉と鉄石英の細型管玉、ヒスイやメノウの勾玉を作っていた。 特に面白いのは、工程ごとに集落で分業し、地域全体として玉・管玉を生産供給…