ものづくりとことだまの国

縄文・弥生・古墳時代の謎。古神社、遺跡、古地名を辿り忘れられた記憶、隠された暗号を発掘する。脱線も多くご容赦ください

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四天王寺

海に浮かぶドラゴン【古代上町半島 てっぺんは龍神の頭】

縄文以来の日本列島の古代を考えるのに、大阪ほどわかりやすいところはないと思います。 私が全国どこでも遺跡や史跡をめぐる時、大阪で培った知識、やり方をベースに考察します。 何より一番に、その場所の当時の地形(海抜)を想像します。 例えば、古い時…

火と水と竈 『三方よし!』で安全第一・無病息災 キッチンと家族の健康を守る三面の神様 【三面大黒堂 四天王寺】

三面大国堂 大提灯 緊急事態宣言の閉堂中(5月16日)で、御本尊を拝むことはできませんでしたが、四天王寺さんの三面大黒天像は、 正面に大黒天、右面に弁財天、左面に毘沙門天の顔を持っています 三面大黒天像(永代供養の看板) 三神一体・トリムールティ …

【日羅公の埋葬地(3)】難波小郡・西のほとりの丘はどこか?★【荒墓・荒陵 茶臼山古墳】

古代妄想レベル:★★★=MAX ★★=MEDIUM ★=MIN or A LITTLE 1400年前の古墳時代末頃、現在の大阪市内主要エリア(キタ・梅田、ミナミ・難波)は上町半島西側の「海底」。 飛鳥時代まで大阪の古代史は、瀬戸内海と(旧)河内湖に挟まれた、南北に長い柄の…

【日羅公の埋葬地(2)】天満・日羅公の碑 四天王寺・古代文字の碑

前回・将軍地蔵尊、日羅像(碑は昭和28年、像は制作年不明) www.zero-position.com 先日、ご紹介した肥後熊本生まれの日羅(にちら)公。 半島の百済(くだら)にわたって、王に次ぐ位・二位達率(だちそち)という大変高い位に出世した人で、 敏達大王(…

【日羅公の埋葬地(1)】石碑に書かれた驚きの史実【将軍地蔵尊(大阪市天王寺区上本町)】

長らく大阪に住んでいて、地元の史跡には慣れ親しんでいるものの、それでも見落としていること、見落としていたことがあります。 あまりにも小さな『点』、それは『(歴史として)隠されているから』なのかも知れません。 日羅(にちら)という人物をご存知…

【聖徳太子の創建以来初】四天王寺さん しばしの別れ【4月10日から期間未定で閉堂】

先日、住吉さんが4月8日から『閉門』するのを聞き、大阪にも非常事態宣言が出たこともあり、何かあるのかなと思っていたが、 www.sumiyoshitaisha.net 四天王寺さんも4月10日(金曜日)から期間未定で『閉堂』する 四天王寺さん 4月10日から閉堂のお…

夕陽と桜(1)こぼれる光

大阪市内も久しぶりの青空で桜も満開。夕方から近所を花見散歩。 まずは四天王寺さんから。左に五重塔、右にあべのハルカス。 四天王寺さん丸池(鏡の池) 四天王寺さん 丸池(鏡の池) 四天王寺さん 五重塔 四天王寺 丸池(鏡の池) 四天王寺さん境内の亀遊…

春のお彼岸 人静か・色鮮やかな四天王寺さん【ブログに書いて断捨離中】

春のお彼岸、四天王寺さん 春分の日。いつもの四天王寺さんはお彼岸の露店で賑わうが、今年は例の件で、出店もなく、人出も少ない。 創健者の聖徳太子の命日は2月22日、弘法大師(空海)は3月21日で、春のお彼岸は聖徳太子さんの月命日、お大師さんの祥月命…

【幻の元四天王寺】古代の海と河が接する所 信仰の中心地 森の宮あたり【鵲森宮 古地図 】

鵲森宮(かささぎもりのみや、森の宮神社)の社務所で、宮司さんに話をお聞きしている時、平安後期、鵲森宮が描かれたという古地図を見せていただき、了解の上、撮影させていただいた(上が東、左が北、右が南の地図) 参詣者からよく話を聞かれるので、説明…

大阪市内 秦氏のこん跡 四天王寺・夕陽丘周辺

秦氏(はたうじ)のことをもっと知りたいと思うようになったのが「下鴨神社と上賀茂神社」の違い、から。 これは「行ってみればわかる話」だが、同じ賀茂社なのに雰囲気が違う。 個人的感想だが、下鴨社は「カジュアル」、上賀茂社は「フォーマル」な感じ。…

四天王寺 2019秋 大古本祭(~10月9日)古代・歴史の掘り出し物(アイヌ語、津軽史、原田大六、京都など)

春と秋の年二回、恒例の四天王寺さん、古本祭に行ってきた。 ブログを始めてから初で、ネタ探しもあって、掘り出し物を探す目付きが、今までとは違うと思う 笑 全部で15冊、5,000円ちょい(値段交渉あり) 北海道・東北関係 アイヌ語 津軽の歴史 一番…

日想観 四天王寺の石鳥居にしずむ夕陽 神も仏もいる国で

四天王寺 2019年 秋分の日。あいにくの雲 先日の四天王寺さんのお彼岸のにぎわいの記事で、まじょまじょさん(id:eikoobasan)から「日想観」について、ご質問いただいた。 富士山の美しい姿を届けてくれる方で、ブログ更新を楽しみにしている人のひとりだ。…

お彼岸の四天王寺さん ツッコミどころ満載 「何でもありまっせ」カオスな「市」の賑わい

大阪・四天王寺さんの境内には、毎月太子さんの月命日(21日)に「お大師さん」の露店が出る。 ややこしいが「太子さん」は聖徳太子、「お大師さん」は弘法大師・空海さんだ。 中でも一番、賑わうのが春と秋のお彼岸の時期、各一週間。 毎月のお大師さんの…

奥明日香・入谷からの視界(のぞき穴)が示唆すること 古代情報戦の最前線

奥明日香-アベノハルカス(大阪市) 視線 昨日の記事のあと、考えたことがあり、忘れないうちに書いた記事。 入谷(にゅうだに)に海人族がムラをつくっていたが、大海人皇子(おおあまのおうじ、後の天武天皇)がたびたび訪れた理由。 まず、推測できるの…

信濃と大阪・上町台地(3)物部守屋の影 諏訪大社・古代妄想ガイド★★

諏訪大社上社本宮、上社前宮、守屋神社、守屋神社奥宮。 諏訪大社上社本宮 上社前宮 守屋神社 私の古代への興味の原点は、四天王寺金堂の鳥居と物部守屋祠(ほこら)の位置関係だった。 くわしくは[こちら(鷹の止まり木、怨霊のキツツキ伝説)をご覧いただ…

信濃と大阪・上町台地(1)生島足島神社と生國魂神社 善光寺と四天王寺 野沢菜と天王寺蕪

信州(信濃の国)に惹かれる。 中学生の時、自分たちの学年から修学旅行の行き先が信州に変わりそれ以来。 何度も行きたい旅先であり続けるが、古代に興味を持つようになって、また格別に惹かれるようになった。 私が住む大阪・上町台地と信州には、古来から…

住𠮷さんあたり(7)出雲と物部 二つの古代が交わるところ ★★宗像三女神を探して(4)

古代妄想レベル:★★★=MAX ★★=MEDIUM ★=MIN or A LITTLE 南北の女神ライン(石舞台~生根神社)。東西の男神ライン(西から太鼓橋・第三・第二・第一本宮。楠珺社) 住吉大社のライン 住吉大社で宗像三女神を探す!(1)~(3)をまとめた地図。 (テーマ…

(神社めぐりで発見)異体字って知ってますか?

先日の大阪七福神めぐり・大国主神社の狛ネズミのオスとメス。 神社に参ってますと、ああいった発見が時々あります。笑 狛犬(こまいぬ)にもメスとオスがあります。 造られた時代や神社・寄贈者の意向など、新しく造られたものにはない例も多いようですが、…

🎵○ホとケムリは高いとこ登る 史上初!? 五重塔の倒壊事故(昭和9年)

明治期の四天王寺さん。金堂・五重塔は江戸後期・文化9年(1819)に再興されたもの 明治の頃の四天王寺さん。 金堂・五重塔は江戸後期、文化9年(1819)に再興されたもの。 この後、昭和9年(1934)の室戸台風で五重塔は完全倒壊、金堂も損壊。 7年後(1941)に再…

(浅草寺と善光寺)水中から突如出現する仏様の話(野沢菜と天王寺蕪)

欽明天皇の時代(552年、または、538年)、百済(くだら)王が献上したインドの仏師が制作した阿弥陀如来像が、物部氏によって難波の堀江(現在の大阪、または、奈良県明日香村)に捨てられた。 それから後、推古天皇の時代(600年)に本田善光が難波の堀江…

七福神(1)布袋さん。我が家を七福神が取り巻いて貧乏神も出るに出られず

*テーマの川柳は笑点より。他の六神は自作川柳(テーマ直下、カテゴリー「七福神」 で検索) 大阪七福神(川柳)、四天王寺、布袋堂(西門さいもん)ほていさん 福をよぶ なで布袋尊(ほていさん) 堂のおばちゃんに聞いて表に置いてある方(呼び込み用)を…

物部さん考(2)「もののふ」は「もののけ」に 古代ヤマト時代の終焉 「物」から「鬼(もの)」へ

「物部さん考」はシリーズで書いています。記事をお探しの場合は、テーマ直下のカテゴリー「物部さん考」をクリックすると一覧ページが表示されます(2020年2月10日現在/シリーズ21話まで進行) ***** 「輸入の鉄」によるものづくりの力を源泉に、ヤマ…

物部さん考(1)元祖・大阪のモノづくり 古代のウォーターフロント

四天王寺が創建されたころの大阪の地形図。 現在とずいぶん違う。内陸型と違い、沿岸型で文明が発展した日本の古代を考えるときの基礎だ。 古大阪湾(難波江、なにわのえ)に対して、上町半島が先端に砂州をつくりながら北に伸びてゆき、それに伴って、東側…

物部さん考(0)鷹の止まり木 怨霊のキツツキ伝説

私の地元、大阪・夕陽丘の四天王寺さん。最後にクイズをひとつ出しています。春分と秋分に夕日が落ちる西門(さいもん)の石の鳥居。夕陽丘の地名はここから起こった。夕日に西方浄土を観想する「日想観」の中心であり、弘法大師の空海さん、親鸞上人、法然…