ものづくりとことだまの国

縄文・弥生・古墳時代の謎。古神社、遺跡、古地名を辿り忘れられた記憶、隠された暗号を発掘する。脱線も多くご容赦ください

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あおによし奈良

【哀しみの呼応(1)】磐余の吉備池より 大和二上山をみて詠める【桜井市吉備 春日神社】

まとめ 現世の姉 #大伯皇女 は、#吉備池 から 遠く #大和二上山 をのぞみ、あの世の弟 #大津皇子 を想います。 過酷な運命に翻弄された姉弟の哀しい物語。#万葉集 #磐余 目次 うつそみの 人なるわれや 明日よりは 二上山を いろせとわが見む 春日神社(桜井…

【ヤマト創世記】事代主・首渠神(ひとごのかみ)として神々を連れ飛鳥に鎮座【飛鳥坐神社】

目次 飛鳥坐(あすかにいます)神社 御祭神(式内社) 子孫繁栄・五穀豊穣の陰陽石、おんだ祭 奥の社、元伊勢伝承 創建地についての明日香伝承 御由緒 関連記事 明日香村栢森(かやのもり)、加夜奈留美神社 倭笠縫邑・檜原神社(大神神社末社) 大阪・今宮…

【船形石とマラ石】五穀豊穣、無病息災、子孫繁栄【明日香村の男女一対信仰】【0810追記】

目次 明日香村祝戸(いわいと)のマラ石 フグリ山・東展望台の金比羅大神碑(船形石) マラ石と船形石・明日香伝承 明日香村の男女一対信仰 柏森の女綱と稲渕の男綱 【追記】益田の岩舟(飛鳥で採れない花崗岩製) まとめ 明日香村の古い #男女一対の信仰 #…

都塚古墳の主はあの女帝?【石舞台古墳は用明天皇の墓だった!?(2)】★★★

目次 本居宣長「管笠日記」の記述 石舞台との双墳説もある都塚古墳 都塚古墳の埋葬者は? 豊御食炊屋姫(とよみけかしきやひめ、推古女帝) 記紀・改葬の記述 用明大王(日本書記) 推古女帝(古事記) 欽明系図 石舞台古墳は用明天皇の墓だった!?(1) ま…

石舞台古墳は用明天皇(聖徳太子の父上)の墓だった!?(1)★★★

目次 上宮寺(上居)~石舞台古墳(島庄)のラインの先の島庄遺跡 縄文以来の一等地だった島庄遺跡 用明大王の池辺大宮(いけのべのおおみや) 石舞台古墳は用明大王の墓だった!? まとめ 明日香村の #上宮寺 から石舞台古墳を眺望する先に #用明天皇 の #…

【くつな石】女神の化身 ヘビが宿る巨石の伝承 水源の高龗神【べんてんさん】

目次 巨石イワクラ信仰と高龗神(たかおかみのかみ) くつな石 言い伝え*1 神奈備(かむなび)のたたずまい まとめ 明日香村で #べんてんさん と呼ばれる #くつな石。水源の #高龗神 を祀る #イワクラ だったのでしょうか。昔々、石にノミを打ち込んだ男、割…

【雨降れタンモレ】ふるい水の神・恵みの神への信仰のカタチ【葛神社(明日香村)】

目次 葛は国栖(くず)であり九頭(くず) 明日香村の葛神社(明日香村大字阪田736) 絵馬の起源(あるいは神馬の起源?) 明日香の雨乞い神事、南無天(なもで)踊り まとめ 国栖人(くずびと)の文化が色濃い奥明日香~宇陀~吉野には、葛、九頭など「くず…

【明日香の謎のトライアングル】用明大王・池辺宮(嶋宮)があったところ?★★【島庄遺跡】

目次 島庄遺跡・謎のトライアングル*1 嶋宮(池辺宮)跡の可能性 島庄(しましょう)と上居(じょうご) 完璧な舞台配置★★ まとめ 石舞台古墳 の近く #明日香村島庄(しましょう)に謎のトライアングル。昭和47年(1972年)の発掘調査の結果、一辺42…

【石舞台古墳を見下ろす丘】少年太子の上宮? 上居の上宮寺【明日香伝承】

目次 上宮太子(聖徳太子)の明日香村伝承 上宮伝承 上宮寺 遠望・石舞台古墳 まえがき 聖徳太子は、お父さん(用明大王)の住まい(宮殿)より高い丘(上宮)に住んでいたという、実にシンプルな理由で「上宮太子(皇子)」と呼ばれました。 上宮太子は聖徳…

【トウキ・当帰】當麻寺・中将姫がモデルになった婦人生薬【シャクヤク・芍薬】

目次 中将湯(ちゅうじょうとう) 女性生薬の代表格、トウキとシャクヤク 旦那、当(まさ)に帰る 立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花 大和当帰(ヤマトトウキ) まとめ 葛城市 #當麻寺 の #中将姫 をモデルにしたのが #生薬 #中将湯。ツムラ創業者は奈…

【葛木倭文座天羽雷命神社】二上山の麓 機織物、産育、文武教育の神々が集まる理由【加守神社・葛木二上神社】

目次 葛木倭文座天羽雷命神社(奈良県葛城市加守、式内社) 荒衣(あらたえ)は麻織物、和衣(にぎたえ)は絹織物 (摂社)二上神社(ふたかみ)、加守神社(かむもり) 加守(かんもり、かもり)、掃守、蟹守の由来 出生や保育にまつわる神社の例 全国で一…

【近鉄電車】「あすか万葉」トレイン【里中満智子さん・天上の虹デコレーション】

目次 中大兄皇子、巻1-13 額田王、巻1-18 持統天皇、巻1-28 志貴皇子、巻1-51 作者不詳、巻1-78 大津皇子、巻2-107 まとめ 万葉集は古代妄想から眺めると面白いですね。脚注(記事末)に書きましたが、有名な #持統天皇 の歌は、えっ!?と思うところ…

【大和 二上山あたり】近鉄南大阪線 二上神社口~当麻寺【近畿自然歩道】

目次 奈良県葛城市・近畿自然歩道マップ 近畿自然歩道の景色(奈良県葛城市) 当麻寺(たいまでら) 奥院 浄土庭園 当麻寺参道~当麻寺駅 本文 大和二上山の麓の近畿自然歩道を歩きました。 奈良県葛城市・近畿自然歩道マップ 二上神社口~当麻寺に並行して…

【桜井茶臼山古墳】水銀朱で真っ赤に彩られた巨大石室【桜井市・鳥見山あたり】

目次 三輪山周辺の巨大前方後円墳・4基 鳥見山(とみさん)周辺の2基 真っ赤な石室(外山(とび)の桜井茶臼山古墳) 宇陀・吉野の水銀朱と神仙世界 要約 奈良盆地の東南部 #三輪山と #鳥見山 の間 #初瀬川 が #大和川 に変わるあたりは #古代ヤマト のク…

【鹿嶋神社】大和二上山のふもとに海人信仰「鹿島の神」が鎮座する理由★★★

常陸国一之宮(現茨城県の第一番の神社)鹿島神宮の御神祭・タケミカヅチを鎌倉の1172年に勧請(お呼び)した神社が、本日紹介する鹿嶋神社(奈良県香芝市下田西1丁目9−3)。 近鉄・大阪線、下田駅前の国道165線(旧伊勢街道)に面して鎮座してい…

【近鉄電車】ヤマトと難波をつなぐ古代の道・考

ゴールデンウィークに引っ越して2ケ月。 上本町駅(青の大阪線の始発)には歩き、アベノ(緑の南大阪線の始発)にはバスで行きやすく、近鉄電車をよく利用するようになりました。 最近のブログ記事、近鉄沿線が多いのはそういうワケです。 近鉄沿線図(路線…

【桜井市・鳥見山あたり】重なる『とみ・とび』の語感とイメージ【外山・等彌・鵄】★★

二つの鳥見山。ひとつは「とりみやま」、ひとつは「とみさん」 二つの鳥見山(桜井市、宇陀市) 神武大王の 祀りの庭『鳥見の霊畤、とみのれいじ』があったと伝えられている鳥見山。 日本書記で伝えられるその所在について、二説があります。 ● 現在の墨坂神…

【古代ヤマトの国見・考】東の三輪山 西の二上山【クニを護る 御神体の山】

古代、大王(おおきみ)が高い所にあがって『国見、くにみ』できる範囲がクニと考えられていました。 『ヤマトのクニ』の主要な舞台は、おおよそ、周囲を山に囲まれた大和盆地(大和平野)。 大王の『ヤマトのクニ』のイメージ 飛鳥時代、甘樫丘(あまかしの…

【墨坂神社】始まりの六神、あわせて墨坂大神【日本最古の健康を祀る社】

墨坂神社から北の鳥見山(とりみやま)(2019年9月) 日本書記の崇神紀(第10代)に『疫病を鎮めるため、赤盾八枚、赤矛八竿を墨坂の神に祀り、黒盾八枚、黒矛八竿を大坂の神に祀る』とあり、これが由緒になって、墨坂は「日本最古の健康の神を祀る神社」と…

【大和 二上山あたり】古代大坂越えの道の神様(2)【逢坂・大坂山口神社】

古代大和(右、奈良)と河内(左、大阪)をつなぐ峠道 北の生駒(いこま)山系と南の葛城(かつらぎ)山系の間の開口部、大和二上山(にじょうざん)の北部一帯を、古代には『大坂(おおさか)』と呼びました。 西の河内平野、東の大和盆地から続く大きな坂…

【大和 二上山あたり】古代大坂越えの道の神様(1)【穴虫・大坂山口神社】

大阪府と奈良県の県境、北の生駒山系と南の葛城山系の間に、いくつかの峠道があり、古代の大和と河内をつなぐ交通路でした。 北から関谷峠(国分峠)、穴虫峠、岩屋峠、竹内峠(竹内街道)、平石峠。 瀬戸内海につながる河内平野から、大和に向かう『古代大…

【法隆寺 薬師如来坐像】古代の「天皇」の呼び方【ふくよかな微笑の「裏」に隠された飛鳥・斑鳩の謎 】

ここでは奈良時代より前の話をします。 お気づきになっている方もいるかもしれませんが、最近、当ブログでは、大王(おおきみ)という言葉を使うようになりました。 例えば、第16代仁徳天皇というのをやめて、仁徳大王という風に。 しかし、第40代天武天…

天を翔ぶ龍 水を駆ける龍 地に潜る龍【龍神?写真コレクション】

最近、マイブームの『龍』。 過去にアップしたものもありますが、ドラゴンの写真を集めてみました。 天を飛ぶ龍 7年前、元旦の日の出、難波宮から撮影したドラゴ・・・いやスネーク、いやツチノコ雲。(id:kaedeya さん。う、うなぎ!?) 2013年は巳年…

【葛乳酸菌で豆乳ヨーグルト】デザートやめれば完璧?ダイエット食【もち麦フレーク】

先日紹介した最近の私の朝ごはん。もち麦フレーク。 www.zero-position.com もち麦だけで牛乳ひたひたにして食べるものの 味がない。 食物繊維で朝食ダイエット(朝の血糖コントロールでその日の食欲を抑制)にはよいのはわかってるけど、少し飽きてきました…

【発掘・EXPO70(14)】日本の歴史 世界に何をどのように発信する?【日本館】

日本館 夜景 大阪万博期間中の人気投票では『国内パビリオン52館中、一位が松下館、二位が古河パビリオン、三位が日本館、四位が三菱未来館』となりましたが、ここでは三位に選ばれた日本館(日本政府館)の日本史展示について。 シンボルマークの桜の花び…

【葛城山麓の古代史(3)】笛吹連 火のプロフェッショナル 金属精錬加工集団【葛木坐火雷神社 笛吹神社(3)】★★

このシリーズ1回目で、葛木坐火雷神社(かつらぎいますほのいかずちじんじゃ、通称は笛吹神社)のご由緒を紹介しました。 www.zero-position.com 葛木坐火雷神社 笛吹神社 本殿への石段 気になっているのが、次のあたり(ご由緒の開物の現代訳より一部抜粋)…

【古代のスーパーマン】壬申の乱(672)で大活躍 縄文血統 国栖の海人族

縄文時代以降、日本の歴史は、弥生 ⇒ 古墳 ⇒ 飛鳥 ⇒ 奈良時代と変遷します。 www.zero-position.com 古墳時代は物部氏が滅亡した『丁未の乱(587年)』とともに終わり、神仏混沌 の飛鳥時代が始まり、 www.zero-position.com 飛鳥時代は『壬申の乱(67…

【発掘・EXPO70(12)】中宮寺がモデル 水面に映える天平の赤と竹林の緑【松下幸之助さんが投じた一石】

大阪万博当時、大人たちの間で難しい議論が交わされていたようです。 曰く『日本万博は伝統表現を通して日本文化を発信するのか、世界の潮流、商業主義に乗っとって未来技術を発信するのか。』 世界の万国博覧会に付きまとう永遠のテーマのようですね。 もち…

【葛城山麓の古代史(2)】レアな神社古墳と大王クラス?の石室・石棺【葛木坐火雷神社 笛吹神社(2)】★★

前回からの続きです。 www.zero-position.com 奈良県指定史跡 笛吹神社古墳 笛吹神社(葛木坐火雷神社)の本殿の裏(西側)に、笛吹神社古墳があります。 まるで古墳が御神体のような、神社(祭祀)と古墳(墓)が隣り合っている形式は、たいへん数少ない例…

【葛城山麓の古代史(1)】大和三山を眺める丘から【葛木坐火雷神社 笛吹神社(1)】

昨年(2019年)10月、紅葉が始まる少し前、奈良県・葛城(かつらぎ)市、大和盆地の西側、葛城山の麓の丘に鎮座する葛木坐火雷神社(かつらぎにいますほのいかづちのじんじゃ)にお参りしました。 笛吹神社の丘から東の大和三山を望む(国見の視点) 地元…