ものづくりとことだまの国

縄文・弥生・古墳時代の謎。古神社、遺跡、古地名を辿り忘れられた記憶、隠された暗号を発掘する。脱線も多くご容赦ください

ものづくり日本

【ホケノ山古墳展】感激!幻の太陽紋鏡(内行花文鏡)に出逢う〜その1

三連休最終日、15日まで開催中の #橿原考古学研究所付属博物館 #ホケノ山古墳 展を見学。出展史料に #大神神社 所蔵の #内行花文鏡(#太陽紋鏡)の破片も。私には #ヤマト創世記 の古代妄想を繫ぐ「幻の」銅鏡です 目次 ホケノ山古墳〜ヤマト王権の成立へ 展…

【上賀茂の御神水野菜】今も続いている「恵みの水」を大切にする伝統

古代 #鴨族 が #山背 に拓いた #上賀茂。#大田神社 の丘陵(#ヤタガラス、鴨の山)からの傾斜地は水豊かな稲作地帯だったはず。#上賀茂神社 を経て流れる #明神川 の御神水は今も #上賀茂野菜 づくりに利用されています 目次 上賀茂野菜 京都伝統の振り売り …

【亀の瀬地すべり歴史資料室】明日香・亀石伝承のまま。大和川の閉塞で亀岩が動くと奈良と大阪は泥の海

大和川の #亀の瀬。背後の山体(#龍田山?) は地すべりを繰り返し、大和川を閉塞させ奈良盆地と大阪平野の洪水を引き起こしてきました。そのメカニズムと現在の対策を知るため #亀の瀬地すべり歴史資料室 を見学 目次 亀の瀬 亀の瀬地すべり歴史資料室 推定…

【松岳山古墳】石棺を挟んで立てられ、孔が彫られた謎の立石【天の磐船(アメノイワフネ)】

河内と大和の国境であった国分(国分、大阪府柏原市)。大和川を見下ろす南岸の丘陵地に #松岳山古墳(まつおかやまこふん、前方後円墳)。墳丘部で露出した #石棺 と南北に立てられ穴が彫られた謎の #立石 を見ることができます #天の磐船 目次 大和と河内…

【巣山古墳(3)】出土した準構造船は高田川水域を支配した海人集団のこん跡【喪船】

巣山古墳の最終回。古墳外周から #準構造船 が出土。復元された船体を広陵町文化財保存センター(土日祝日休み)で見学できます。縄文以来の丸木舟に舷側と堅板の構造物を載せた船を準構造船といいます #高田川 #葛城氏 # 武内宿禰 目次 「喪船」とされる準…

【清荒神(きよしこうじん)】古い時代と今の時代が混ざる参道商店街【荒神ほうき】

兵庫県宝塚市 #清荒神(きよしこうじん)参拝。参道に並ぶお店の看板を眺め、露店を覗きながら歩いて約1キロで山門です。#荒神ほうき #荒神松 目次 清荒神(きよしこうじん) 参道の景色 本文 清荒神(きよしこうじん) 阪急宝塚線・清荒神駅下車。 駅前か…

【巣山古墳(2)】「クニ」の水辺を拓き守る海人集団をイメージさせる水鳥型の「シマ」【島状遺構】

奈良県広陵町 #巣山古墳 2回目。#二上山 を眺める #島状遺構(出島状遺構)。今は周濠の水底に隠れていますが、ここからは #水鳥型埴輪(3体セット)のほか、何種類かの #形象埴輪 が多数出土しました。#広陵町文化財保存センター 目次 巣山古墳からの(二…

【巣山古墳(1)】水鳥形埴輪と準構造船が出土した馬見古墳群中、最大最古の巨大古墳

津堂城山古墳(大阪府柏原市、古市古墳群)で出土した #水鳥形埴輪(3体セット)が #巣山古墳(奈良県広陵町、馬見古墳群)でも出ていたことを知り #大和川 流域の二つの古墳が対を成すのではないかと見学に #広陵町文化財保存センター #準構造船 目次 とも…

【屯倉神社】古墳時代中期。河内王朝のパワーの基盤となった穀倉地帯【依網屯倉】

新大和川の南、松原市 #屯倉神社(みやけじんじゃ)。かつての大穀倉地帯 #依網屯倉(よさみやけ)のこん跡。今は #菅原道真公 を祀ります。境内に屯倉の米と銘水(酒屋井)による酒造の神を祀る #酒屋神社。境内の梅が見頃でした 目次 屯倉神社(みやけじん…

神と仏を描くアーティスト【棟方志功】太陽と月をまなこに秘めたお不動さん

先日紹介した #円空展(#あべのハルカス美術館)。見学後、美術館売店で #棟方志功 さんの版画を数点鑑賞。その中の #お不動さん と凡聖一如という文字が描かれた作品を見て気づかされたことがありました。 目次 棟方志功さん ミニ棟方志功展(笑) お不動さ…

朽木(くちき)に神仏を彫り生涯を布教に捧げた放浪の仏師【円空展】

あべのハルカス美術館(大阪市阿倍野区)で #円空展 が始まり、早速、見学に。初期から晩年までの代表作を集めた貴重な展覧会。仏師だけでなく歌人としての #円空 さんも紹介されていました 目次 円空展(あべのハルカス美術館) 放浪の布教仏師・円空(1632…

土師氏と伏見の話(1)京都の伏見と奈良の伏見

例えば京都。京都盆地有数の名水・名酒で知られ、伏水が湧く地であることから #伏見 という名が生まれたというのが定説ですが、私は伏見の由来は #土師氏 ではないかと推理しています。 目次 土師氏と伏見(京都) 土師氏と伏見(奈良) 「伏拝、ふしおがみ…

【布施戎神社】日本一の「えべっさん」に釣り上げられる「ぐるぐる目玉」の大鯛

摂津河内(大阪)と大和(奈良)を結ぶ古代のウォーターフロント・ものづくりの中心地であった #古代河内湖 の南岸。大阪市内からほど近い #布施(ふせ)の #布施戎神社 を参拝 #足代 # 網代笠 #菅笠 目次 布施戎神社 布施戎神社 境内 886年創建の都留彌…

天空に現れる龍神さまや火の鳥【雷・稲妻】稲作弥生時代の利用法

昨夕は全国的に雷雨が発生していた模様。夕方ウォーキングで雷。光る夜空を眺めていて #高鴨神社(奈良県御所市鴨神) 宮司さんが #鴨族 に言及されていたことを思い出しました #稲妻 #宮沢賢治 目次 龍神さま 火の鳥 花火 稲作弥生時代の雷利用法 本文 夕方…

【大阪城】大手門と千貫櫓の桜【雨中の花見】

はじめに 桜が満開の週末も、あいにくの曇天と雨。天気には逆らえませんね。まぁそれもよしかと、朝から降り続く雨の中 #大阪城 へ #花見 の散歩 #大手門 #織田信長 #千貫櫓 目次 雨の日、早朝の花見 大手門の桜 千貫櫓(せんがんやぐら)の桜 本文 雨の日、…

【伊勢志摩と諏訪】こだわりの石器を求めて旅をした石器〜縄文時代のご先祖様

はじめに 伊勢志摩地方は、石器時代から縄文時代を通じて、はるか昔から人々がすみ続け、遠くの #諏訪 #二上山 と行き来していたことがわかっています。 #黒曜石 #サヌカイト #下呂石 目次 石器時代〜縄文時代を通じて遠く交流する人がいた伊勢志摩地方 伊勢…

希少な紫で描かれた海女さんのドーマンセーマン

はじめに 巻き貝の分泌腺からわずかに採れる #貝紫。シーザーが身につけ、クレオパトラの船の帆に使われました。そんな超希少カラーを #伊勢志摩の海女さん たちは #ドーマンセーマン の護符に使ってきました 目次 隠れドーマンセーマンを探す 海女さんの貝…

【ヤマト創世記】箸墓古墳とホケノ山古墳を結ぶラインが指し示す古代史【太陽と龍神 三輪の信仰】

はじめに 古墳時代幕開けの前期古墳 #箸墓古墳 #ホケノ山古墳 の墓域中心を結ぶラインは東の #巻向山 を指します。この事実から現段階で推理できることを過去記事を含め整理 目次 箸墓古墳とホケノ山古墳が結ぶライン 二つの古墳を結ぶラインの先に…ヤマト創…

【箸墓古墳】周濠を歩く2023見学会に参加【箸中大池】

はじめに 桜井市観光協会が主催する「#箸墓古墳 周濠を歩く2023」に参加。日ごろ立ち入ることができない北側 #箸中大池 水辺の様子です。#巻向山 目次 箸墓古墳周濠を歩く2023 箸墓古墳 西側周濠 箸中大池の水辺 箸墓古墳から『鳥見』 本文 箸墓古墳周濠を歩…

【伊勢神宮】熨斗(のし)あわびの長い歴史【御料鰒調製所】

はじめに 人にものを贈ったりするとき「熨斗(のし)を付ける」といいますが、起源は #伊勢神宮 創設期 #海女さん の献上物にさかのぼるんですね #熨斗あわび #倭姫 目次 伊勢神宮御料鰒調製所(いせじんぐうごりょうあわびちょうせいしょ) 海の博物館 熨斗…

【海士潜女神社】海女さんを祀る全国唯一の古社【倭姫命とお弁】

はじめに 漁港の街 #国崎(くざき)#海士潜女神社。垂仁天皇の皇女 #倭姫(やまとひめ)は #海女 の #お弁 より献じられた鰒(アワビ)を #伊勢神宮 の神饌としました #かづきめ #くぐりめ #熨斗鰒 目次 海士潜女神社(あまかづきめ、または、あまくくりめ …

飛鳥時代の石造文化【飛鳥石】の石切り場【薬師堂のお滝場】

はじめに 明日香の石造文化。#飛鳥石 は #石舞台古墳 を始めとする古墳にもよく使われました。その石切り場と云われる薬師堂近くの断崖とお滝場を見学 目次 地図では薬師堂が目印 滝があるかつての飛鳥石の採石場 飛鳥石のかつての採石場跡とされる崖(薬師…

富雄丸山古墳と宝来山古墳(垂仁天皇陵)の太陽方位の共有(同伴性)

はじめに 学術論文のようなテーマになってしまいましたね日本書紀 #垂仁天皇 #野見宿禰 のよく知られた話から、#宝来山古墳 が垂仁天皇陵ならば、太陽方位を共有する#富雄丸山古墳 の被葬者は!? 目次 奈良盆地北西の「トミ」伝承地エリア 「トミ」に関連す…

【宝来山古墳(垂仁天皇治定墓)】三羽の大鳥を眺める不老不死の常世国に通じるシマ

はじめに 第11代 #垂仁天皇 治定墓 #宝来山古墳 に三羽の大鳥。その壮大で緻密な景観づくりには、被葬者の不老不死と復活再生への強い祈りが込められているように思います #蓬莱山 #常世国 目次 春日の大鳥、生駒の大鳥 宝来山古墳で鳥見(垂仁天皇陵治定墓…

【富雄丸山古墳 盾形銅鏡】「サカイ」を守る鋸歯文【盾形埴輪】【隼人の楯】

はじめに 銅鏡として史上最大の #盾形銅鏡(#富雄丸山古墳)の発見は大きなインパクト。よく似た #盾形埴輪 が #長原高廻り古墳(大阪市平野区)から出土。鋸歯文のデザインは外敵を防ぐ威嚇の意味があったようです #隼人の楯 目次 サカイを守護する超ハイレ…

【富雄丸山古墳】臨時の発掘現場見学会に行ってきました

はじめに 寒い週末は家でと考えてましたが、気が変わって #盾形銅鏡 #日本最大の蛇行剣 がニュースとなった #富雄丸山古墳 臨時の発掘現場の見学会に行ってきました 目次 富雄丸山古墳 富雄丸山古墳 発掘調査現場 盾形銅鏡と日本最大の蛇行剣の出土した現場…

【富雄丸山古墳】摂津河内と大和盆地を繋ぐ謎の古代史エリア【盾形銅鏡・超大型蛇行剣】

はじめに 連日報じられている #富雄丸山古墳(奈良市、古墳時代前期後半、円墳)のニュース #盾形の銅鏡 にはビックリ、2.3mを超える長大なうねうね #蛇行剣 にも驚き #消された河内の古代史 目次 富雄丸山古墳の位置(円墳、古墳時代前期後半) 盾形銅鏡…

【砂沢遺跡】縄文晩期と弥生早期。過渡期の特徴をあわせ持った宇宙人?【弥生の土偶】

はじめに 本州最北で東北最古。弥生早期の水田遺構 #砂沢遺跡 から出土した宇宙人のような姿。縄文晩期(結髪型)と弥生早期(刺突文)、過渡期の特徴をあわせ持つ #弥生の土偶 目次 企画展 岩木山麓の考古学(弘前大学、昨秋) 縄文から弥生 過渡期の水田遺…

【国史跡 垂柳遺跡】弥生時代の北限 津軽平野に拡がる大規模水田遺跡【田舎館村】

はじめに 津軽 #岩木山 の裾野に拡がる大規模な水田遺構 #垂柳遺跡(弥生時代中期)。北部九州をスタートした水田稲作文化、弥生時代の北限 #田舎館村埋蔵文化財センター(2022年10中旬訪問) 目次 田舎館村埋蔵文化財センター(田舎館村博物館、いなかだて…

縄文時代から弥生時代への過渡期【縄文と出雲】文化の融合

はじめに 日本の謎の古代史を考える時、縄文時代から弥生時代への過渡期を知っておくことは大きなポイント。水田稲作の開始が弥生の始まりの定義ですが、西から東(南から北)へ列島各地、トータルで数百年以上の差があります #シャコちゃんには弥生時代の香…