ものづくりとことだまの国

縄文・弥生・古墳時代の謎。古神社、遺跡、古地名を辿り忘れられた記憶、隠された暗号を発掘する。脱線も多くご容赦ください

2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

【難波の堀江】歴代大王の四宮(基礎知識)と仏教伝来期【古代上町半島・考】

史跡や伝承は負けないぐらい多いのですが、近畿では、奈良や京都に比べて、大阪・難波の古代史は影が薄いですね。 幾たびも戦闘(戦争・空襲)で荒廃し、秀吉公の時代以降、一環して商(あきない)と都市開発を優先してきた歴史ですから 例えば、難波史の古…

【民のかまど】仁徳天皇が国見した方向は? 西か東か【東高津宮で考える】

先日紹介した産湯稲荷神社の西北の方角(徒歩で約5分)に東高津宮(大阪市天王寺区東高津町4−8)が鎮座しています。 東高津宮 もともと、現在の近鉄上本町駅のところに鎮座していたのですが、駅の拡張工事のため、昭和七年(1932年)、真北に約330メー…

【古代の謎を繋ぐワンピース】眞名井の清水-産湯の玉之井-藤原氏の源流【産湯稲荷神社(2)】

先日の続き www.zero-position.com 産湯稲荷神社 産湯玉之井 産湯稲荷神社の境内北側、小さな鳥居をくぐって下ったところに、産湯(うぶゆ)の名の由来となった、産湯玉之井という井戸があります。 産湯稲荷神社 産湯玉之井 ご由緒には、神代の昔、大国主命…

【大阪・上町台地の龍穴】みず湧き、みどり濃い、街中の異空間【産湯稲荷神社(1)】

目次 産湯稲荷神社(うぶゆいなりじんじゃ) 鎮座地の地形図(国土地理院・標高地図) 桃が池公園のネコ弁天様 御由緒と御祭神 宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ) 下照比売命(したてるひめのみこと) 大小橋命(おおおばせのみこと) アラハバキ解・汎日…

海に浮かぶドラゴン【古代上町半島 てっぺんは龍神の頭】

縄文以来の日本列島の古代を考えるのに、大阪ほどわかりやすいところはないと思います。 私が全国どこでも遺跡や史跡をめぐる時、大阪で培った知識、やり方をベースに考察します。 何より一番に、その場所の当時の地形(海抜)を想像します。 例えば、古い時…

【三面大黒堂 四天王寺】火と水と竈 『三方よし!』で安全第一・無病息災 キッチンと家族の健康を守る三面の神様

はじめに 四天王寺さんの #三面大黒堂。もとは南大門の西、万灯院の後ろ、梅園の中にあったのを現在の東門のところに遷したそうです。御本尊は #大黒天 右に #弁財天 左に #毘沙門天 の顔を持つ #トリムールティ。交差するダイコンが御神紋。江戸期らしいシ…

【日羅公の埋葬地(4)】古代の行政区・難波の小郡とはどこか?★★【0608訂正バージョンUP】

前回の続きです。 www.zero-position.com 『西畔丘前(西のほとりの丘の先っちょ)』は茶臼山古墳と書きましたが、では『難波小郡』とはどこなのでしょうか。 もちろん、古代に上町半島だった現在の大阪市内に小郡という地名は見当たりませんから、考察する…

【日羅公の埋葬地(3)】難波小郡・西のほとりの丘はどこか?★【荒墓・荒陵 茶臼山古墳】

古代妄想レベル:★★★=MAX ★★=MEDIUM ★=MIN or A LITTLE 1400年前の古墳時代末頃、現在の大阪市内主要エリア(キタ・梅田、ミナミ・難波)は上町半島西側の「海底」。 飛鳥時代まで大阪の古代史は、瀬戸内海と(旧)河内湖に挟まれた、南北に長い柄の…

【六文銭・真田幸村の美学(2)】武士があこがれた武士 つつじの如き真田の赤備え【茶臼山(古墳)古戦場跡】

昨日の続きです。 www.zero-position.com 真田幸村公 ACより(ヨッシーさんの作品) 茶臼山に赤き旗を立て、鎧も赤一色にて、つつじの咲きたるが如し 茶臼山に赤き旗を立て、鎧も赤一色にて、つつじの咲きたるが如し 「真田は日本一の兵(つわもの)。真田の…

【六文銭・真田幸村の言葉(1)】大坂夏の陣・最終決戦地【茶臼山(古墳)古戦場跡】

通天閣 川底池 茶臼山古墳(茶臼山古戦場跡) 茶臼山古戦場跡 恩義を忘れ、私利を貪(むさぼ)り人と呼べるか。 「受けた恩義よりも、金や身分などの欲に溺れる者は果たして人と呼べるだろうか」という有名な名言です。 恩義を忘れ、私利を貪(むさぼ)り人…

【日羅公の埋葬地(2)】天満・日羅公の碑 四天王寺・古代文字の碑

前回・将軍地蔵尊、日羅像(碑は昭和28年、像は制作年不明) www.zero-position.com 先日、ご紹介した肥後熊本生まれの日羅(にちら)公。 半島の百済(くだら)にわたって、王に次ぐ位・二位達率(だちそち)という大変高い位に出世した人で、 敏達大王(…

【葛乳酸菌で豆乳ヨーグルト】デザートやめれば完璧?ダイエット食【もち麦フレーク】

先日紹介した最近の私の朝ごはん。もち麦フレーク。 www.zero-position.com もち麦だけで牛乳ひたひたにして食べるものの 味がない。 食物繊維で朝食ダイエット(朝の血糖コントロールでその日の食欲を抑制)にはよいのはわかってるけど、少し飽きてきました…

【発掘・EXPO70(14)】日本の歴史 世界に何をどのように発信する?【日本館】

日本館 夜景 大阪万博期間中の人気投票では『国内パビリオン52館中、一位が松下館、二位が古河パビリオン、三位が日本館、四位が三菱未来館』となりましたが、ここでは三位に選ばれた日本館(日本政府館)の日本史展示について。 シンボルマークの桜の花び…

【日羅公の埋葬地(1)】石碑に書かれた驚きの史実【将軍地蔵尊(大阪市天王寺区上本町)】

長らく大阪に住んでいて、地元の史跡には慣れ親しんでいるものの、それでも見落としていること、見落としていたことがあります。 あまりにも小さな『点』、それは『(歴史として)隠されているから』なのかも知れません。 日羅(にちら)という人物をご存知…

入社以来、在宅研修中の新卒次男 二男系ラーメンでキャリアアップ途上

お題「#おうち時間」 キャリア・・・でスミマセンm(__)m 先日から、やけにアクセス数が多いなと思っていたら『はてなブログ』からの閲覧がトップになっていました。 ブログ開始1年ちょいで初、なんと!はてなブログのトップページで紹介されていたんですね…

【ビルの谷間の小社】大阪 サムハラ神社 平野町護符所

『無傷無病』『延命長寿』災難除けの御利益で有名なサムハラ神社さん。 岡山県の美作加茂(みまさかかも)百百(どうどう)出身の実業家、田中富三郎氏が1935年(昭和10年)に、故郷の日詰山で荒廃していた小社を再興するため、大阪市西区立売堀(いた…

【葛城山麓の古代史(3)】笛吹連 火のプロフェッショナル 金属精錬加工集団【葛木坐火雷神社 笛吹神社(3)】★★

このシリーズ1回目で、葛木坐火雷神社(かつらぎいますほのいかずちじんじゃ、通称は笛吹神社)のご由緒を紹介しました。 www.zero-position.com 葛木坐火雷神社 笛吹神社 本殿への石段 気になっているのが、次のあたり(ご由緒の開物の現代訳より一部抜粋)…

【発掘・EXPO70(13)】タイムカプセル 5,000年後の人類への贈り物【五千年前の列島は縄文中期】

前回(松下館の紹介)の続きです。 www.zero-position.com 松下館の目玉は、斑鳩の中宮寺をモデルにした天平の景色でしたが、子どもの私が興味をひかれたのはタイムカプセル。 松下館パンフレット(当時)より 「未来に伝えたいモノ」の選定では、国内外(世…

ルンバ君 在宅ワークで充電中

大阪城 豊国神社 鳥居前のバラ 大阪城 豊国神社 鳥居前のバラ 4月の緊急事態宣言下、こまごまとしたものを新居に放り込みつつ、ゴールデンウィーク最終日に引っ越しが済みました。 最後はエイヤッ!で詰め込んだ段ボールが、廊下と各部屋に積みあがって行く…

【古代のスーパーマン】壬申の乱(672)で大活躍 縄文血統 国栖の海人族

縄文時代以降、日本の歴史は、弥生 ⇒ 古墳 ⇒ 飛鳥 ⇒ 奈良時代と変遷します。 www.zero-position.com 古墳時代は物部氏が滅亡した『丁未の乱(587年)』とともに終わり、神仏混沌 の飛鳥時代が始まり、 www.zero-position.com 飛鳥時代は『壬申の乱(67…

【発掘・EXPO70(12)】中宮寺がモデル 水面に映える天平の赤と竹林の緑【松下幸之助さんが投じた一石】

大阪万博当時、大人たちの間で難しい議論が交わされていたようです。 曰く『日本万博は伝統表現を通して日本文化を発信するのか、世界の潮流、商業主義に乗っとって未来技術を発信するのか。』 世界の万国博覧会に付きまとう永遠のテーマのようですね。 もち…

令和二年 五月五日 深夜の住吉大社 大阪背くらべ クマンバチ

夜の住吉さん 参詣道と太鼓橋(境内は閉門中) 住吉大社は現在昼間も閉門中ですが、太鼓橋のある参詣道には行くことができます。 夜ランが習慣になった息子ら提供の写真より。 iPhone11の暗視モード、スゴいですねぇ。真っ暗な中の撮影です。 住吉大社 太鼓…

【葛城山麓の古代史(2)】レアな神社古墳と大王クラス?の石室・石棺【葛木坐火雷神社 笛吹神社(2)】★★

前回からの続きです。 www.zero-position.com 奈良県指定史跡 笛吹神社古墳 笛吹神社(葛木坐火雷神社)の本殿の裏(西側)に、笛吹神社古墳があります。 まるで古墳が御神体のような、神社(祭祀)と古墳(墓)が隣り合っている形式は、たいへん数少ない例…

【発掘・EXPO70(11)】大阪万博事件簿【始まった”超密”の時代】

目が光る太陽の塔 後にも先にも、日本のイベント史で最大のものはEXPO70、大阪万博(正式名称:日本万国博覧会)でしょう。 1970年3月14日から9月13日までの半年間(183日)の会期期間に6,400万人。計算では1日平均35万人の入場者を大阪…

【葛城山麓の古代史(1)】大和三山を眺める丘から【葛木坐火雷神社 笛吹神社(1)】

昨年(2019年)10月、紅葉が始まる少し前、奈良県・葛城(かつらぎ)市、大和盆地の西側、葛城山の麓の丘に鎮座する葛木坐火雷神社(かつらぎにいますほのいかづちのじんじゃ)にお参りしました。 笛吹神社の丘から東の大和三山を望む(国見の視点) 地元…

【令和二年目】大阪城ブルーライトアップ/護摩行/巫女舞【願いはひとつ】

2020年4月30日、大阪城ブルーライトアップ 長男と三男の夜中ランニングより。 大阪城ブルーライトアップ 大阪市広報HP(医療従事者に感謝の気持ちを表すブルーライトアップを行います!)よりコピペ 自らをリスクにさらしながら最前線でコロナウイルス感染症…