『無傷無病』『延命長寿』災難除けの御利益で有名なサムハラ神社さん。
岡山県の美作加茂(みまさかかも)百百(どうどう)出身の実業家、田中富三郎氏が1935年(昭和10年)に、故郷の日詰山で荒廃していた小社を再興するため、大阪市西区立売堀(いたちぼり)に建てたのが大阪・サムハラ神社。
八百万(やおよろず)の神々のご先祖様ともいうべき『造化三神』を御祭神に、戦前より災難除けでよく知られた神社です。
(造化三神;天御中主大神(アメノミナカノヌシ)、高皇霊産大神(タカミムスビノカミ)、神皇霊産大神(カミムスビノカミ))
最近では、ネットの拡散で人気が過熱し、指輪型のお守り(指輪守、ステンレス鋼製)が、メルカリで10倍以上の値で取引されるようになったため、昨年7月以来、頒布を中止しています。
さすがに去年のピーク時より減りましたが『サムハラ』の文字が刻印された肌守りの指輪は、今でも20,000円以上、最高値だと50,000円台で出品されています。
サムハラ神社 平野町護符所(大阪市中央区平野町4丁目6−10)
たまたま所用で、実姉と御堂筋近くを歩いていて、雑居ビルの1階にあるサムハラ神社さんの平野町護符所の前を通ったので、お参りをさせていただくことにした。
サムハラさんの護符は人気で、少し離れた立売堀まで足を運びにくい人のために、大阪の中心街、御堂筋の近くに護符所を置いています。
以前近くで働いていた姉は何度か来たことがあるそうで、護符所受付のあるオフィス奥の出口を出たところに小社がありました(お参りする時はオフィスを通り抜けるので、受付の方に一言、声がけしてください)
サムハラさんの御神紋は少し風変わりで『百』と『百』の字を組み合わせています。
創建者の田中富三郎氏のふるさと、美作加茂の百百(どうどう)の地名からつくられたデザインだそうです。
以前、バスツアーで奥の宮(岡山県津山市加茂町)にお参りした時、地元の歴史家の方から『どうどう』と流れ落ちる滝音が地名になったと聞きました。